本州最北端に位置する青森県は、豊かな自然と食文化に恵まれ、魅力に溢れたエリアです。働き方が多様化するなかで、青森県への移住を検討している人もいるでしょう。青森県で家を買い、住宅ローンを組む場合はどのような選択肢があるのでしょうか。
本記事では、住宅金融支援機構の集計調査から青森県での住宅ローン利用の傾向を把握し、青森県内で家を購入する場合の住宅ローン商品を紹介します。
暮らしやすい青森県での住生活
青森県は、東は太平洋、西は日本海に面し、県中央に八甲田山がそびえる自然豊かな県です。本州最北端とあって冬の寒さは厳しいものの、夏は涼しくて過ごしやく、1年を通してさまざまなアウトドアのレジャーやスポーツも楽しめます。
また、生産量日本一のりんごや、全国屈指の漁獲量を誇るクロマグロやサケなど、海の幸や山の幸に恵まれ、食文化も豊かです。
一方で、青森市には3路線が乗り入れている青森駅や、新幹線の停車駅である新青森駅、国内外の便が発着する青森空港、高速道路のインターなどがあり、県内外を結ぶ交通の要となっています。商業施設や文化施設などもあり、車は必須となりますが、娯楽やショッピングなども楽しめます。
青森県における住宅ローンの特徴
ここからは、住宅金融支援機構が保有する【フラット35】の2022年度集計表をもとに、青森県における住宅ローンの特徴を見ていきます。
青森県の借入額・返済額
住宅ローンに関連する青森県の借入額と返済額は以下の通りです。
借入額 住宅金融支援機構から2,836万4,000円
その他(公的機関、民間金融機関など)から167万2,000円
合計 3,003万6,000円
月の返済額 9万9,800円
また、その他の参考数値として以下の数値も参考にしてください。
世帯年収 609万2,000円
住宅面積 114.7平方メートル
所要資金額 3,400万1,000円
頭金 396万5,000円
総返済負担率 22.0%
全国平均との比較
次に、青森県の数値と全国平均の数値とを比較してみましょう。全国平均は以下の通りです。
借入額 住宅金融支援機構から3,265万9,000円
その他(公的機関、民間金融機関など)から178万9,000円
合計 3,444万8,000円
月の返済額 11万1,700円
世帯年収 634万5,000円
住宅面積 102.6平方メートル
所要資金額 3,924万8,000円
頭金 480万円
総返済負担率 23.1%
これらの数値より、青森県は所要金額、借入額、頭金、返済額などが全国平均と比べて低く、住宅面積は広いことがわかります。すなわち、青森県で住宅ローンの借り入れをした場合、全国平均より返済負担は少なく、広い家に住みやすいと考えられます。
青森県で住宅ローンを選ぶ際のポイント
青森県で住宅ローンを組む場合、どのような商品を選んだらよいのでしょうか。住宅ローンを選ぶ際のポイントについて解説します。
金利タイプを選択する
まずは、金利タイプから選ぶ方法を紹介します。住宅ローンには大きく分けると、変動金利タイプと固定金利タイプがあります。
変動金利は、市場金利(短期プライムレート)の変動にともない借入金利も上下するタイプです。現在は歴史的な低金利時代なので、主要住宅ローン商品の金利も軒並み1%以下となっており、大きな魅力があります。
一方で、市場金利が上昇すると借入金利も上昇し、返済額が増えるというリスクもあります。
固定金利タイプは、契約時の金利が不変なため返済額も変わりません。返済計画を立てやすいというメリットがありますが、現在は変動金利タイプがかなり低いので、相対的に金利が高くなっています。
地元金融機関、メガバンク、ネット銀行、モーゲージバンクの商品を比較する
住宅ローンは、地元金融機関やメガバンク、ネット銀行、モーゲージバンク(住宅ローンを専門に取り扱う金融機関)などが、それぞれ独自の商品を用意しています。
住宅ローンを利用する際は、それらを比較したうえで自分に合う商品を探すのがおすすめです。
住宅ローン商品の比較
地元金融機関、メガバンク、ネット銀行、モーゲージバンクで扱っている、主な住宅ローン商品を紹介します。
地元金融機関
地域に密着した地元の金融機関には、地方銀行、信用金庫、労働金庫、JAバンクなどがあります。地元の金融機関は対面での相談などコミュニケーションが取りやすく、安心感があるのもメリットです。
青森県を代表する地銀の住宅ローンには、以下のような商品があります。
スーパー住宅ローン
変動金利型 年0.8%(店頭表示金利年2.725%から最大1.925%優遇)
融資期間 2年以上40年以内
(2024年3月1日現在)
メガバンク
青森県でメガバンクの住宅ローン商品を利用することもできます。知名度の高いメガバンクは安心感があり、多様な商品をそろえているのが特徴です。某メガバンクのネット手続きによる商品例を紹介します。
変動金利(ローン取扱手数料型) 0.375%〜
保証会社事務手数料 33,000円
ローン取扱手数料 660,000円
一般団信 金利上乗せなし
(2024年3月1日現在)
ネット銀行
ネット銀行は比較的金利が低く、パソコンやスマホで手続きが完結するのが特徴です。一例としてあるネット銀行の商品例を紹介します。
変動金利(通期引下げプラン) 0.298%〜
※物件価格の80%以下で住宅ローン借り入れの場合
スゴ団信(3大疾病50プラン) 3大疾病で所定の状態になった場合残高の50%保障 金利上乗せなし(40歳未満)
(2024年3月1日現在)
ARUHI
モーゲージバンクは、審査のスピードが速く、銀行口座を開設する必要もありません。
モーゲージバンクの雄であるARUHIは幅広い住宅ローン商品を提供しており、【フラット35】では13年連続シェアNo.1となっています。また、オリジナルの変動金利住宅ローンも用意しています。
ARUHIでは、物件が決まっていない段階でも住宅ローンの相談が可能です。ネットだけなく実店舗としてARUHI青森店があるので、対面で相談することもできます。住宅ローンの借り入れを検討している人は、まずは相談してみてはいかがでしょうか。
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住宅ローン専門金融機関/ARUHIは全国に店舗を展開中
まとめ
自然が豊かでおいしい食材も豊富な青森県は、移住先として魅力的な県です。地方銀行やメガバンク、ネット銀行、モーゲージバンクの各種住宅ローンを利用できるので、それぞれの特徴を比較して自分たちに合った住宅ローン商品を選ぶようにしましょう。迷ったとき、疑問に思うことがあるときは、ARUHIの店舗で相談することもおすすめです。