スーツはどのように手入れして保管する? スーツを長持ちさせる5つのポイント

新社会人となり、私服での生活からスーツを着用する毎日に一変。仕事のためにスーツを何着か購入して何となく着ているものの、お手入れ方法も保管方法もよく分からないという人が多いのではないでしょうか。スーツは大切に扱い、保管することで長く愛用できます。ここでは、スーツを長持ちさせるためのポイントを紹介します。

スーツを長く愛用するためのポイント

同じスーツを続けて着ない
限られた予算でたくさんのスーツを購入することは難しく、少ないスーツを高い頻度で着回している社会人が多いのではないでしょうか。気持ちは分かりますが、仕事で毎日スーツを着る必要がある人は、春夏物と秋冬物でそれぞれ3着以上は用意し、ローテーションで着るようにしましょう。1回着たスーツは休ませることで劣化を軽減でき、長い目で見ればコスパもよいはずです。

スーツはこまめなブラッシングが鉄則
一度着用したスーツには、目に見えない皮脂や埃などが付着しています。着用後には必ずブラッシングをすることで、スーツが虫食いになるリスクを軽減できます。一般的なスーツには、豚毛や馬毛のブラシがおすすめ。生地に入り込んだ皮脂や埃を浮かせるように、下から上に向かってブラッシングを行った後、上から下のブラッシングで生地を整えてください。

厚みのあるハンガーは必須!
専用のハンガーを購入するお金がもったいないからと、クリーニング店でもらった針金ハンガーなど細いハンガーにかけてしまうと、スーツが型崩れしてしまいます。ジャケットのシルエットを守るために、肩の厚みは概ね4センチ以上、肩幅より数センチ程度狭めの幅のハンガーを用意しましょう。パンツは専用のハンガーにかけます。バータイプが手軽ですが、折り皺が付きやすいため、クリップタイプやズボン吊りタイプがおすすめです。

クリーニング後はすぐにビニールを外す
一定期間使用したスーツはクリーニングに出しましょう。その際、戻ってきたらすぐに、かかっているビニールを外します。そのままにしておくとビニール内に湿気がこもり、カビなどの原因となるため、注意が必要です。

保管時には不織布カバーをかけて除湿剤をセット
ビニールを外したスーツは、そのまま保管をすると肩などに埃が付いてしまいます。しばらく着用しないときには通気性が高い、不織布カバーをかけて保管しましょう。除湿剤や防虫剤も忘れずに使用します。できれば、時々は陰干しをして湿気がこもらないようにするとベストですが、面倒であればクローゼットの扉を開け、時々空気を入れ替えるだけでもある程度の効果があります。

スーツの皺を防ぐにはどうしたらいい?

スーツに皺ができてしまい困っているという人もいるでしょう。スーツは綿や麻のような植物繊維よりも、シルクなど一部の例外を除く動物繊維やポリエステル、ナイロン、アクリルといった合成繊維のスーツを選ぶと皺になりにくく、管理がラクです。
できてしまった皺は、スチームアイロンや衣類スチーマー、ズボンプレッサーで伸ばします。それらがない場合は、霧吹きで軽く水をかけてハンガーに吊るす、入浴後の浴室に干して皺をとってから陰干しするなどの方法もあります。シワ取りスプレーを使用するのも手です。

皺のない清潔感のあるスーツを着用することで、気持ちが引き締まりますし、周囲にも好印象を与えることができます。始めは手間に感じるかもしれませんが、是非スーツの手入れを習慣づけてくださいね。

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