【本当に住みやすい街大賞2023 in愛知】第5位 徳重:都心直結の地下鉄始発駅、生活の利便性と自然のやすらぎを享受できる緑区の新興住宅地

「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞」とは、理想ではなく、実際にその地域で“生活する”という視点から、「発展性」「住環境」「交通の利便性」「コストパフォーマンス」「教育・文化環境」の5つの基準を設定し、住宅ローン専門金融機関であるアルヒ株式会社の膨大なデータをもとに、住宅や不動産の専門家が参画する選定委員会による公平な審査のもと「本当に住みやすい街」を選定したランキングです。
今回は2023年3月に実施した「本当に住みやすい街大賞2023 in愛知」にランクインした街について、それぞれどのような点が評価されているのか詳しく紹介します。

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徳重ってどんな街?

名古屋市の南東部、緑区の地域交流拠点の一つに位置づけられている、名古屋市営地下鉄桜通線の「徳重駅」。2011年の桜通線の延伸に合わせて整備された新興住宅地で、駅周辺に公共施設と商業施設が集結する利便性の高さが魅力です。

緑豊かな丘陵地帯を造成した住宅地の一部は「第一種低層住居専用地域」や「第一種風致地区」に指定されており、自然と調和した閑静な住環境が保持されています。子どもの遊び場や散策に最適な公園も豊富です。

桜通線の始発駅で、名古屋駅や丸の内、栄といった名古屋市の商業・ビジネスの中心地まで乗り換えなしで約30分というアクセスの良さも魅力。都心部と比べて住宅価格が手頃なところも人気の理由の一つです。

【発展性:4.20点】大規模な都市開発はないものの、今後の発展が見込める要素は多い

駅の隣接地に生活利便施設を集約させた都市再生整備は、徳重駅が開業した2011年で一段落。生活利便性と豊かな緑の両方を享受できる環境は、子育て世帯を中心に人気で、徳重小学校地区では10年以上にわたって人口の増加が続いています。

駅から車で20分圏内のエリアでは、近年、映画館が入居する「プライムツリー赤池」(日進市)と子育て世帯向けの店舗が充実する「ららぽーと愛知東郷」(愛知郡東郷町)といった大型商業施設が相次いで開業しています。また、「名古屋市立緑市民病院」が2023年4月を目標に「名古屋市立大学医学部附属病院」へと変わり、二次救急や在宅医療支援などの地域医療が充実度がアップする予定も。さらなる住環境の向上が期待できます。

【住環境:4.48点】利便性と自然の潤いを享受しながら安心して暮らせる環境が整う

徳重駅と直結する商業施設「ヒルズウォーク徳重ガーデンズ」には、スーパーの「ピアゴラフーズコア徳重店」など衣食住に関する約100の専門店が入居し、日常生活をバックアップ。また、隣接する複合公共施設「ユメリア徳重」には、「緑区役所徳重支所」「緑保健センター徳重分室」「徳重図書館」などが入っているため、生活や育児に関する手続きや用事なども手軽に済ませることができます。

丘陵地を生かして造成された住宅地の周囲には、「要池公園」など自然を身近に感じられる公園が数多く点在しています。一部の区間では街路樹付きの広い歩車分離型歩道が整備されており、静穏な雰囲気のなかでゆったりと暮らせる環境が整っています。

複合公共施設の「ユメリア徳重」。商業施設「ヒルズウォーク徳重ガーデンズ」と連結通路で直結しています(画像素材:PIXTA)

【交通の利便性:3.80点】名古屋駅まで乗り換えなしで約35分、座って移動できる可能性大

名古屋市営地下鉄、JR東海、名古屋臨海高速鉄道が乗り入れる名古屋駅までは、徳重駅から桜通線で約35分。徳重駅は始発駅であり、通勤時間帯でも座って移動できる可能性が高いでしょう。

また、駅直結の商業施設「ヒルズウォーク徳重ガーデンズ」の隣接地には「徳重駅バスターミナル」があり、天白区方面や豊明市方面のほか、全日で東京への長距離バスが発着します。幹線道路も多く、県道36号から国道153号を経由すれば、豊田市方面へのアクセスもスムーズ。東名高速道路や伊勢湾岸道と接続する名古屋第二環状自動車道「鳴海IC」が駅から車で約3分の場所にあるため、三重県や東京都方面への移動もスムーズです。

桜通線の始発駅となる徳重駅。平日朝のラッシュ時は4~5分間隔の運行で通勤・通学の時短をサポートしています(画像素材:PIXTA)

【コストパフォーマンス:3.68点】現在は割安ながらも地価は上昇傾向

住宅価格は3LDKの築浅の中古マンションが4,000万円前後、新築戸建てが3,000万円台後半から検討できます。徳重駅と同じく始発駅で、名古屋駅までの距離が同程度の藤が丘駅(名古屋市営地下鉄東山線)では3LDKの新築戸建ての相場が4,000万円台であることを考えると、割安と言えそうです。

ただ、人口の増加とともに地価も上昇傾向にあります。今後は割安感が薄くなっていく可能性もあるでしょう。

【教育・文化環境:3.80点】多様な学び場で子どもたちの才能を育む

駅前には「徳重図書館」や「緑文化小劇場」があり、気軽に文化や芸術に触れることが可能。駅前の要池公園のほか、駅徒歩約20分の場所には野鳥観察施設を有する「勅使水辺公園」(豊明市)もあり、自然豊かなスポットも豊富です。

また、緑区内には幼稚園と幼保連携型認定こども園が14ヶ所で開設されており、名古屋市内16区のなかでトップの数を誇ります。徳重駅周辺には、英会話や茶道を教える幼稚園や、部活動が全国大会常連の中学校が立地。桜通線沿線には「東海中学校・高等学校」(名古屋市東区)といった進学校も点在し、子どもたちの学習意欲を刺激する環境が整っています。

【選定委員会による総括】仕事・育児の両立と快適な暮らしがかなう名古屋のベッドタウン

駅周辺に買い物施設が集結し、生活面・交通面ともに高い利便性を誇る徳重駅エリア。子育てを支える環境も整っており、駅前の複合公共施設「ユメリア徳重」内には、「緑保健センター」や「子育て案内所」が入っています。

さらに駅前には、小児科を扱うクリニックが存在。24時間救急診療を行う「第一なるみ病院」や日本トップクラスの病床数を有する「藤田医科大学病院」(豊明市)といった大病院も車で10分圏内に立地しています。

街の人気上昇に伴って近年地価が上昇傾向にあるものの、名古屋の都心部が勤務地で住環境を重視している場合は、移住先候補として検討すべき街と言えるでしょう。

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