統計から見る山形県での住宅ローン選び 全国平均との違い、商品を選ぶポイントを解説

山形県でマイホームを購入して住宅ローンを組む際、住宅ローン商品選びや返済計画で悩む人もいるのではないでしょうか。そんなときに参考になるのが、山形県の住宅ローン事情を調査した統計データです。

この記事では、住宅金融支援機構の集計調査から、山形県の住宅ローンの傾向を解説します。住宅ローンを選ぶ際のポイントも紹介するので、参考にしてください。

山形県で住宅を購入する魅力

山形県で住宅を購入する人は、どのような点を魅力だと感じているのでしょうか。

自然豊かで四季折々の表情

山形蔵王のアイスモンスター

山形県は東北地方の日本海側に位置し、秋田県や宮城県、福島県、新潟県と隣接している県です。蔵王山や月山など、登山やスキーが楽しめる数々の名山に恵まれており、四季折々の自然を楽しむことができます。

また山形県は、彩りあふれる食文化を持つ県でもあります。夏野菜を細かく刻んで味付けした「だし」やもっちりとした食感の「玉こんにゃく」、里芋と牛肉、根菜などを煮込んだ「芋煮」など、山形ならではの郷土料理は県外でも人気です。

都市機能が充実する山形市
山形県の県庁所在地・山形市は都市機能が充実しており、生活の利便性が高い点が魅力です。市内は商業施設や医療機関など生活に欠かせない施設が集まっています。

また、山形新幹線や高速バスを利用すれば、仙台まで1時間強、東京まで約2時間半で移動可能です。

山形県における住宅ローンの特徴

ここからは、山形県における住宅ローンの特徴を、【フラット35】の2022年度集計表をふまえつつ見てみましょう。

山形県の借入額・返済額
住宅ローンに関連する山形県の借入額・返済額、その他の主な平均数値は以下の通りです。

出典:2022年度集計表|住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)

返済負担率とは、年収に対する年間返済額の割合をあらわす数値です。住宅ローンの返済がどれほどの負担になるかをはかる目安であり、金融機関の住宅ローン審査でも重視されます。

全国平均との比較
続いて、前項で紹介した項目の全国平均を見てみましょう。

出典:2022年度集計表|住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)

山形県は全国平均と比較すると、住宅の所要資金額が450万円ほど低く抑えられていることがわかります。月々の返済額や、返済負担率も同様に低い一方で、取得する住宅面積は広い傾向にあるのが特徴です。

山形県での住宅購入は、全国平均から見ると総じてお得感があるといえるでしょう。

山形県で住宅ローンを選ぶ際のポイント

数多くある住宅ローン商品から自分たちにあったものを選ぶ

山形県で住宅ローンを組む場合、どのようなポイントをおさえて住宅ローンを選ぶべきなのでしょうか。

金利タイプを選択する
住宅ローンを選ぶうえでまずポイントとなるのが、金利タイプの選択です。住宅ローンには大きく分けて変動金利タイプと固定金利タイプがあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

変動金利タイプは市場金利(短期プライムレート)に連動し、市場金利が低下すると借入金利も下がり、住宅ローンの返済額も減るのが最大のメリットです。2024年4月現在、主要住宅ローンは金利1%以下になっているため、変動金利を選択するメリットは大きいでしょう。一方で、今後市場金利が上昇すると借入金利も上がり、借り入れ当初よりも返済額が増えるリスクがあります。

固定金利タイプには、借入全期間にわたって金利が変わらない「全期間固定金利型」と、2年、3年、5年、10年などの期間を選ぶ「固定金利期間選択型」があります。金利が変わらず、返済額に変動がないため、返済計画が立てやすい点がメリットです。

ただし、2024年4月現在は変動金利タイプの金利が歴史的低水準とされており、固定金利タイプは相対的に高く感じられてしまうのはデメリットといえるでしょう。

全期間固定金利タイプの住宅ローンで選択されることが多いのが、【フラット35】です。年収の最低基準が設定されていない、団信加入が義務付けられていないなど、ほかの住宅ローン商品にはない利点があります。また、【フラット35】子育てプラスをはじめ、ライフステージをサポートする商品が用意されているのも特徴です。

地元金融機関、メガバンク、ネット銀行、モーゲージバンクの商品を比較する
住宅ローンを提供する金融機関の種類にも着目してみましょう。住宅ローンは地元金融機関、メガバンク、ネット銀行、モーゲージバンクなど、さまざまな金融機関が取り扱っています。

モーゲージバンクとは、住宅ローンを専門に取り扱う金融機関を指します。一般的な金融機関が顧客の預金を資金源とするのに対し、モーゲージバンクは顧客の住宅ローン債権を証券化することで資金調達をするのが特徴です。

住宅ローン商品の比較

地元金融機関、メガバンク、ネット銀行、モーゲージバンクの住宅ローン商品を比較してみましょう。

地元金融機関
地元金融機関とは、地方銀行や信金、労金、JAバンクなどを指します。地域に根差した運営が魅力で、顧客に合わせた幅広い住宅ローン商品を用意しています。

県を代表する地銀の住宅ローン商品の中身は次の通りです。

メガバンク

定評のあるメガバンクの住宅ローン商品

メガバンクは、全国に店舗を展開する大手銀行です。メガバンクの住宅ローン商品も、山形県で利用できます。

近年では、インターネットで申し込みや手続きが可能な商品も登場し、より手軽になっています。一例を見てみましょう。

ネット銀行
ネット銀行は、実店舗を持たず、インターネット上でほとんどの取引が完結する金融機関です。店舗を持たないため、金利が低い傾向にあります。

ARUHI
代表的なモーゲージバンクであるARUHIは、ライフスタイルに合わせた幅広い住宅ローン商品を用意しています。

全期間固定金利【フラット35】では13年連続シェアNo.1を獲得しているほか、オリジナルの変動金利住宅ローンもあるため、金利の種類で住宅ローンを選択することもできます。

またARUHIでは、物件が決まっていない段階で住宅ローンの無料相談ができる体制を整えており、ビデオチャット相談で気軽に相談できるのも便利です。

 

まとめ

山形県は美しい自然や豊かな食文化が魅力であり、全国平均と照らしても比較的低価格で住宅を購入できます。住宅ローンを選ぶ際は、金利や金融機関の種類がポイントです。それぞれのメリット・デメリットを把握して、自分に合う住宅ローンを選びましょう。

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