大阪湾や六甲山などの自然だけではなく、商業都市・観光地として有名な神戸もある兵庫県。鉄道や航空など交通手段も充実しています。兵庫県は芦屋や西宮に高級住宅街があり、阪神・淡路大震災の経験から耐震性に優れた住宅が多いのも特徴です。
そんな兵庫県でマイホーム購入をする際、同じ県に住む人の、住宅ローンの月々の返済額をどのくらいなのか気になる人もいるのではないでしょうか。この記事では、兵庫県で住宅ローンを利用したい人に向けて、平均的な利用状況や住宅ローンの選び方を解説します。
兵庫県の魅力
近畿地方の西に南北に延びるようにして位置する兵庫県は、日本海・瀬戸内海に接し、内陸部には中国山地がある自然豊かな県です。日本海側は雪が多いのですが、瀬戸内海側は比較的温暖で降雨量が少なく、過ごしやすい地域とされています。
また、神戸や阪神地域は商業施設や交通機関、住宅地が充実した便利な立地条件で、人口密度が最も高いエリアです。多くの商業施設や観光地が並ぶ神戸市近郊に住めば、買い物や遊びにも気軽に出かけられるでしょう。
兵庫県の住宅の特徴
兵庫県には商業や交通の中心地である都市近郊に、住宅が密集するエリアがいくつかあります。神戸市では住宅の数が近年増加傾向にあり、持ち家の比率もわずかに上昇しています。
兵庫県のなかでも高級住宅地として知られているのが、芦屋・神戸・西宮・宝塚・六麓荘などです。豊かな自然や観光名所を擁するエリアも多いことから、街をあげて景観を守る取り組みが行われているところも少なくありません。そのため、利便性だけでなく美しい景観が魅力の住宅街も多くあります。
また、兵庫県では阪神・淡路大震災の経験から、多くの住宅で耐震性も重視されています。利便性・景観・耐震性が兵庫県の住宅の大きな特徴だといえるでしょう。
兵庫県の平均的な住宅ローン利用状況
ここからは、2022年度に【フラット35】を利用した人の属性や住宅の概要を調査したデータをもとに、兵庫県の平均的な住宅ローンの利用状況を紹介します。
出典:2022年度集計表:住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)
住宅ローン利用者の状況
兵庫県・近畿地方・全国における住宅ローン利用者の状況を、年齢・家族数・世帯年収の平均値から見てみましょう。
兵庫県の住宅ローン利用者の年齢は、全国および近畿地方の平均よりもやや高めです。また、世帯年収は全国・近畿地方よりも10万円~24万円ほど低いことがわかります。
平均所要資金額・平均返済額
次に、住宅ローンの平均所要資金額・平均返済額を比較してみましょう。
住宅面積は兵庫県・近畿地方・全国ともに約100平方メートルですが、所要資金額および1ヶ月あたりの返済予定額は兵庫県の平均額がやや低いことがわかります。それに対し、総返済負担率や年収倍率はほぼ横並びという結果になりました。
住宅ローンの選び方
住宅ローンを選ぶ際には、いくつかおさえておきたいポイントがあります。どのような点をふまえて選ぶべきなのか、次から解説します。
1.固定金利か変動金利か
まず考えるべきポイントは、固定金利・変動金利どちらを選ぶかです。それにより、利息額、ひいては総返済額が左右されます。
固定金利とは、借り入れ時に決めた金利を変えずに返済する方法です。一定期間金利が固定になる固定期間選択型と、返済完了まで金利が変わらない全期間固定金利があります。
固定金利は金融情勢に金利を左右されないのが特徴で、返済計画を立てやすい点が大きなメリットです。ただし、市場金利が低くなったとしても利息が下がることはありません。
それに対し、変動金利は金融情勢に応じて金利が変化します。金利が低い時期には支払う利息も安くなりますが、高くなれば利息高も上がってしまいます。なお、変動金利は固定金利よりも契約当初の金利が低めに設定されているのが一般的です。
金融動向の予測は難しく、当初の見込みが外れることもめずらしくありません。毎月の支払額を一定にしたい、金利上昇リスクを避けたい場合には固定金利、支払い当初の負担を抑えたい、金利が上昇しても返済できる見込みがある場合には変動金利がおすすめです。
2.【フラット35】にするかどうか
全期間固定金利の住宅ローンを希望するなら【フラット35】も選択肢に入れてみましょう。
【フラット35】は、住宅金融支援機構が全国各地の金融機関と提携して融資を行う住宅ローンです。よりよい住宅取得を支援する目的で提供されています。
【フラット35】では、「【フラット35】子育てプラス」など、利用者のライフステージに応じた付帯サービスが利用できます。また、一般的な住宅ローンでは欠かせない団信への加入が必須でないなど、【フラット35】にしかない独自のメリットが多いのも特徴です。
【フラット35】の申し込みは全国の提携金融機関から可能なので、兵庫で住宅ローンを組みたい場合でも利用できます。
3.どの金融機関にするのか
どの金融機関で融資を受けるのかも、住宅ローンを組むうえでは大切です。金融機関には主に「地方銀行」「メガバンク」「ネットバンキング」「モーゲージバンク」があり、それぞれに特徴があります。
まず地方銀行は、地域に密着した運営が特徴です。顧客に合わせた柔軟な対応ができるため、融資や返済について相談しやすいでしょう。
メガバンクは全国で利用可能な大手金融機関です。都市部を中心に多くの店舗があるのが主なメリットですが、近年ではネットからの申し込みも可能になっています。
ネットバンクは、文字通りオンラインで申し込みや手続きができる銀行です。自宅から申し込めて便利な反面、店舗がないため相談しにくい場合もあるでしょう。
モーゲージバンクは預金業務を行わず、債権を証券化することで融資資金を調達するタイプの金融機関です。住宅ローンを専門としており、ネット申し込み、店頭申し込み両方に対応しており、自分の用途にあった申し込み方法を選択できます。
ARUHIもモーゲージバンクの一つです。ARUHIフラット35などの商品があります。
まとめ
兵庫県は豊かな自然に恵まれており、商業施設が充実し観光地としても有名な都市部、景観が美しい高級住宅地などさまざまな魅力を持つ地域です。
住宅ローンの利用状況はおおよそ全国平均に近く、兵庫県内にマイホームを持つ人も少なくありません。住宅ローンを選ぶ際のポイントは金利の種類や金融機関などですが、全期間固定金利を希望するなら【フラット35】もおすすめです。
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