【東京都練馬区・新築戸建て】子どもたちに背中を押されて購入。家族のきずなを深めたKさん~前編~

■プロフィール
名前・性別 Kさん 女性
年代(購入時) 40代後半
職業・業種 教員・学校教育
雇用形態・年収 正社員(常勤)・600~800万
家族構成 本人+子ども4人
勤務地・通勤時間 東京都千代田区・1時間弱
社会人歴・転職回数 20年(うち正社員歴14年)・0回
勤務先の社歴(ローン実行時) 14年
■購入物件情報
物件所在地 東京都練馬区
アクセス 10分
物件種別・間取り 新築戸建て(建売)・5LDK
購入価格
頭金
5,980万円
なし
住宅ローン 全期間固定金利型(【フラット35】)9割+変動金利(半年型)1割
住宅ローン 返済額
返済期間
月18万円(ボーナス払いなし)
33年
引越し前の所在地 東京都板橋区
購入前の家賃・間取り 13万円 4DK

4人のお子様と貸家で暮らしていたKさん。建物が老朽化や日当たり、広さなど不満が多く、マイホームの購入を決意されたそうです。“運命の物件”に出会うまでの軌跡を辿ります。

<前編>

快適とは言えなかった貸家暮らし

子どもが4人いるため、部屋数のある戸建てを借りていました。貸家ながらDIYが可能な物件だったため、過去の借り主がリフォームを重ねてきたらしく、全体的にちぐはぐな印象。あまり日当たりが良くないエリアで湿気も気になりました。ネズミが出ることもあり、住み心地が良いとは言えませんでしたね。それでも、ご近所さんが良い方ばかりでしたし、子どもの学区が変わってしまうことを避けたくて、貸家に12年ほど住み続けました。

子どもたちに薦められて一念発起

マイホームを考えたのは、子どもたちと話をする中で、私の年齢から考えて「住宅ローンを組むなら今がラストチャンスなのでは?」と考えたからです。

はじめは、今借りている家を買い取って建て替えたいと思ったのですが、大家さんの了承が得られませんでした。また、最寄り駅から近い物件だったので騒がしさが気になることがあり、せっかくマイホームを購入するのならば、もっと静かに暮らせる環境に引っ越してもいいかなと思うようになりました。4人の子どもと暮らすには、もう少し広いところに住み替えたいという想いもありましたね。

前居では「靴で埋めつくされ毎日が合宿のようだった」という玄関。現在は収納がたくさんあるのですっきりとしまえる。「靴磨きをしている横で『行ってらっしゃい』と息子を送り出せる余裕ができました」とKさん。
前居では「靴で埋めつくされ毎日が合宿のようだった」という玄関。現在は収納がたくさんあるのですっきりとしまえる。「靴磨きをしている横で『行ってらっしゃい』と息子を送り出せる余裕ができました」とKさん。

マンションの購入をキャンセル

「マンションなら段差が少ないから、歳をとってからも暮らしやすいのでは?」と子どもたちに薦められて、一時期はマンションも検討していました。実は一旦、契約を決めた物件があったのですが、居室が3つしかないため、4人の子どもそれぞれに居室を用意することができない状況だったんです。また、「マンションは古くなると資産価値が下がりやすい傾向にある」という話を聞き、少し心配でした。

管理費や修繕積立金も懸念材料でした。息子に「お母さん、定年後も高くなり続ける維持費を払えそう?」と聞かれたとき、言葉に詰まってしまったんです。契約はキャンセルをして、建売住宅や土地を探すことにしました。

3階の和室は四男とKさんの寝室として活用。落ち着いた赤の壁紙を腰壁にように貼り、ポイントにしているところがお気に入りだそう。
3階の和室は四男とKさんの寝室として活用。落ち着いた赤の壁紙を腰壁にように貼り、ポイントにしているところがお気に入りだそう。

予算内で条件を満たす物件が見つからず

不動産会社にお願いして、息子の転校が必要ないよう、現在暮らしている板橋区の学区内で物件を探してもらいました。しかし、戸建ての情報がなかなか出てきません。東武東上線の「成増」「練馬」といった駅の周辺や、埼玉県の「和光市」まで広げて検討したのですが、部屋数が足りなかったり、借地権だったり、高低差のキツイ立地だったり……。なかなか思い通りの物件に出会えませんでした。近所で見つけた条件に合う物件には1億くらいの値が付いていて、全く歯が立ちませんでしたね。

玄関ドアやポストは、レンガ調のタイルを張った壁に映える白で統一。おしゃれで可愛らしい雰囲気を演出している。
玄関ドアやポストは、レンガ調のタイルを張った壁に映える白で統一。おしゃれで可愛らしい雰囲気を演出している。

建売住宅の見学が転機に

そんなとき、大手ハウスメーカーが手掛けた練馬区大泉学園の建売住宅を見に行ったんです。文教エリアで周辺環境はとても気に入ったのですが、駅から遠く通勤が大変そうでしたし、部屋数も足りませんでした。でも、家の造りがとても良かったんです。日当たりや風通しが良く、収納も充実していてすっきりと暮らせそう。こんな家だったら、「寝るために帰る家」ではなく、「休日にのんびり過ごしたくなる家」になるだろうなと、想いが膨らみました。

これが転機となり、マイホームに求める優先順位が変わった気がします。住環境を重視することにして、練馬区全域も含めて探す方向に切り替えました。

(後編はこちら)理想を超えた物件との出会い>>

(最終更新日:2019.10.05)
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