費やした時間に対して得られる成果やパフォーマンスを意味する「タイパ(タイムパフォーマンス)」。動画の倍速視聴や書籍の要約サービスなどが話題に挙がりがちですが、最新家電を活用した家事の効率化やWEB会議ツールによる移動時間の削減など、意識しなくとも日常に取り入れている人も多いのではないでしょうか。
年収の高い世帯では「タイパ」の認知度が高い傾向
ヴァリューズと三菱UFJ信託銀行が協同で「『タイパ』実態」の調査を実施。タイパの認知度について調べたところ、男女では男性の認知度が高く、年代は若い世代ほどタイパを認識しているという結果に。年収別で見ると、2,000万円未満までは世帯年収が上がるほどタイパの認知度が高いことがわかりました。世帯年収2,000万円以上になると認知率がやや落ち込んでいますが、年代の高い人が多いからだと考えられます。
高収入世帯は最新家電やアウトソーシングで家事を効率化?
高収入世帯の認知度が高い「タイパ」ですが、実際にはどのようなことを実践しているのでしょうか。普段行っている「タイパ」に関する行動を世帯年収別に見ると、世帯年収1,500万円以上の世帯は、「ロボット掃除機を利用する」「積極的にミールキット宅配サービスを取り入れる」「家事代行サービスを依頼する」といった行動をしている割合が高い結果に。最新の家電やカットや調理が済んだ食材を活用しつつ、時には人の手を借りながら掃除や料理といった日々の家事を効率よくこなしていることがわかります。
好きなことに費やす時間を増やし、メリハリの効いた日々を送れるように。これまで「タイパ」を意識していなかった人は、限られた時間を有効に使えるように心がけてみてはいかがでしょうか。