【本当に住みやすい街大賞2023 in宮城】第7位 南仙台:豊富な交通網とコスパが魅力、仕事・育児の両立と快適な暮らしがかなう穴場タウン

「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞」とは、理想ではなく、実際にその地域で“生活する”という視点から、「発展性」「住環境」「交通の利便性」「コストパフォーマンス」「教育・文化環境」の5つの基準を設定し、住宅ローン専門金融機関であるアルヒ株式会社の膨大なデータをもとに、住宅や不動産の専門家が参画する選定委員会による公平な審査のもと「本当に住みやすい街」を選定したランキングです。
今回は2023年9月に実施した「本当に住みやすい街大賞2023 in宮城」にランクインした街について、それぞれどのような点が評価されているのか詳しく紹介します。

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南仙台ってどんな街?

仙台市南部に位置する、JR東北本線の「南仙台駅」(仙台市太白区)。江戸時代、奥州街道(現:国道4号)の宿駅である「中田宿」として栄え、現在の基礎を築きました。

鉄道はJR東北本線と常磐線、仙台空港アクセス線、車は国道4号仙台バイパスと宮城県道258号仙台館腰線が利用でき、仙台市内外のアクセスは至便。北側は仙台市の副都心である長町エリア、南側は「仙台国際空港」を有する名取市と接し、それぞれのエリアの生活利便性や豊かな自然も享受できます。

子育て環境は良好で、駅から北東へ徒歩約7分の「仙台市立中田小学校」の敷地内には、子育て支援センターを併設する「バンビの森こども園」、「中田児童館」が立地しています。長町駅周辺よりも住宅価格が割安なこともあり、ファミリー世帯の人口が増加中です。

【発展性:3.55点】大規模な開発はないものの、今後の発展が見込める要素は多い

南仙台駅周辺は、2023年4月の「中田なないろ保育園」開園以外、目立った動きはありません。

一方、南仙台駅の隣、長町エリアに属する太子堂駅周辺では、2022年に「ヤマダデンキ Tecc LIFE SELECT 仙台あすと長町店」が開業しました。家電を中心に、家具・インテリア・日用品なども取り扱う店舗で、レジ機能を搭載するショッピングカート「スマートカート」がヤマダデンキで初めて導入されるなど、最先端の買い物体験が楽しめます。

また、南仙台駅の1駅隣の名取駅前については、名取市が「名取駅東地区にぎわい再生計画」を策定中です。住民や名取市内に立地する高・大学生の意見も参考にし、若者が集まるまちづくりを目指しています。

これらの影響を受けて、南仙台エリアもさらなる利便性向上が見込めます。

【住環境:3.90点】利便性と自然の潤いを享受しながら、安心して暮らせる環境が整う

南仙台駅から徒歩約4分の場所に、24時間営業のスーパー「西友南仙台店」があります。駅から東へ車で最短4分の国道4号仙台バイパス沿いには、「ドン・キホーテ仙台南店」などの買い物施設と飲食店が多数立地。その近くには「JCHO仙台南病院」もあり、日常生活で困ることはほとんどありません。

さらに、「イオンモール名取」が駅から車で約11分と生活圏内。施設内には、映画館や一般向けの生涯学習講座が充実する「尚絅学院大学 地域連携交流プラザ」も入っています。

幼児向け遊具が豊富な駅から徒歩約16分の「中田中央公園」や駅から車で約14分の「海の見える丘公園」、自然を満喫できる駅から車で約6分の「名取川河川敷」など、お出かけスポットも豊富です。駅から車で約15分の「かわまちてらす閖上」には食事処やカフェがあるほか、SUP体験やクルージング体験なども楽しめます。

2019年開業の商業施設「かわまちてらす閖上」。名取川や太平洋などを望むロケーションで、多様な余暇を過ごせます(画像素材:PIXTA)

【交通の利便性:3.75点】仙台市内外の移動を容易にする豊富な公共交通網に注目

南仙台駅は、JR東北本線・常磐線、仙台空港アクセス線が乗り入れており、仙台駅まで約10分、仙台空港駅まで約17分で移動できます。仙台駅からは新幹線、仙台空港駅からは飛行機が利用でき、遠距離移動もスムーズです。

駅前の東西に配置されたバス乗り場からは、救命救急センターを備える「仙台市立病院」や「太白区役所」、「尚絅学院大学」行きが運行。「宮城県農業高等学校」を経由して名取駅へ向かう名取市乗合バス「なとりん号」も利用できます。

幹線道路では、国道4号仙台バイパスと宮城県道258号仙台館腰線が近く、これらを経由して仙台市街地まで車で約15~20分。東北各県や関東方面などの長距離移動の場合は、仙台南部道路「長町IC」が最寄りになります。

仙台市を南北に貫く国道4号仙台バイパス。2024年に若林区~宮城野区間の立体化が完了すれば、青森方面への移動がさらに容易になります

【コストパフォーマンス:3.70点】仙台市の副都心に隣接する高コスパエリア

南仙台駅周辺の住宅価格は、3LDKの新築戸建てで3,000万円台後半から検討可能です。隣駅の太子堂駅周辺(太白区)で、同条件の物件が4,000万円台後半からであることを考えると、生活利便性と豊かな自然の両方を享受できる南仙台駅周辺は、高コスパと言えるでしょう。

2023年の地価公示価格において、駅の北東に位置し子育て施設が充実する「仙台市立中田小学校」近くが、駅北西エリアの7割程度の価格である点にも注目です。南仙台エリアの人気の高まりとともに、地価はさらに上昇することが予想されるため、希望に近い物件があれば早めの決断がベターです。

【教育・文化環境:3.40点】多様な学び場で子どもたちの成長をサポート

高校や大学は少ないものの、駅から5キロメートル圏内には「宮城県農業高等学校」や「仙台高等専門学校名取キャンパス」といった専門の知識や技能を学べる学校が立地。南仙台駅周辺には学習塾が10軒以上あり、学べる環境は整っている場所と言えるでしょう。

また、各小学校の近接地に児童館があり、放課後子ども教室を実施している環境も、共働き世帯の心強い味方になるでしょう。

2020年には、名取市閖上地区に「名取市震災復興伝承館」が開館しました。東日本大震災に関するさまざまな資料や語り部の講話は、防災教育に役立ちます。

【選定委員会による総括】理想の子育て環境が整う仙台市南部のベッドタウン

南北で接する長町エリアや名取市とともに、仙台市のベッドタウンとして今後の発展が期待される南仙台エリア。身近に自然を感じながら都市と郊外の良い面を享受できる住環境は、子育て世帯にとってうれしいポイントです。

長町エリアより住宅価格が安く、希望条件によっては高コスパな家に住むこともできます。鉄道路線と道路が豊富で、新幹線や飛行機への乗り換え、車での長距離移動が容易な点も魅力です。

マイホーム購入の条件にコストパフォーマンスを重視している場合は、南仙台駅周辺も候補に入れておきたい引っ越し先の一つです。

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