「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞」とは、理想ではなく、実際にその地域で“生活する”という視点から、「発展性」「住環境」「交通の利便性」「コストパフォーマンス」「教育・文化環境」の5つの基準を設定し、住宅ローン専門金融機関であるアルヒ株式会社の膨大なデータをもとに、住宅や不動産の専門家が参画する選定委員会による公平な審査のもと「本当に住みやすい街」を選定したランキングです。
今回は2023年9月に実施した「本当に住みやすい街大賞2023 in宮城」にランクインした街について、それぞれどのような点が評価されているのか詳しく紹介します。
「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞2023 in宮城」結果発表ページはこちら>>
※審査基準の詳細はこちら>>
荒井ってどんな街?
仙台市地下鉄東西線の東の始発駅である、仙台市若林区の荒井駅。かつて田園地帯だったこの地は、2015年の仙台市地下鉄東西線の開業に合わせて、仙台市東部海浜地区の中心地にふさわしいまちづくりを推進してきました。「荒井土地区画整理事業」をはじめとした段階的な土地開発により、生活利便施設や防災拠点、戸建てを中心とした住宅がコンパクトにまとまった市街地へと変貌中です。
子育て支援に積極的で、地域で協働して街を活性化させようとする環境も好材料。高コスパなベッドタウンとして、ファミリー世帯を中心に人口が増加しています。
【発展性:4.00点】仙台市東部海浜地域の中心地として今後も発展が見込める
荒井駅周辺の土地開発で先進的と言えるのは、民間企業の荒井タウンマネジメントが行っている荒井東地区のまちづくりです。長期的な価値向上へつながるまちづくりを目指し、地元・民間・市の協働で、地域コミュニティ形成事業、にぎわい創出事業、エコタウン事業などを実施しています。
行政の施策では、急増する児童に対応した、2020年の「仙台市立荒井小学校」の新設に注目です。同敷地内には「荒井児童館」が併設しており、子どもの健全育成や子育て家庭の支援を行う拠点として、街に貢献しています。
駅の東側に広がる海浜エリアでは、果物狩りを体験できる観光農園「JRフルーツパーク仙台あらはま」が2021年に誕生したほか、食・農・温泉が楽しめる「アクアイグニス仙台」が2023年に開業しました。
2023年秋には、駅の北西約3キロメートルの場所にある「仙台工業団地」が、駅の北東約2キロメートル車で約5分の仙台東部道路「仙台東IC」近くの農地へ移転予定です。跡地には商業施設と集合住宅、公園で構成される街が造成される計画で、近接する荒井エリアもさらなる活性化が期待できます。
【住環境:3.65点】利便性と自然の潤いを享受しながら安心して暮らせる環境が整う
2015年の荒井駅開業以降、スーパー「サン・マルシェ荒井店」や「葵会仙台病院」、「若林警察署」など、日々の生活に必要な施設が駅から徒歩10分圏内に誕生しました。駅から徒歩約5分の複合商業施設「IGOONE ARAI(イグーネ荒井)」には、カフェ・ヘアサロン・シェアオフィスなどが入居しています。
「ケーズデンキ仙台荒井店」や「DAISOクロスモール仙台荒井店」など、駅前にはない店舗が集結する商業施設「クロスモール仙台荒井」は駅から車で約8分。七郷児童館・七郷保健センター・七郷証明発行センターの複合施設「七郷市民センター」は駅から徒歩約12分の場所にあり、地域住民の生活を支えています。
歩道と車道を分けて整備された街区は整然としており、周囲の自然景観と調和した良質な居住環境を形成しています。荒井エリアのある若林区は地形の起伏が少ないため、自転車で移動しやすい点も魅力です。
【交通の利便性:4.15点】公共交通機関と車の併用で国内外をスムーズに移動可能
仙台市地下鉄東西線・南北線のほか、JRの常磐線・仙山線・仙石線・東北本線・仙石東北ライン・東北新幹線・秋田新幹線、仙台空港アクセス線が乗り入れる仙台駅までは、荒井駅から地下鉄東西線で約14分。都心が渋滞する時間帯は、駅周辺に198台の駐車スペースを備える「交通ICパーク&ライド駐車場」で車を止め、仙台市地下鉄東西線に乗り換えたほうがスムーズです。始発駅なので、座って移動できる可能性も高いでしょう。
駅から車で約5分の場所にある仙台東部道路「仙台東IC」から「仙台国際空港」までは約20分で到着。石巻市までは約45分、福島市まで約1時間半で移動できます。
【コストパフォーマンス:4.20点】お買い得感はあるものの、地価は上昇傾向
3LDKの新築戸建ての場合、荒井駅周辺は4,000万円台前半から検討できます。一方、同じ若林区内にあり、荒井駅から仙台市地下鉄東西線で3駅7分しか離れていない薬師堂駅周辺の相場は4,000万円台後半から。薬師寺駅周辺より数百万円抑えた価格でマイホームを購入できそうです。
駅の北側は未開発で、今後の伸びしろにも期待ができます。ただし、街の人気の高まりとともに地価は上昇しているため、移住先として検討する際は、最新情報の収集が必須と言えそうです。
【教育・文化環境:3.35点】多様な学び場で子どもたちの成長をサポート
荒井駅の真上に建つ「せんだい3.11メモリアル交流館」は、2011年に発生した東日本大震災の記憶と記録を未来へ伝えるための施設です。人と人との新たなつながりを生み出す場としての役割も担っており、ワークショップなどのイベントも盛んに行われています。
駅から徒歩約2分のライブホール「SENDAI GIGS(仙台ギグス)」、駅やから徒歩約7分のフットサルやテニスが楽しめる「荒井東1号公園スポーツパークSPiA」など、子どもたちの興味や関心を刺激する施設も駅の近辺にあります。
駅周辺に高校や大学はないものの、仙台市地下鉄東西線沿線には「宮城県仙台第二高等学校」や「東北大学」の片平・川内・青葉山の各キャンパスなど複数点在しており、好アクセスな進学先も豊富です。
【選定委員会による総括】子育て世帯にうれしい環境がそろう仙台市のベッドタウン
地下鉄東西線の始発駅と仙台東部道路の出入口が近接する荒井エリアは、「仙台市東部海浜地域の中心地」としての発展が期待されており、これからの可能性を秘めた街です。
自然と調和した良好な住環境は、開発ラッシュで生活利便性が向上しています。仙台市内の中では住宅価格が割安で、子育て支援に積極的な点も、この街が支持される理由になっています。
地価は上昇傾向にあるものの、仙台市の都心に勤務地があり、コスパを重視している人は、移住先候補として検討すべき街と言えるでしょう。
「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞2023 in宮城」結果発表ページはこちら>>
本ランキングに関するメディア掲載・取材に関するお問い合わせはこちら>>
【最短1分】東京近郊に引っ越し・上京予定の人必見!
あなたにぴったりな「街」をTownU(タウニュー)で無料AI診断 ※対象エリア:首都圏主要駅