世界的な景気後退にとどまることを知らない値上げラッシュ。2023年は家計管理をしっかりと!

原油高や原材料価格の高騰などの影響で、世界的にあらゆる製品やサービスの物価が上昇。インフレにともなう金融政策の影響もあり、各国で景気後退が懸念されています。日本でも、2022年は値上げが相次ぐ記録的値上げラッシュで、多くの家庭に影響を及ぼしました。帝国データバンクの情報によると、上場する主要飲食料品メーカー105社の2022年の価格改定品目数は2万822品目にのぼるとのこと。2023年に入っても、値上げラッシュは続くのでしょうか。 

2023年は世界的に景気の後退局面に

日本を含む190ヶ国が加盟する国際連合の専門機関、IMF(国際通貨基金)は、2022年10月に公表した世界経済見通しで、世界経済の鈍化を指摘。ロシアのウクライナ侵攻などが、物価の上昇に影響を与えているとしています。
また、2023年1月には同機関のクリスタリナ・ゲオルギエヴァ専務理事が「世界の約3割が景気後退に陥る」と予測しています。

2023年は昨年の1.5倍ペースで値上げラッシュに?

帝国データバンクが2022年12月21日に公表した「食品主要105社」価格改定動向調査査―2022年動向・23年見通しによると、2023年1月から4月に値上げが決定している品目数は、7,152品目に上るとのこと。2022年の同時期は4,672品目の値上げで、比較すると2022年の約1.5倍に増えています。2023年も値上げラッシュが継続されることが予想されます。

2022年の値上げラッシュを「何となく」乗り切った人も多いと思いますが、2023年に入り、あらゆる製品やサービスが値上げする流れは加速する一方です。景気が今以上に悪化しても慌てることのないよう、家計簿をつけてお金の流れを確認するとともに、無駄のない商品選びや契約プランの見直しなど、早めの対策を心がけましょう。

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