“輸入住宅”の魅力は耐震性!? 日本国内の主流スタイルと特徴を紹介

『赤毛のアン』や『大草原の小さな家』など映画やドラマの中に出てくるような外国の家に住みたいと憧れたことはありませんか? そんな夢を叶えられるのが輸入住宅です。そこで輸入住宅とはどのようなものなのか、ARUHIマガジン編集部が調べてみました。

輸入住宅とは?

輸入住宅について厳密な定義ありませんが、一般社団法人 輸入住宅産業協議会によると「海外の設計思想による住宅を、資材別またはパッケージで輸入し、国内に建築する住宅」とされています。単に海外の部材を使っていたり、デザインが外国っぽいというだけでなく、機能性や間取りといった海外の設計思想を取り入れたものが輸入住宅です。

どんな種類があるの?

現在、日本国内では「北米スタイル」と「北欧スタイル」が主流となっています。

・北米スタイル
北米スタイルは、19世紀にアメリカへと移り住んだヨーロッパ移民の影響を受けており、イギリス風、フランス風といった多彩な外観デザインが特徴です。ニューイングランド地方で発達し、アシンメトリーな外観が特徴の「アーリーアメリカン様式」などの人気があります。北米スタイルの多くは2インチ×4インチの部材と合板のパネルを箱のようにして組み上げる“2×4工法”で建てられます。

・北欧スタイル
北欧は冬が長く寒さが厳しいので、三層窓や断熱材などにしっかりした部材を使うのが特徴。デザインは素朴であたたかみがあります。工法はあらかじめ作っておいた壁パネルを現場で組み立てる“パネル工法”で、基本的な構造は2×4工法と同じです。

輸入住宅の魅力

輸入住宅の主流である北米・北欧スタイルは、4方の壁と天井・床の6面で建物を支える6面体構造で、「面」で支えているため耐震性が高いのが特徴です。使われる木材も森林資源の豊富な国から輸入されるため含水率が低く、耐久性があると言われています。また、住宅を造る際の基準寸法となる設計モジュールが日本は910mmなのに対して、北米スタイルでは1,220mm、北欧スタイルでは1,200mmと広いのも魅力。廊下や階段など、住空間にゆとりがあるのが魅力です。

輸入住宅は大手住宅メーカーも取り扱っているほか、輸入住宅専門メーカーも数多くあります。ライフスタイルに合った住宅を選んで、理想の住まいづくりを実現させてください。

(※写真はイメージです)

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(最終更新日:2019.10.05)