【年始までに大掃除を】家族で分担して掃除を行えば、コミュニケーションが深まる?

仕事納めや年始に向けた準備など、何かと忙しい年末。時間がいくらあっても足りない状況ではありますが、家をきれいにして気持ちよく新年を迎えたいものです。年末年始に向けて、大掃除をどのように行っている家庭が多いのでしょうか。

コロナ禍で日常の掃除が増えても、約8割の家庭で大掃除を実施

大掃除実施の有無
出典:積水ハウス 住生活研究所「年始に向けた大掃除調査(2022年)

積水ハウス 住生活研究所が、20~60代の持ち家に住む既婚女性を対象として「年始に向けた大掃除調査(2022年) 」を実施。コロナ禍の前と後で、日常的な掃除の回数や頻度、かかる時間、掃除する場所にどのような違いがあるのか調べたところ、25.6%の人が、いずれかの項目が「増えた」と回答。自宅にいる時間が増え、汚れが気になるようになった人や感染予防対策を意識している人、掃除する時間の余裕ができた人が多いようです。
日常的な掃除をしっかりとするようになり、大掃除の実施にはどのような影響を与えたのでしょうか。調査の結果、コロナ禍で日常の掃除回数や頻度が増えた人の76.8%が大掃除をしているという結果に。日常の掃除をコロナ禍の前と変わらず行っている人の大掃除実施率は63.3%で、普段の掃除をしっかりと行うようになった人の方が、大掃除の実施率も高いことが分かりました。

大掃除で3人に1人が、家族内コミュニケーションの増加を実感

大掃除を一緒に行った人別の満足度比較
出典:積水ハウス 住生活研究所「年始に向けた大掃除調査(2022年)

大掃除を誰と実施したか質問をしたところ、「配偶者・パートナー」が71.1%と最多で、次いで「子ども」が23.7%という結果に。年末の大掃除は家族と一緒に行う家庭が多く「1人で行った」という人は25.5%にとどまりました。
大掃除の満足度については、配偶者・パートナーと一緒に実施した人も、子どもと一緒に実施した人も57.7%が「大変満足」もしくは「満足」と回答。一方、1人で大掃除を行って満足した人は38.1%にとどまり、家族みんなで協力して大掃除をした方が、満足度が高いことが分かりました。

年代ごとで見る大掃除による家族内コミュニケーションの増減
出典:積水ハウス 住生活研究所「年始に向けた大掃除調査(2022年)

家族の誰かと一緒に大掃除をした人に対し、コミュニケーションがどのように変化したか調査をしたところ、32.5%と約3人に1人が「大掃除をきっかけに家族内のコミュニケーションが増えた」と回答。なかでも20歳~24歳は52.0%、25~34歳は44.1%と、若年世代ほど大掃除によりコミュニケーションの向上がみられることが分かりました。

日頃、家族との時間を十分に持てないでいると感じている人にとって、どこの掃除をするか、役割分担や掃除の方法など、家族で話し合うひとときが貴重な時間になるかもしれません。みなさんも、大掃除を通じて家族とのコミュニケーションを育んでみてはいかがでしょうか。

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