「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞」とは、理想ではなく、実際にその地域で“生活する”という視点から、「発展性」「住環境」「交通の利便性」「コストパフォーマンス」「教育・文化環境」の5つの基準を設定し、住宅ローン専門金融機関であるアルヒ株式会社の膨大なデータをもとに、住宅や不動産の専門家が参画する選定委員会による公平な審査のもと「本当に住みやすい街」を選定したランキングです。
今回は2022年8月に実施した「本当に住みやすい街大賞2022 in関西」にランクインした街について、それぞれどのような点が評価されているのか詳しく紹介します。
「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞2022 in関西」結果発表ページはこちら>>
※審査基準の詳細はこちら>>
北大路ってどんな街?
京都市を南北に走る京都市営地下鉄烏丸線の京都駅から電車で約13分北上した場所に位置する「北大路駅」(京都府京都市北区)。駅周辺は、多くの観光客でにぎわう京都市の一部でありながら閑静な住宅街として知られています。2022年6月に、駅直結のショッピングモール「イオンモール北大路」がグランドオープンするなど、生活に必要な物は北大路の街でほぼ揃えることが可能です。駅周辺には商店街もあり、レトロな雰囲気が漂います。また、「京都府立植物園」などの文化施設が集まっている「北山エリア」では現在、再開発の計画が立ち上がっています。
【発展性:3.40点】ショッピングモールが刷新、商店街では新事業もスタート
地元民の生活を支えてきた駅直結のショッピングモール「北大路ビブレ」が、2022年6月に「イオンモール北大路」に名称を変えてリニューアルオープン。京都市中心部は開発や再開発が少ない傾向にある中、その隣接エリアとはいえ駅直結のショッピングモールがある北大路駅は、同市において希少な存在です。現在は隣接する左京区の「北山エリア」の再開発も計画されており、実現した折には周囲に商業施設が誕生する可能性も考えられます。
また、駅前から東西に延びる「北大路商店街」や駅から約500メートルの「新町商店街」にも飲食店や食料品店、雑貨店などが並んでいるため、買い物や散策などを楽しめます。さらに、京都市商店街地域資源活用事業の一環として2022年5月に「おさんぽ美術館」が新町商店街に開館するなど、商店街を核としたこのエリアのブランド化が期待されています。
【住環境:4.08点】巨大植物園や一級河川など自然が豊か、桜の絶景スポットも
落ち着いた住宅エリアを中心に街が形成されている北大路は、閑静で住みやすい環境でありながら、「イオンモール北大路」や商店街などがあるため、買い物利便性の高い街です。全国的な商業施設とローカルな商業施設が徒歩圏に備わっている点は、北大路エリアの特徴の一つと言えます。
また、北大路駅から東へ徒歩5分ほどの一級河川「賀茂川」沿いは、春になると桜がトンネル状に咲き誇る「半木(なからぎ)の道」として親しまれるスポットです。さらに20分ほど歩いた先には「賀茂御祖神社(通称:下鴨神社)」もあり、周囲に自然や歴史を感じられる癒やしスポットが多数存在している点も魅力です。交通機関やマイカーを利用すれば、世界遺産を含む京都の観光地に気軽にアクセスできる点もポイントでしょう。
【交通の利便性:3.52点】京都駅をはじめ市内の主要駅につながる地下鉄烏丸線沿線
北大路駅に乗り入れる京都市営地下鉄烏丸線は、京都市内の中心部と南北を結ぶ路線で、北大路駅から約13分で京都駅にアクセス可能です。また京都駅からはJR線へ乗り換え可能なほか、同沿線の烏丸御池駅からは地下鉄東西線へ、四条駅からは阪急京都線へと、多くの路線に接続しています。さらに、北大路バスターミナルから市内各所へバスが運行しているため、観光やショッピング、仕事などでの各方面へ移動する際も便利です。利用しやすい公共交通機関が複数あるうえ、北大路エリアは道路の混雑度も比較的低いと言われているので、車移動もスムーズでしょう。
【コストパフォーマンス:3.78点】市内中心部に近いにもかかわらずコスパ良好
京都市内中心部は、ホテル建設ラッシュで土地価格が高騰傾向にあり、コロナ禍においてホテル需要は減少したものの、住宅市場は高止まりしたままです。一方、北大路は市内中心部の「田の字地区(四条烏丸の交差点を中心とした地区)」からは離れており、ホテル需要に巻き込まれなかったことで割安感があると言えます。 同じ地下鉄烏丸線沿線でも、2021年度の固定資産税路線価は田の字地区である四条烏丸や烏丸御池より低く、手頃な価格帯です。3LDKの中古マンションであれば、5,000万円前後で購入可能です。
【教育・文化環境:3.94点】自然からアートまで、文化施設が集結
北大路駅から徒歩20分圏内には「京都府立大学」や「京都府立洛北高等学校・附属中学校」「立命館小学校」などの有名な学校が集まっています。コロナ禍においてはオンライン授業が多いものの、大学では公開講座も実施されているため、対面での公開講座が再開された折には学びの機会につながるでしょう。また、同じく駅徒歩20分圏内には「京都府立植物園」「京都コンサートホール」「京都府立京都学・歴彩舘」などの文化施設が充実しています。約24ヘクタールの広大な敷地が広がる「京都府立植物園」には約1万2,000種類、約12万本の植物が植えられており、子どもが自然に触れるよい機会となるでしょう。
【選定委員会による総括】自然があってアクセス良好、バランスの取れた街
京都駅からすぐの距離にもかかわらず、静かで自然豊かな北大路エリアは、ベッドタウンとして注目を集めています。京都市営地下鉄烏丸線が通っており、中心部へも好アクセスですが、中心部と比べると地価が抑えられているため、居住先として検討しやすい場所です。
「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞2022 in関西」結果発表ページはこちら>>
>本ランキングに関するメディア掲載・取材に関するお問い合わせはこちら