「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞」とは、理想ではなく、実際にその地域で“生活する”という視点から、「発展性」「住環境」「交通の利便性」「コストパフォーマンス」「教育・文化環境」の5つの基準を設定し、住宅ローン専門金融機関であるアルヒ株式会社の膨大なデータをもとに、住宅や不動産の専門家が参画する選定委員会による公平な審査のもと「本当に住みやすい街」を選定したランキングです。
今回は2023年5月に実施した「本当に住みやすい街大賞2023 in福岡」にランクインした街について、それぞれどのような点が評価されているのか詳しく紹介します。
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新飯塚ってどんな街?
福岡市と北九州市のほぼ中間に位置する、JR筑豊本線「新飯塚駅」(飯塚市)。江戸時代には長崎街道の宿場町として、近代から昭和中期までは炭鉱の町として発展した街です。
2001年に博多駅~折尾駅間を結ぶJR福北ゆたか線で電車の運行が始まって以降、飯塚市は駅やバスターミナルを中心拠点としたコンパクトシティ化を推進。都市開発や交通網の整備を行い、利便性の向上を図っています。
また、市内に「近畿大学産業理工学部」「近畿大学九州短期大学」「九州工業大学情報工学部」が立地する環境を生かし、研究開発と産業振興の拠点が集積する情報都市や学園都市づくりにも尽力。「産・学・官」の連携による街づくりも活発に行われています。
【発展性:3.86点】隣駅の飯塚駅周辺の開発で住環境向上にも期待
2001年に新飯塚駅の新駅舎が完成する頃から、駅の周辺でマンションや戸建てが増加。2018年には、駅の東側に、スーパー「フードウェイ新飯塚店」を核とする商業施設「スパイシーモール新飯塚」が開業するなど、生活の利便性が向上しています。
現在は、隣駅の飯塚駅で「飯塚駅周辺地区整備基本計画」が進行中です。2022年11月には複合型ファーマーズマーケット「KAHO TERRAS(カホテラス)」が開業したほか、2023年7月には約100の専門店を有する「ゆめタウン飯塚」も開業予定。どちらも新飯塚駅から車で10分圏内の場所にあります。
新飯塚駅~飯塚駅間では、歩行者の安全かつ円滑な移動の実現を目指した道路の改修・改築工事も行われており、さらなる生活環境の向上が期待できるでしょう。
【住環境:4.53点】生活利便施設が近接、レジャー施設も増加中
新飯塚駅から徒歩5分の場所にある「スパイシーモール新飯塚」には、スーパーをはじめ、100円ショップやドラッグストアなど商業施設が充実。駅周辺には「飯塚市役所」や筑豊地域唯一の三次救急施設である「飯塚病院」のほか、銀行や郵便局も数多く立地する点からも、利便性に優れた環境と言えます。
駅から2キロメートル以内の距離には、花の名所で知られる「勝盛公園」や「遠賀川中ノ島」など、自然を気軽に満喫できるスポットもあります。新しいレジャー施設も増えつつあり、2023年3月には、筑豊地区最大規模の体育館となる「飯塚市総合体育館」が開館しました。2023年7月には市内初のシネマコンプレックスが導入される「ゆめタウン飯塚」が開業予定で、余暇の楽しみ方が広がりそうです。
【交通の利便性:3.58点】博多・小倉方面へはJRが便利、八木山バイパスの4車線化にも注目
JRの利用で博多駅まで快速で50分弱、小倉駅までは1時間強でアクセス可能。新飯塚駅から徒歩約12分の飯塚バスターミナルから特急バスに乗車すれば、約1時間で天神に到着します。
車であれば、国道200号のバイパス道路と北九州都市高速道路経由で小倉駅までは約60分、国道201号 八木山バイパスと福岡都市高速道路経由で博多駅までは約50分です。八木山バイパスの4車線化工事(2029年全線開通予定)が完了すれば、さらなる時短も期待できるでしょう。
【コストパフォーマンス:4.26点】駅周辺の利便性から考えると高コスパ
2023年5月現在では、3LDKの新築マンションが2,000万円台前半から販売されています。一方、飯塚市と同じく福岡市のベッドタウン化が進む糸島市や久留米市は、3LDKの新築マンション販売価格は3,000万円台が相場です。新飯塚駅周辺の利便性から考えると、コストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。
飯塚市には、筑豊地域(飯塚市、直方市、田川市、宮若市、嘉麻市、小竹町、鞍手町、桂川町、香春町、添田町、糸田町、川崎町、大任町、赤村、福智町)以外からの移住者を対象とした「住宅取得奨励金制度」があります。また、福岡県外からの移住者を対象とした「移住支援金事業」といった移住支援も行われています。近年、飯塚市の地価が上昇傾向にあることから、これらの制度の利用するのも一案です。
【教育・文化環境:3.78点】地域との連携による教育施策でグローバルな人材を育成
本物志向・未来志向の「キャリア教育」を推進する飯塚市。「小中一貫教育」の推進のほか、「プログラミング教育」「経済体験学習」など、市内に立地する大学や地域、企業と連携した多彩な施策で子どもたちの育成に取り組んでいます。
「飯塚市文化会館(イイヅカコスモスコモン)」や「福岡県営筑豊緑地」など、芸術やスポーツに気軽に触れられる施設も豊富で、子どもたちの学び場としても適したエリアと言えるでしょう。
【選定委員会による総括】伸びしろのある高コスパなベッドタウン
かつて“交通の要衝”や“炭都”として日本や九州を支えた街のポテンシャルを生かしつつ、“健幸”をテーマにしたコンパクトシティ化と、“大学力”を生かした地域の活性化で成長を目指す飯塚市。現在進行中の「飯塚駅周辺地区整備基本計画」と「八木山バイパスの4車線化」により、生活の利便性が向上する可能性は大いにあるでしょう。
福岡市や北九州市が勤務地で住環境や教育環境を重視する人にとって、利便性と住宅価格の安さが目を引く新飯塚エリアは、理想的な引っ越し先と言えるかもしれません。
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