雪道で転ばない歩き方! 転倒防止に覚えておきたい3つのコツ

雪が歩道や車道に降り積もった場合、気温低下で路面が凍結します。特に雪国生まれではない方は、雪道に慣れていないため、歩行時の転倒が多くなりますよね。転び方によっては受け身も取れないため、ひどい場合だと骨折などの大怪我に繋がってしまいます。

そこで、今回は札幌のウインターライフ推進協議会が公表している情報をもとに「雪道で転ばない歩き方」を紹介していきます。

雪道で転びやすい人の特徴

圧雪・凍結道路でながらスマホは危険
歩きながらこんなことをしている人は転倒注意(画像素材:PIXTA)

転びやすい人には特徴があります。特に以下のような行動を普段からしている人はくれぐれも気を付けてください。

急いでいる人

走ったり、早歩きしたりしていると歩幅が広がり、小回りが利かなくなります。また、足元への注意力も散漫になり転びやすくなります。
勢いがある分、転んだ時の衝撃が大きくなり、大きな怪我に繋がりやすくなります。雪が降り路面が凍結した際は、急がず歩幅を小さくして歩きましょう。

歩きスマホをしている人

スマートフォンの画面に見入っていると、足元への注意が低下し転倒する確率が上がります。画面を見るときは、一時的に止まるなどしてからにするとよいでしょう。
また、お酒を飲んでいる人も注意が必要です。酔いが回っていると足元がふらつき、注意力も散漫します。転倒して大怪我に繋がる可能性が高くなってしますので、雪が降った日は外での飲酒は控えたほうがよいでしょう。

両手に荷物を持っているひと

両手に荷物を持っていると、体制を崩したときにうまくバランスをとりづらくなります。転倒した際に、反射的に受け身もとりづらくなるので、大怪我に繋がる可能性が高くなります。

また、ポケットに手を入れて歩くことも控えましょう。荷物を持っていた場合と同じように急な転倒に対応できず、大きな怪我に繋がります。

雪道で転ばない歩き方

ウインターライフ推進協議会は、雪道で転ばないための心得として、おもに次の3つを挙げています。

歩幅を小さくする

歩幅が大きいと重心が大きく移動し、転倒しやすくなります。滑りやすいところでは、基本的に小さな歩幅であるきましょう。

また、狭い歩道を歩く際には、両足の幅が狭くなりがちですが、20センチほど離すこと心がけると転びにくくなります。

靴の裏をつけて歩く

圧雪・凍結道路の歩き方
小さな歩幅で足裏を地面につける歩き方が有効

雪道を歩く際には体の重心を少し前におき、足の裏全体を地面につける意識で歩きましょう。路面がつるつるしている氷状になっている場合は、躓きに気を付けながら小さな歩幅で、「すり足」のような足裏を地面につける歩き方が有効です。路面に雪が残っている場合は足裏を平らにして、足の裏を路面につけ、小さな歩幅でゆっくりと歩くことが有効です。

歩きはじめと、速さに気を付けて歩く

雪道を歩く際には、歩きはじめと速さに気を付けましょう。急に歩く速さを変えるとバランスを崩し転倒する可能性が高まります。走ったり、早歩きをしたりしなくてもよいように、待ち合わせや通勤の際には時間に余裕をもって移動するようにしましょう。

雪が積もったら、とにかく足元に注意をしましょう。普段より余裕をもって行動し、あわてずに一歩一歩ゆっくり歩くことが大切ですね。

参照元:ウインターライフ推進協議会

 

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