熊本県に住む人の住宅ローン借入額の平均とは|住宅の特徴やローンの選び方も解説します

熊本は、今最も注目を集めている地域の一つです。世界最大級の半導体メーカーTSMCの進出をきっかけに、多くの雇用が生まれることが予想され、県内の地域活性化も期待されています。

また、熊本はもともと自然豊かで、住みやすい土地です。水が豊富にあり、熊本市では水道水のすべてが天然地下水であること、食が豊富で果物から海産物まで楽しめること、温泉が多くあることなどから、今後ますます注目が高まりそうです。

この記事では、そんな熊本の住宅事情について詳しく説明します。

熊本県の住宅の特徴

現在、熊本県が取り組んでいる課題は、空き家と地震による災害予防です。

空き家の発生を抑制するための特例措置として、空き家の譲渡所得に3,000万円特別控除を適用したり、空き家バンクを創設・運営し、買い手と売り手をつなぐ取り組みを行ったりしています。また、地震対策として、戸建て木造住宅の耐震診断や耐震工事などの支援があります。熊本県に住宅を建築するときには、このような行政の支援を利用可能です。

熊本県は温暖な気候で、厳しい寒さや積雪の対策はあまり必要ありません。ただ、湿気が多いため、風通しがよくカビにくい材質の住宅がおすすめです。

【2022年度】熊本県における住宅ローンの特徴

熊本県の住宅購入者にはどのような特徴があるでしょうか。熊本県の住宅ローンの特徴を住宅金融支援機構が行った調査から解説します。

【フラット35】利用者の平均年齢、世帯年収など
2022年度に【フラット35】を利用して住宅を購入した人の年齢や家族数、世帯年収の平均値は以下のようになっています。

※1 北部九州:福岡県、佐賀県、長崎県 ※2 南九州:熊本県、大分県、宮崎県,鹿児島県、沖縄県

熊本県における住宅購入者の平均年齢は43.2歳で、全国や九州地方の平均より高くなっています。家族数は北部九州や南九州の平均値と同じ3.4人となっており、全国平均よりも多いことが特徴です。世帯の年収は全国や南九州の中では低いものの、北部九州と比べると高いことがわかります。

住宅ローン平均借入額
【フラット35】を利用して熊本県内で住宅ローンを組んだ人の借入金額や所用資金額、家の住宅面積などの平均値を全国や九州と比べてみると、以下のようになっています。

住宅面積は、全国や南九州より大きく、北部九州の平均値よりは小さくなっています。全国や九州と比べると、熊本県の住宅購入の所要資金額や借入金額が低く、少ない負担で住宅を建てられることがわかります。

住宅ローン平均返済額
住宅ローン【フラット35】の平均返済額の比較は、以下のようになっています。

熊本県の1ヶ月あたりの平均返済額は10万700円で、全国や北部九州・南九州に比べて最も低くなっています。全国と比べると1万1,000円も負担が抑えられている状況です。

住宅ローンを選ぶときのポイント

住宅ローンを選ぶときには、金利や金融機関の種類、返済期間などの観点から選びましょう。それぞれどのようなことか解説します。

金利

住宅ローンの金利は大きく分けて「変動金利」と「固定金利」の2種類があります。

固定金利
固定金利は、契約期間中金利が変わりません。そのため、市場の金利が上がったとしても金利に変化はなく、毎月の返済額が変わらないというメリットがあります。長期的にきちんと返済計画を立てたい人、将来金利が上がるかもしれないと考えている人は、固定金利を検討しましょう。

ただし、固定金利の住宅ローンは、返済中に市場金利が下がった場合でも返済額には反映されず、金利低下の恩恵を受けることはできません。また、契約時は変動金利よりも固定金利のほうが、金利が高く設定されています。

変動金利
変動金利は、半年ごとに返済金利が見直され、市場金利の変化に従って毎月の返済額も変わります。そのため、金利が下がれば負担も減るのですが、金利が上がってしまったときには、毎月の返済額が増えるリスクがあるという点に注意が必要です。

契約時には固定金利よりも変動金利のほうが金利は低く設定されているうえ、2024年2月現在、長年低金利が続いています。そういった状況から変動金利を選択する人は多くいますが、長い返済期間中金利が絶対に上がらないとはいえません。場合によっては固定金利を選んだときより負担が重くなることもあるでしょう。

そのため、変動金利にするかどうかは慎重に検討するようにしてください。

金融機関の種類

住宅ローンを借り入れできる金融機関は「地元金融機関」と「メガバンク」、「モーゲージバンク」の3種類です。それぞれ詳しく解説します。

地元金融機関
地元金融機関は地域に根ざした存在です。地域の人に密着したサービスを提供しており、普段から気軽に利用している人も多くいるでしょう。

ただし、基本的に利用できる居住地域が限られており、誰でも利用できるわけではありません。自身が利用できるかどうか確認が必要です。

メガバンク
メガバンクのメリットは全国に支店があることや、専用アプリなどの機能が充実していて利便性が高いことです。住宅ローンを契約していると、一定回数まで手数料が無料になったり、ポイントをもらえたりするなど、特典がある銀行もあります。

モーゲージバンク
モーゲージバンクとは、住宅ローン専門の金融機関の総称です。多くの場合、金融関連会社や住宅関連会社などが母体となって設立されています。

モーゲージバンクの例として、ARUHIがあります。

若年夫婦や子どもがいる世帯は一定期間の金利を引き下げてもらえる「【フラット35】子育てプラス」や、省エネ性や耐震性を備えた住宅を取得する際に低い金利が適用される「【フラット35】S」など、さまざまなプランが用意されており、自分に合ったお得なプランを選ぶことができます。

【フラット35】にすべき?

【フラット35】は、借り入れ時の金利がずっと変わらない、全期間固定金利の住宅ローンです。最長35年間の借り入れができるため、毎月の返済額を少なくしたい人や、長期で計画的な返済をしたい人におすすめの住宅ローンといえます。

【フラット35】は比較的金利が低いうえに、審査の間口が広く、派遣社員や契約社員、自営業でも借り入れできることが特徴です。また、団信の加入が任意のため、健康に不安がある人でも審査に通りやすいでしょう。

住宅ローンでお悩みの方は熊本県内のARUHI店舗へ

熊本県内で住宅ローンを検討している場合、気になること、分からないこともあるでしょう。

熊本県では「ARUHI熊本店(熊本市中央区)」と「ARUHI熊本流通団地支店(熊本市南区)」の2店舗があり、相談料は無料です。物件がまだ決まっておらず、住宅購入を検討している段階でも相談できます。経験豊かなスタッフが、住宅購入全般について親身にサポートします。

【住宅ローンの相談が無料】
住宅ローン専門金融機関/ARUHIは全国に店舗を展開中

まとめ

熊本県は、自然が豊かで水や食べ物に恵まれている地域です。全国や九州全体と比較して住宅取得にかかる費用が低いことから、毎月のローン負担を抑えつつ住宅を取得できる地域でしょう。

住宅ローンを検討する際には、金利の種類や返済期間、お得なプランがあるかなど、検討事項がたくさんあります。ARUHIの店舗や各金融機関では無料相談を行っていますので、プロのアドバイスを受けながら、納得できる住宅ローン選びをしてみてください。

(最終更新日:2024.04.01)
~こんな記事も読まれています~

この記事が気に入ったらシェア