住宅ローンの借り入れ時には年収が高い人ほど金融機関に相談している? |ARUHI『住宅購入に関する調査2024』

住宅ローンを借り入れる際は、金利タイプや返済方法などを検討するとともに、どの金融機関の商品を選ぶかも大切なポイントです。住宅購入者や住宅購入検討者は、どのような基準で借り入れ先の金融機関を選んでいるのでしょうか。ARUHIマガジン『住宅購入に関する調査2024』の結果を見ていきましょう。

検討時は馴染みある金融機関を、購入時は金利が低い金融機関を選ぶ傾向

ARUHI『住宅購入に関する調査2024』調査結果より

まずは住宅購入検討者に、住宅ローンの借り入れ先の金融機関をどのような理由で選ぼうとしているか、重視することを聞いたところ、最も多かった回答が「メインバンクである」、次いで「大手である」、以下「最初に審査が通る」「一番金利が低い」「紹介を受ける」でした。自分にとって馴染みの深い金融機関を選ぼうと考えている人が多いようです。

ARUHI『住宅購入に関する調査2024』調査結果より

続いて実際に住宅を購入した人に、住宅ローンの借り入れ先の金融機関をどのような理由で選んだか、重視したことを聞いたところ、最も多かった回答が「一番金利が低かった」、次いで「紹介を受けた」、以下「メインバンクである」「最初に審査が通った」「大手である」でした。実際に住宅を購入する際は、先々の返済負担に直結する金利の低さを重視する人が多い様子がうかがえます。

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借り入れ先に関する情報収集は不動産事業者か金融機関への相談が主流?

ARUHI『住宅購入に関する調査2024』調査結果より

住宅購入者と住宅購入検討者に対し、住宅ローンを選ぶために、どのように情報収集したか(する予定か)、複数回答で聞いたところ、購入者・検討者ともに「不動産事業者への相談」が最多でいずれも5割弱を占めています。次いで「金融機関への相談」「金融機関のホームページ」「ファイナンシャルプランナーなどへの個別相談」と続く結果に。「金融機関への相談」は住宅購入者が24.4%なのに対し、住宅購入検討者は41.6%、「金融機関のホームページ」は住宅購入者が15.4%なのに対し、住宅購入検討者は38.4%、「ファイナンシャルプランナーなどへの個別相談」は住宅購入者が12.9%なのに対し、住宅購入検討者は35.8%と、実際の購入時よりも検討段階の人の方がさまざまな情報を集めている様子がうかがえます。

男性の方が情報収集に積極的な傾向?

ARUHI『住宅購入に関する調査2024』調査結果より

住宅ローンを選ぶためにどのように情報収集したか(する予定か)、男女別で回答を見ると、女性よりも男性の方が情報収集を行っている割合が高く、特に「金融機関への相談」に関しては女性が26.5%なのに対して男性は36.5%と10ポイントの差が付く結果となりました。一方、「口コミサイトで金融機関の評判などを検索」「住宅購入経験者など、詳しい友人知人に話を聞く」といった情報収集方法は、男性よりも女性の方が積極的であることが分かりました。

在宅勤務ありの人は金融機関やFPに相談する人が多い?

ARUHI『住宅購入に関する調査2024』調査結果より

住宅ローンを選ぶためにどのように情報収集したか(する予定か)、在宅勤務状況別で回答を見ると、「不動産事業者への相談」に関しては在宅勤務なしの人の方がやや多く、それ以外の情報収集方法は在宅勤務ありの人の方が積極的に情報収集を行っています。なかでも「金融機関のホームページ」「ファイナンシャルプランナーなどへの個別相談」「SNSで住宅ローンの情報を検索」「専門家や個人のブログ」を参考にした(する予定)の人の割合は、在宅勤務なしの人に比べていずれも10ポイント以上高い結果となりました。

世帯年収1,000万円以上の半数以上が金融機関に相談

ARUHI『住宅購入に関する調査2024』調査結果より

住宅ローンを選ぶためにどのように情報収集したか(する予定か)、世帯年収別で回答を見ると、年収が高い人ほどさまざまな情報を集めている人が多い傾向がうかがえる結果に。なかでも世帯年収1,000万円以上の人は「金融機関への相談」が53.7%と、突出して高いことが分かりました。

まとめ

住宅ローンの借り入れ先を考えるにあたり、金融機関ごとにどのような特色があり、どういった住宅ローンを取り扱っているのか把握し、自分にあった商品を選ぶ必要があります。ウェブ上で住宅ローンの申し込みができる金融機関も増えていますが、今回の調査結果によると、まずは不動産事業者や金融機関、FPなどに相談をして、情報を収集してから決断をする人が多いようです。自分に合う金融機関や商品が分からないという人は、お近くの金融機関などで相談をするところから始めてみてはいかがでしょうか。

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【調査概要】
調査地域:全国
調査対象:住宅購入経験者(直近1年以内)・検討者(直近3年以内)の25~69歳の男女
調査期間:2024年3月15日~3月16日
有効回答数:600サンプル
調査手法:クロス・マーケティングモニターへのインターネット定量調査
調査機関:株式会社クロス・マーケティング
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合があります

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