北海道に住むなら知っておきたい魅力! 北海道で住宅ローンを選ぶ賢い方法とは

日本最北の都道府県である北海道でマイホームを購入し、住宅ローンを組むにはどのような選択肢があるのでしょうか。

今回は住宅金融支援機構の集計調査から北海道の傾向を把握し、住宅ローン商品を紹介します。

これから北海道でマイホームを購入しようと思っている人はぜひ参考にしてください。

北海道での暮らしの魅力

冬は気温がマイナスになることが多く、寒さの厳しいイメージがある北海道ですが、北の大地ならではの魅力も多くあります。

ここでは、北海道での暮らしの魅力について紹介します。

高気密高断熱住宅が多い
外気温が低いため、その影響を受けない工夫を凝らした高気密高断熱住宅が多いのが北海道の特徴です。窓もペアガラスやトリプルガラスなどになっているため、室内では暖かくすごせます。

また、積雪量が多いため、北海道では平らな屋根の家も多く見かけす。通常の三角屋根や瓦を利用した屋根だと、屋根に積もった雪が周囲に落ちて近隣に迷惑をかけかねません。そうならないように、北海道では屋根が中央に向かって緩やかに傾斜したスノーダクト式や、屋根の端から雪水が流れる仕組みのフラットルーフ式を取り入れている家もあります。

豊かな自然に囲まれている

豊かな自然が魅力の北海道(写真は上富良野町・深山峠)

北海道は日本の国土面積の20%以上を占めており、札幌市など大きな都会もありますが、一歩郊外に出れば豊かな自然とふれあえます。また、北海道ならではの山の幸や海の幸も豊富です。

北海道を楽しむには半月程度では足りないといわれるほど豊かな自然に囲まれており、北海道に住んでいれば雄大な自然を身近に感じられます。

北海道における住宅ローンの特徴

では、北海道における住宅ローンの特徴を住宅金融支援機構の2022年度集計表から見てみましょう。

出典:住宅金融支援機構 2022年度集計表

北海道の借入額・返済額
北海道での住宅ローンの平均借入額、および平均返済額は以下の通りです。

借入額合計:3,348万5,000円
うち住宅金融支援機構から:3,212万2,000円
うちその他の機関から:136万3,000円
毎月の返済額:10万9,100円

その他の数値として、以下も参考にしてください。

世帯年収:651万4,000円
住宅面積:115.3平方メートル
所要資金額(住宅費用の総額):3,761万5,000円
頭金:413万円
総返済負担率:22.0%

全国平均との比較

住宅ローン統計から見る北海道の家の特徴は

次に、北海道と全国平均の数値を比較してみましょう。

借入額は全国平均より低いにもかかわらず、世帯年収も全国平均より高いため、返済負担率は22.0%に落ち着いています。このことから、北海道は全国平均に比べて世帯年収が高く、住宅取得の所要資金額は低く、借入額や毎月の返済額、そして返済負担率も抑えられ、余裕のある返済となっていることがわかります。

また、北海道ならではの特徴として、住宅面積が広い傾向にある点にも注目したいところです。

北海道で住宅ローンを選ぶ際のポイント

では、北海道で住宅ローンを組む場合、どのような商品を選ぶとよいのでしょうか。ここからは北海道で住宅ローンを選ぶ際のポイントについて解説します。

金利タイプを選択する
金利タイプには、大きく分けて変動金利と固定金利の2つがあります。

変動金利タイプは固定金利タイプよりも当初金利が低めに設定されているのが魅力です。しかし、金利は原則として半年ごとに見直されるため、金利上昇局面では毎月の返済額が増える可能性がある点に注意が必要です。

ただ、変動金利で見直された金利が毎月の返済額に反映されるのは5年後という「5年ルール」や、見直された返済額がそれ以前の125%を超えないといった「125%ルール」が設けられているのが一般的で、金利が大きく上昇しても返済の負担が極端に増えないような工夫がなされています。

また固定金利タイプは、初回の返済時から完済まで金利が変わらないタイプで、毎月の返済額が決まっているため、将来にわたっての返済計画が立てやすいといったメリットがあります。一方、前述のとおり当初金利が変動金利よりも高く設定されている点がデメリットです。

地元金融機関、メガバンク、ネット銀行、モーゲージバンクの商品を比較する
北海道では、地元金融機関やメガバンク、ネット銀行、モーゲージバンクなどがさまざまな住宅ローン商品を提供しています。

金融機関によって住宅ローンの内容も異なるので、複数の住宅ローンを比較して、最終的に自分に合った商品を選ぶことが大切です。

ちなみにモーゲージバンクとは、住宅ローンを専門に取り扱う金融機関のことで、住宅金融支援機構と提携した【フラット35】を主力商品としています。預金業務を行わず、証券化によって住宅ローンの原資を調達しているのが特徴です。

住宅ローン商品の比較

北海道の地元金融機関やメガバンク、ネット銀行、モーゲージバンクの住宅ローン商品にはどのような違いがあるのでしょうか。

各金融機関の住宅ローン商品の例を紹介します。

地元金融機関

地元の金融機関を利用する人は多い

北海道では、地方銀行や信用金庫、労働金庫、JAバンクなどが幅広く住宅ローンを用意しています。

北海道を代表する地銀の住宅ローンの商品内容は以下の通りです。

2024年3月時点の金利
固定金利選択型(特約期間3年):年0.70%
固定金利選択型(特約期間5年):年1.15%
固定金利選択型(特約期間10年):年1.30%

いずれも特約期間が終了すると、全期間基準金利より年-1.50%の優遇が受けられます。また、住宅の購入だけでなく、リフォームにも利用できる点が特徴です。

メガバンク
メガバンクの住宅ローン商品を利用することもできます。メガバンクの住宅ローンの一例を見てみましょう。

2024年4月時点の金利
変動金利型:年0.475%(店頭金利より年-2.0%の割引が受けられます)

アプリやインターネットでの申し込みが可能で、連帯債務で借り入れる際、二人のどちらかにもしものことがあると団体信用生命保険が適用される「クロスサポート」も用意されています。また、団体信用生命保険に8大疾病を保障するものもあります。

ネット銀行
ネット銀行は店舗窓口を持たないため、金利を安くできるのが強みです。一例の住宅ローンを紹介します。

2024年4月時点の金利
変動金利(通期引き下げプラン):年0.298%〜
(ただし、物件価格の80%以下での借り入れの場合)

ARUHI
モーゲージバンクの代表格であるARUHIでは、住宅ローン専門の金融機関として幅広い住宅ローン商品を用意しています。特に【フラット35】では13年連続シェアNo.1を誇っており、オリジナルの変動金利型住宅ローンも提供しています。ARUHIでは、物件が決まっていない段階での住宅ローンの相談も可能です。

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まとめ

北海道では外気温は低いものの、高気密高断熱住宅が多く、家の中では比較的快適に過ごせます。豊かな自然を満喫できるため、北海道への移住に魅力を感じている人も多いのではないでしょうか。住宅ローンの金利タイプをどう選ぶかは、慎重に考える必要があります。

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