住宅購入時に防災を意識した人の割合は? 意識したポイントは「耐震等級」と「地盤」

「災害大国」といわれる日本。地震や津波、火山の噴火、台風や大雨、大雪といったさまざまな自然災害の発生リスクがあります。住宅購入時には「できるだけ災害に強い家を買いたい」と考える人も多いでしょう。実際に住宅を購入した人は、防災に対してどの程度意識したのでしょうか。

東京23区の子育て世帯の85%が防災を意識

住宅購入時の防災に対する意識
出典:アグレ都市デザイン株式会社「戸建て住宅の防災に関する調査

アグレ都市デザイン株式会社が「戸建て住宅の防災に関する調査」を実施。住宅購入の際、防災についてどの程度意識していたのか質問をしたところ、東京23区内在住で小学生以下の子どもがいる家庭の85.1%が「意識していた」と回答。多摩地区在住の子どもがいる家庭の74.2%を約11ポイント上回り、防災意識の高さが垣間見える結果となりました。

住宅購入時に防災のために重視したポイント
出典:アグレ都市デザイン株式会社「戸建て住宅の防災に関する調査

住宅購入の際、防災を意識して重視したポイントは何か複数回答で聞いたところ、「耐震等級」が60.9%で最多に。次いで「地盤」が56.5%、「間取り」が32.5%、「建物の形状」が29.2%、「建築素材」が25.6%で、エリアや子どもの有無を問わず、耐震等級や地盤を重視する人が多い結果となりました。なぜ、これらのポイントを重視する人が多いのか理由を問うと、地震をはじめとする自然災害に備えたいという回答が目立ちました。

・災害が起きた時に最小限の被害で済むようにしたかったから(30代/女性/会社員)
・日本は地震が多いから(30代/女性/会社員)
・最近地震が多いことや液状化などが心配だったため(30代/女性/パート・アルバイト)
・自然災害への備え(30代/女性/専業主婦)

住宅を購入する段階から防災を意識することで、自然災害発生時にさまざまなトラブルを回避できる可能性があります。住宅購入を予定している方は、家族全員が安心して暮らせるように、防災面の備えを考えてみてはいかがでしょうか。

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