【本当に住みやすい街大賞2022 in関西】第9位 谷町六丁目:大阪城が身近な市内中心部、レトロな街並みに新店続々のおしゃれタウン

「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞」とは、理想ではなく、実際にその地域で“生活する”という視点から、「発展性」「住環境」「交通の利便性」「コストパフォーマンス」「教育・文化環境」の5つの基準を設定し、住宅ローン専門金融機関であるアルヒ株式会社の膨大なデータをもとに、住宅や不動産の専門家が参画する選定委員会による公平な審査のもと「本当に住みやすい街」を選定したランキングです。
今回は2022年8月に実施した「本当に住みやすい街大賞2022 in関西」にランクインした街について、それぞれどのような点が評価されているのか詳しく紹介します。

「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞2022 in関西」結果発表ページはこちら>>

※審査基準の詳細はこちら>>

谷町六丁目ってどんな街?

大阪市中央区にある大阪メトロ谷町線「谷町六丁目駅」(大阪府大阪市中央区)。大阪のランドマーク的存在である「大阪城」にほど近く、多くの観光客が訪れるエリアです。梅田エリアや心斎橋エリア、天王寺エリアなどの繁華街に囲まれており、2つの路線が乗り入れているためそれらのエリアにアクセスしやすい点も魅力。大阪市の中心的エリアでありながら、幹線道路を一筋入った街路などには下町情緒が残っています。おしゃれなお店も増加中で、若い世代の注目が高まっている街です。

【発展性:3.14点】レトロな雰囲気が再評価され、さらなるにぎわいが生まれる予感

大阪市内中心部に位置し、幹線道路が碁盤目状に走るエリアです。一方で、区画整理がされていない街路も多く、戦前から残る建物も目にします。大規模な再開発や区画整理が行われる予定はなく、大阪市内ではめずらしい古くからの街並みが残る景観は、このエリアの財産と言えるでしょう。 街の至るところで感じられるレトロ感が再評価されており、古民家を利用した複合商業施設「お屋敷再生複合ショップ 練」が2003年に誕生するなどの動きも見られます。今後、そうした街並みやアーケード商店街、町家を利用した店舗によるさらなるにぎわいが期待できます。

古民家を利用した複合商業施設「お屋敷再生複合ショップ 練」。カフェやネイルサロンなどおしゃれなショップが集まっています

【住環境:3.48点】おしゃれスポットから癒やしの大規模公園まで多彩な顔を持つ街

駅から徒歩約4分の場所にある「空堀商店街」には、約60店舗が集まり、街歩きスポットとしても有名な場所です。駅の南側を東西に走る商店街とその周辺は、古くから営業する飲食店と、ここ5〜15年で出店した店が共存しています。

生活必需品の購入先としては、徒歩10分圏内に「ライフ清水谷店」「デイリーカナートイズミヤ法円坂店」「阪急オアシス上本町店」といったスーパーが複数あり、日用品の買い物には事欠きません。さらに、駅から20分ほど歩いた先にはショッピングモール「もりのみやキューズモールBASE」もあります。フットサル場やクライミング・ボルダリング施設のほか、屋上に本格的なランニングトラックを備えたユニークな施設で、家族や友人とのお出かけ先としても使えるでしょう。

ほかにも、駅から徒歩約10分の場所にあり、散歩やランニングにぴったりな「難波宮跡公園」や、駅から徒歩約25分の距離にある、大阪城天守閣や歴史的建造物を有する「大阪城公園」など、緑豊かなスポットも周辺に充実しています。夜は静かなところも、居住環境として好印象のポイントです。

大阪のランドマークである大阪城天守閣。自然豊かな「大阪城公園」内にあります

【交通の利便性:3.94点】2つの地下鉄路線で大阪市内を東西南北どこへでも

大阪市内を南北に走る大阪メトロ谷町線と、東西に走る大阪メトロ長堀鶴見緑地線の2路線が利用可能です。谷町線は御堂筋線に比べるとマイナーなイメージですが、御堂筋線と同様に環状線内を縦断しており、心斎橋駅や東梅田駅、天王寺駅といった大阪の代表的な繁華街に乗り換えなしで行ける使い勝手のよい路線です。谷町六丁目エリアは大阪市中心部であるため、梅田や北新地周辺の「キタ」とも、道頓堀や心斎橋周辺の「ミナミ」とも距離が近く、自転車で20分圏内です。 また、長堀通や谷町筋などの幹線や阪神高速道路各線の出入口が複数あり、車で移動する際も便利です。

【コストパフォーマンス:3.70点】御堂筋を境に価格差が広がり、谷町筋周辺は安め

梅田エリアと天王寺エリアをつなぐ地下鉄には御堂筋線と谷町線の2路線がありますが、不動産相場としては谷町六丁目駅に乗り入れる谷町線沿線エリアのほうが安い傾向にあります。 また、谷町筋から1.5キロメートルほど西を走る御堂筋周辺のマンション価格と比較すると、谷町筋周辺のほうがかなり割安。御堂筋周辺は事務所や店舗など、事業で利用されることが多いため不動産価格が高くなっています。「大阪城公園」が徒歩圏内で自然が豊かなこともあり、住宅地としての環境は谷町筋周辺のほうが適しているという見方もできるでしょう。そのため谷町六丁目エリアは、大阪中心部にありながらコストパフォーマンスが高いと言えそうです。

【教育・文化環境:3.70点】進学校が自転車通学圏内に複数あり、子育て世代に人気

天王寺エリアと同様に文教地区の趣があり、子育て世代からの人気が高い場所です。駅から約5キロメートル圏内には、公立の「大阪府立天王寺高等学校」「大阪府立大手前高等学校」、私立の「大阪星光学院高等学校・中学校」「四天王寺高等学校・中学校」「清風高等学校・中学校」など、府下屈指の進学校が集積。 文化施設としては、駅から徒歩約5分圏内には作家・直木三十五のミュージアム「直木三十五記念館」があり、徒歩約15分圏内にはコンサートなどが行われる「NHK大阪ホール」、大阪の歴史・文化を発信する「大阪歴史博物館」などがあります。大阪市の登録有形文化財である「大阪城天守閣」も徒歩約20分と、気軽に訪れることができるでしょう。

【選定委員会による総括】個性を感じるレトロな街並みは、今後の人気に注目

大阪市の中心部に位置する谷町六丁目駅は、地下鉄2路線が乗り入れる好アクセスの駅で、出かける際の選択肢が豊富です。「空堀商店街」をはじめ近隣で買い物を完結させられる点も魅力で、商店街を中心とした周辺エリアにはおしゃれなお店が次々と登場し、若者の流入も増加中です。利便性とレトロなムードが共存しており、今後さらなる注目を集めるでしょう。 住宅街としての落ち着きもあり、文教地区の顔も持ち合わせています。周囲と不動産相場を比較しても高コスパであるため、バランスのよい生活を実現できる環境が整っているエリアと言えます。大阪の繁華街にアクセスしやすい住まいを探しているのであれば、候補に入れておきたい街の一つです。

「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞2022 in関西」結果発表ページはこちら>>

>本ランキングに関するメディア掲載・取材に関するお問い合わせはこちら

(最終更新日:2022.08.29)
~こんな記事も読まれています~

この記事が気に入ったらシェア