タワマン高層階は展望やステータス性が魅力? 一方で意外なデメリットも…

タワーマンション(タワマン)の高層階は見晴らしが良く、ステータス性も高いため、人気があります。一方で、高層階ならではのデメリットもあるため、購入や賃貸契約をする前に確認しておくことが大切です。今回は、タワマン高層階のメリット・デメリットについて解説します。

タワマンの高層階とは

タワマンに法的な定義はないものの、一般的には20階以上のマンションのことをいいます。建築基準法によって、高さ60m(20階建て程度)を超える建築物が超高層建築物とされているためです。

マンションの低層階・中層階・高層階の区別も明確な決まりはなく、マンションの高さによっても変わります。一般的には20階建てのマンションなら16階以上、30階建てのマンションなら21階以上が高層階の目安です。

タワマンの高層階に住むメリット

タワマンの高層階に住むメリットには何があるのでしょうか。まずは5つのメリットを一つずつ解説するので参考にしてください。

見晴らしが良い
高層階は展望が良い物件が多く、日当たりも良いため室内が明るいというメリットがあります。時刻や季節によって印象が変わる景色を眺めながら暮らせることは、タワマン高層階の魅力の一つです。

また、リビングの窓が大きく開放感があるうえに、立地によっては室内から夜景も楽しめます。たとえば東京なら、窓からレインボーブリッジや東京スカイツリーが見える可能性があるでしょう。

資産価値が下がりにくい
タワマンは駅チカや都心部など、利便性の高い場所に建てられることが多いため、資産価値が落ちづらいといえます。特に高層階は人気があるため、価格が大きく下がらない傾向があります。

資産価値が高い状態で売却すれば、住宅ローンの残債を完済しやすいため、スムーズな住み替えも可能です。一時的に転居した場合は、第三者に貸しやすいというメリットも享受できます。

プライバシーを保てる
タワマンは敷地が広いため、周辺の建物から離れていることが多いという特徴があります。上層階になるほど周辺の建物が気にならなくなるため、カーテンを開けていても外から見られる心配は少ないでしょう。

特に住宅密集地のマンションで低層階に住んでいる場合、どうしても外からの視線が気になるものです。だからといってカーテンを閉め切ったままでは採光を保てません。タワマン高層階の場合、カーテンを開けたままでも覗かれる可能性が低いため、プライバシーを保てます。

セキュリティが高い
タワマンはオートロックや防犯カメラ、24時間体制の有人管理やオンラインセキュリティシステム、目的のフロア以外に訪問者が行けないエレベーターの認証システム、ICチップ付きカードやスマートフォンを使用したスマートキーなど、防犯対策が手厚いというメリットがあります。特に高層階は外から侵入しづらいため、よりセキュリティが高いといえます。

タワマンの高層階に住むデメリット

タワマンの高層階に住むメリットを紹介しましたが、一方でデメリットには何があるのでしょうか。一つずつ解説します。

洗濯物を干せない
タワマンの高層階では、ベランダに洗濯物を干すことを禁止している場合があります。強風によって洗濯物が落下するリスクや、美観面が主な理由です。そもそもベランダを設置していないタワマンも多いようです。洗濯物を外に干せない場合は室内干しになるため、乾燥機や浴室乾燥が必要になります。

マンションを出るまで時間がかかる
高層階に住むと、エレベーターを待って、エントランスを通らなければ外に出られません。低層階に住んでいればケースバイケースで階段を使用できますが、高層階の場合は難しいでしょう。階段自体を使えないタワマンもあります。

外へ出るまでに時間がかかると、外出が面倒に感じるかもしれません。結果的に運動不足に陥りやすいという懸念もあります。

携帯やネットがつながりにくいことがある
高層階では携帯の電波が届きにくく、スマートフォンやポケットWi-Fiがつながりにくいことがあります。基本的に基地局からの電波は下方向に出ているためです。近い場所にある基地局の電波は高層階に届きづらいという理由もあります。

タワマンでは無料のインターネット回線が完備されているケースが多いとはいえ、人が多く利用する時間帯は通信速度が落ちやすくなります。特に在宅ワーカーが多い場合、インターネットを使いづらい時間帯が長くなるかもしれません。

エレベーターが混雑する
近年のタワマンはエレベーターの台数を綿密に計算していたり、高層階専用のエレベーターを設けたりと、混雑しない対策を取っているところが多いようです。しかし中古物件を購入した場合など、通勤時間にエレベーターが混雑する可能性があるため、外に出るまでに時間がかかります。

マンションから駅が近くても、部屋からマンションを出るまでに時間がかかれば、その分早く出なければなりません。

災害時に不便になる可能性がある
大地震のような災害時にはエレベーターが停止するため、避難する際に使えなくなります。(救助活動用には非常用エレベーターが予備電源で作動します)。

万が一停電した場合はエレベーターや給水ポンプが止まり、復旧するまで生活が不便になるというデメリットもあります。高層階に住んでいると階段を上り下りするだけで大変なので、非常用の水や食料をストックしておくことが大切です。

騒音が気になることがある
タワマンは一般のマンションよりも建物全体を軽量化するために、音が透過しやすい素材が使われていることがあります。その場合、物件によっては遮音性が低く、近隣の生活音が気になる可能性があるでしょう。

また、高層階では周辺に音を遮るものがないため、遠くの音や小さな物音が気になることがあります。天候や風向きによっては、駅や幹線道路などの音が気になるかもしれません。部屋の方角によっても音の聞こえ方は変化するため、事前確認が大切です。

まとめ

タワマンの高層階は人気があり、価格が下がりにくいという特徴があります。見晴らしが良く、ステータス性が高いため人気がありますし、プライバシーの保ちやすさや、セキュリティの高さもメリットです。

一方で、エレベーターの混雑や騒音、災害時の不便さというデメリットもあるので注意しましょう。

※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。
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