【本当に住みやすい街大賞2023 in宮城】第10位 古川:新幹線で仙台市が通勤圏内、生活利便性と子育て環境の充実化で注目を集める宮城県北西部の街

「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞」とは、理想ではなく、実際にその地域で“生活する”という視点から、「発展性」「住環境」「交通の利便性」「コストパフォーマンス」「教育・文化環境」の5つの基準を設定し、住宅ローン専門金融機関であるアルヒ株式会社の膨大なデータをもとに、住宅や不動産の専門家が参画する選定委員会による公平な審査のもと「本当に住みやすい街」を選定したランキングです。
今回は2023年9月に実施した「本当に住みやすい街大賞2023 in宮城」にランクインした街について、それぞれどのような点が評価されているのか詳しく紹介します。

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古川ってどんな街?

宮城県北西部、大崎市の中心地であるJR陸羽東線・東北新幹線の「古川駅」。ササニシキの発祥地として知られる米どころで、奥州街道(現:国道4号)の要衝として栄えてきました。

東北新幹線古川駅が開業した1982年前後に、新たなまちづくりを開始。「大崎市役所」と駅にはさまれた地区をメインに、街の活性化や防災機能強化を目的とした開発が行われています。

ふるさと納税を活用するなど、行政による子育て・教育支援は積極的です。子育て世帯を中心に人口が増加傾向であることからも、古川エリアの今後の発展が期待できます。

【発展性:3.75点】生活利便性の向上が著しい市役所一帯の再開発に注目

2023年5月、古川駅から車で約5分の場所に「大崎市役所」の新庁舎が開庁。行政窓口が1ヶ所に集約されて便利になったうえ、マルシェなどが開催される屋内広場「パタ崎さん家」の新設で、交流拠点としての側面が新たに加わりました。

2018~2022年に施行された「古川七日町西地区第一種市街地再開発事業」では、「大崎市役所」の東側で接する場所が変貌。1階に飲食店などが入った官民複合施設「なのかまち交流プラザ」や14階建てのマンション、立体駐車場が点在しています。

大崎市は、子育て支援拠点施設「わいわいキッズ大崎」や「大崎広域消防本部・古川消防署新庁舎」、防災センターの機能を備える「道の駅おおさき」もこの一帯に集積させており、市役所を核としたコンパクトで暮らしやすい街へと発展しています。

2019年、駅から車で約6分の場所に開業した「道の駅おおさき」。産直市場・カフェのほか、子ども向け遊具も豊富に備えています

【住環境:3.60点】利便性と自然の潤いを享受しながら安心して暮らせる環境が整う

古川駅から約2キロメートル圏内には、映画館を併設するショッピングモール「リオーネふるかわ」や「イオン古川店」、「道の駅おおさき」といった買い物施設が充実。「古川駅前商店街」や「アークヒルズ台町商店街」など昔ながらの商店街もあり、住民の生活を支えています。

駅から西へ約3キロメートルの国道4号沿いには、「カインズ古川店」・「ヤマダデンキ テックランドNew古川店」・「ケーズデンキ大崎古川本店」があります。また、大崎医療圏の災害拠点で、地域周産期母子医療センターを有する「大崎市民病院」も立地しています。

古川エリアを北から東へと流れる江合川沿いには、公園やスポーツを楽しめる緑地が充実し、自然を身近に感じられます。

「リオーネふるかわ」は駅から徒歩約8分の距離。生鮮食品店・日用品店・飲食店のほか、カルチャースクールも複数入居しています

【交通の利便性:3.25点】仙台市への移動は新幹線と高速道路が便利

古川駅はJR陸羽東線と東北新幹線の停車駅です。新幹線を利用すれば、仙台駅まで1駅約12分。駅前から出発する高速バスの利用でも仙台駅まで約60分と、仙台市への通勤が可能です。仙台駅からは「仙台国際空港」をつなぐ仙台空港アクセス線があり、飛行機での国内外移動も容易です。

駅前からは「大崎市役所」や「大崎市民病院」方面へ向かうバスが運行しており、一部地域は運賃が一律100円となっています。

駅から約4キロメートルの場所には東北自動車道「古川IC」があり、仙台市内はもちろん、関東方面や青森県方面への移動に便利です。

【コストパフォーマンス:3.75点】高コスパで新幹線を利用した二拠点生活も検討可能

古川エリアの住宅価格は、3LDKの新築戸建てで3,000万円台前半からが相場です。これは、仙台市宮城野区の市境近くに位置し、仙台駅までJR東北本線で2駅約10分の岩切駅周辺の同条件の物件と同価格帯ですが、生活利便性が向上中であることから古川エリアのほうが高コスパと言えそうです。

また、仙台駅までの新幹線自由席の片道運賃は1,650円ですが、昨今は出社と在宅の併用ワークをする人も増えていますし、仙台市に勤務地がある人は居住先候補に加えるのも良いでしょう。

大崎市では、指定地域から市内へ移住する若者世帯を対象に補助金を交付する「住宅購入移住支援事業」を行っています(各種要件あり)。利用すれば費用を抑えられる可能性がありますので、気になる人は大崎市のホームページでチェックをしてみてはいかがでしょうか。

【教育・文化環境:3.40点】子どもたちの学習意欲を刺激する環境が整う

古川駅から徒歩圏内には、1897年創立の「宮城県古川高等学校」や部活動で全国に名をはせる「古川学園中学校・高等学校」が立地。「大崎市役所」の近くには文部科学省より「スーパーサイエンスハイスクール」として指定されている「宮城県古川黎明中学校・高等学校」があり、子どもたちの学習意欲を高めるのに適した環境と言えます。

駅から北へ徒歩約15分の「荒雄公園」内には、「吉野作造記念館」があり、大崎市古川出身で大正デモクラシーの先駆者である吉野作造の生涯や功績について学べます。駅から東へ車で約8分の「大崎生涯学習センター(パレットおおさき)」では、プラネタリウムや屋上天文台で星について学べるなど、多様な学び場で子どもたち才能を育みます。

【選定委員会による総括】仙台市のベッドタウンとして要注目な街

再開発により市役所周辺のにぎわいが期待される古川エリア。生活利便性が高く、頼れる医療施設も身近で、安心して暮らせる住環境が整っています。

また、自然豊かで教育機関が充実しているなど、子育て環境が整っています。仙台駅まで新幹線で1駅約12分という場所で、3LDKの新築戸建てが3,000万円台前半からある点も魅力的。仙台市に勤務地がある人が、居住先候補として検討してみるのも一案です。

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