【本当に住みやすい街大賞2023 in福岡】第9位 須恵中央:天神・博多エリアまで最短約20分、子育て世帯の快適な暮らしをかなえるサステナブルタウン

「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞」とは、理想ではなく、実際にその地域で“生活する”という視点から、「発展性」「住環境」「交通の利便性」「コストパフォーマンス」「教育・文化環境」の5つの基準を設定し、住宅ローン専門金融機関であるアルヒ株式会社の膨大なデータをもとに、住宅や不動産の専門家が参画する選定委員会による公平な審査のもと「本当に住みやすい街」を選定したランキングです。
今回は2023年5月に実施した「本当に住みやすい街大賞2023 in福岡」にランクインした街について、それぞれどのような点が評価されているのか詳しく紹介します。

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須恵中央ってどんな街?

福岡市博多区と接する糟屋郡。その南部に位置する須恵町は、若杉山と岳城山の麓にある豊かな自然に恵まれ、江戸時代は「須恵焼」の産地、明治から昭和初期は「炭鉱の町」として栄えていました。

須恵町の中心街に立地するJR九州香椎線の須恵中央駅は、1989年に開業。2006年よりスマートインターチェンジとして本格的に運用を始めた九州自動車道「須恵スマートIC」とともに、福岡市のベッドタウン化の一端を担っています。

温浴設備や滑り台、アスレチックなどの遊具がある「志免町総合福祉施設 シーメイト」や「イオンモール福岡」など、須恵町と隣接する志免町や粕屋町の施設も利用圏内。福岡市とその近隣の10市7町で構成される「福岡都市圏」の中で地価が割安なうえ、持ち家率が高いことからも、コスパ重視のマイホーム購入希望者にとって注目したいエリアと言えます。

【発展性:3.06点】大規模な都市開発はないものの、今後の発展が見込める要素は多い

2006年の九州自動車道「須恵スマートIC」の本格運用以降、須恵町では福岡都市圏のなかでも地価が割安な点を背景に戸建てが次々と建設され、福岡市内を勤務地とする子育て世帯を中心に人口が増加しています。

それと呼応して、須恵スマートICも立地する駅の西側では、「JAファーマーズ Aコープ須恵店」や「スーパーセンタートライアル須恵店」といった買い物施設が増加。駅から約1.5キロメートルの距離にある「TSUTAYA BOOK GARAGE福岡志免」では、店内にキッズスペースを設け、親子で楽しめる空間を創出しています。

また、須恵中央駅を利用圏内とする須恵町と隣町の志免町では、行政と住民の協働で子育て・教育を支援する環境の整備に注力しています。

駅から徒歩約19分の「TSUTAYA BOOK GARAGE福岡志免」。約55万冊の中古本と新刊本をそろえる書店を核に、ベーカリーやカフェも入居しています

【住環境:3.64点】駅近くに生活利便施設が集結、近隣にはレジャー施設が充実

須恵中央駅の東側は「須恵町役場」や「アザレアホール須恵(須恵町文化会館)」、図書館を有する「あおば会館」といった公共施設、スーパー「トレードマート須恵店」や「西日本シティ銀行須恵店」が徒歩約10分圏内に集結。生活に関する手続きや用事を手軽に済ませられます。

駅から車で10分圏内には、花の名所「皿山公園」や水遊びが楽しめる「仲島水辺公園」など、自然を満喫できるスポットも点在。

子ども向けの遊具や球技場がある「志免町総合福祉施設 シーメイト」、映画館が入居する「イオンモール福岡」(粕屋町)、プロリーグや国際大会の試合会場となるスポーツ施設を有する「東平尾公園」(福岡市博多区)も車で10分圏内にあり、多彩な余暇の過ごし方が可能です。

春のツツジが有名な「皿山公園」。近隣には「須惠町立歴史民俗資料館」や「久我記念館」もあります(画像素材:PIXTA)

【交通の利便性:3.17点】豊富な道路網で福岡市内や九州各県への移動がスムーズ

九州自動車道「須恵スマートIC」の開通で、福岡市内や九州各県への移動が容易になった須恵町。同ICを利用すれば、天神・博多エリアなどの福岡市中心部まで車で約20分と、通勤や休日のお出かけに便利です。

県道35号筑紫野古賀線、県道60号飯塚大野城線、県道91号志免須恵線と、福岡県の3つの主要幹線道路が須恵町内を通る点も、車所有者にはメリット。福岡空港へは、車であれば約20分、駅徒歩約6分のバス停からは西鉄バスで約36分と、国内外の移動も便利な環境と言えます。

一方、JR九州香椎線を利用した場合は、須恵中央駅から香椎駅(福岡市東区)まで20分強。長者原駅(粕屋町)で福北ゆたか線に乗り換えれば、博多駅(福岡市博多区)まで30分前後でアクセス可能です。電車の運行が1時間に上下各1~3本でありながらも、住民の足として大切な役割を果たしています。

【コストパフォーマンス:3.43点】条件次第で高コスパな家に住める

4LDKの新築戸建てであれば、2,000万円台後半から検討可能です。JR九州香椎線沿線の相場で比較した場合、香椎駅(福岡市東区)周辺では3,000万円台後半、長者原駅(粕屋町)周辺では4,000万円台前半であることから、コストパフォーマンスは高いと言えます。

ただし、須恵町の地価は6年連続で上昇中。隣町の志免町が8年連続、粕屋町が10年連続で上昇していることを考えると、今後は須恵町も同じ傾向をたどる可能性があります。同条件の中古物件だと2,000万円台前半の物件も見つかる可能性があるため、コストを抑えたい場合は選択肢を広げてみるのも一案です。

【教育・文化環境:3.75点】子どもたちが意欲的に学べる環境が整う

「教育を基盤に据えたまちづくり」を掲げる須恵町では、町内の小学校区を行政区・各種団体等連合体とし、校区コミュニティーの推進を実施。3つの小学校区それぞれが地域に根差した学校づくりを推進し、子育て・教育支援を行政と住民の協働で行う環境を整えています。

町内唯一の高校である「福岡県立須恵高等学校」は、須恵町、志免町、粕屋町、久山町の糟屋郡4町と連携協定を締結。学生が地域のイベントや小学校の学習支援などに参加することで、地域の発展や活性化に寄与する人材育成を目指しています。 そのほかにも「福岡県立宇美商業高等学校」や「九州産業大学」など、JR香椎線沿線には高校や大学が複数点在しているため、好アクセスな進学先も豊富です。

【選定委員会による総括】コスパ・利便性・教育環境に注目のベッドタウン

福岡市のベッドタウンとして、さらなる発展を目指す須恵中央エリア。身近に自然を感じながら都市と郊外の良い面を享受できる住環境は、子育て世帯にとってうれしいポイントです。

福岡市内より住宅価格が割安で、希望条件によっては高コスパな家に住むことも可能。行政と市民の協働で行う子育て・教育支援は、町外からの移住者の心強い味方になってくれるはずです。

天神・博多エリアに勤務地があり、車を所有するマイホーム購入希望者は、須恵中央エリアへの引っ越しを一度検討してみてはいかがでしょうか。

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