【本当に住みやすい街大賞2023 in福岡】第10位 茶山:福岡市地下鉄七隈線の延伸で脚光、コスパ・利便性・教育環境が魅力の穴場タウン

「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞」とは、理想ではなく、実際にその地域で“生活する”という視点から、「発展性」「住環境」「交通の利便性」「コストパフォーマンス」「教育・文化環境」の5つの基準を設定し、住宅ローン専門金融機関であるアルヒ株式会社の膨大なデータをもとに、住宅や不動産の専門家が参画する選定委員会による公平な審査のもと「本当に住みやすい街」を選定したランキングです。
今回は2023年5月に実施した「本当に住みやすい街大賞2023 in福岡」にランクインした街について、それぞれどのような点が評価されているのか詳しく紹介します。

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茶山ってどんな街?

福岡市の中心部に近接しながら自然豊かな住宅地を形成する、福岡市地下鉄七隈線「茶山駅」(福岡市城南区)。かつてはお茶の生産地だったといわれるこの一帯は、戦後に大規模な住宅団地が次々と建設され、成熟していきました。

地下鉄や西鉄バスなど、豊富なアクセス網で市内外をスムーズに移動できるところも、茶山エリアの魅力です。また、教育機関や文化施設が充実しており、子どもの多彩な才能を育む場としても理想的と言えるでしょう。

2023年3月に福岡市地下鉄七隈線が天神南駅から博多駅まで延伸したことで、交通の利便性がさらに向上。茶山エリアの住宅地としてのさらなる可能性を秘めている街と言えるでしょう。

【発展性:3.11点】都心に好アクセスの良質な住宅地としてブレイクの予感

福岡市地下鉄七隈線延伸開業により、地下鉄で博多駅直行が可能に。博多駅で福岡市地下鉄空港線に乗り換えれば、福岡空港へのアクセスも容易になりました。

それに伴い、駅の周辺にある別府、田島、城南の各小学校区での人口と児童数は増加傾向にあります。2024年7月には、駅から徒歩約3分の場所に全49戸の分譲マンション「グランドオーク別府 碧のテラス」が竣工予定と、街は活性化の兆しを見せています。

さらに、駅から車で約10分の場所にある「大濠公園」と「舞鶴公園」を一体化し、広大なミュージアムのような公園づくりを目指す「セントラルパーク構想」の計画も進行中。気軽に行ける立地にある茶山エリアは、都心へも好アクセスな良質な住宅地として今後人気が高まる可能性があります。

【住環境:3.03点】車で10分圏内に生活利便施設やレジャー施設が充実

駅周辺は低層や中層の建物が集まる住宅地で、駅近くには24時間スーパー「サニー茶山店」以外、商店はほとんど見当たりません。

一方で、駅から車で10分圏内には、「イオンスタイル笹丘」や「ROPPONMATSU421」「ヤマダデンキ テックランド城南店」などの買い物施設や「福岡市城南区役所」が点在。マイカー所有者であれば、生活に不便さや不自由さを感じることはほぼないと言えるでしょう。

同じく車で10分圏内の場所には、「大濠公園」や「福岡市動植物園」など、大規模な公園や動植物園が点在。子どもの遊び場に困ることも少ないでしょう。

約70の専門店が入る「イオンスタイル笹丘」。屋上に自動車教習所「マイマイスクール笹丘」を併設しています

【交通の利便性:4.19点】博多駅・空港への移動が便利に、豊富な道路網にも注目

福岡市地下鉄七隈線を利用すれば、天神南駅まで約13分、博多駅まで約16分、福岡空港駅までは博多駅から福岡市地下鉄空港線に乗り換えて約30分と、通勤通学や休日のお出かけに便利。博多駅からは新幹線、福岡空港駅からは飛行機を利用できるため、遠距離移動も容易です。

また、福岡都市高速道路にアクセスしやすい城南学園通り、主要幹線道路の迂回ルートとしても便利な筑肥新道や田島原線と、道路網も豊富。茶山駅前から、天神方面や西新方面へ向かう西鉄バスも運行しています。

車移動の場合は、福岡市地下鉄七隈線博多駅延伸開業によって地下鉄利用者が増加し、道路渋滞が緩和されため、福岡市内外への車移動がよりスムーズになりました。

【コストパフォーマンス:3.03点】福岡市内でお買い得感のあるエリア

「グランドオーク別府 碧のテラス」以外、2023年5月時点で新築分譲マンションの情報はありませんが、新築戸建ては選択肢があり、3LDKで3,000万円台後半の物件が主流となっています。福岡市地下鉄七隈線と同じく、天神駅や博多駅へのダイレクトアクセスが可能な福岡市地下鉄空港線沿線の同条件の物件を探した場合、都心から最も遠い姪浜駅(福岡市西区)でも価格は4,000万円台前半。隣駅の別府駅周辺も姪浜駅周辺と同価格帯であることを考えると、住宅価格を抑えながら良質な住環境と都会暮らしを両立させたい人にとって、茶山駅周辺は見逃せない住環境と言えます。

ただし、地価は上昇傾向にあるため、今後は割安感が薄まる可能性も。移住先の候補にする際は、最新情報の収集が必須と言えそうです。

【教育・文化環境:3.00点】多様な学び場で子どもたちの才能を育む

城南区は、福岡市屈指の文教地区として有名です。駅近辺には「福岡県立城南高等学校」や「中村学園大学」が立地。ほかにも、福岡市地下鉄七隈線沿線には高校や大学が複数点在しています。さらに、「福岡県立修猷館高等学校」や「西南学院大学」が集結する西新エリアも自転車通学圏内で、子どもたちの学習意欲を高めるのに適した環境と言えるでしょう。

「末永文化センター」や「福岡市美術館」といった文化芸術施設、楽しみながら科学を学べる「福岡市科学館」などの多様な学び場へも気軽に行ける距離にあり、子どもの学びを支えます。

ホールやギャラリーを備える「末永文化センター」。ホールでは年に4回、九州交響楽団メンバーによる室内楽コンサートが催されます

【選定委員会による総括】“職・住・学・遊”が近接する高コスパタウン

福岡市地下鉄七隈線の延伸開業により博多駅へアクセスしやすくなり、交通利便性が向上した茶山エリア。新幹線や飛行機といった公共交通網の利用で国内外の移動もスムーズになった点は、出張の多い人や旅行好きの人にとっても魅力的と言えます。

教育機関や文化芸術施設が豊富なうえ、落ち着きのある雰囲気のなかで子育てできる点も注目すべきポイントです。天神・博多エリアに勤務地があり、福岡市内でマイホームを探したい人にとって、住宅価格が福岡市地下鉄空港線沿線より割安な茶山エリアは、引っ越し先の候補に入れておきたい街の一つと言えるでしょう。

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