小学生の子どもがいる家庭では「公立中学に行かせるか、私立中学に行かせるべきか…」と悩むケースも多いのではないでしょうか。今回は、神奈川県内で人口の多い横浜市と川崎市の私立中学への進学率を調査しました。両市在住の人・これから引っ越そうと考えている人はぜひ参考にしてみてくださいね。
神奈川県内には私立中学はいくつある?
まずは神奈川県内の市町村別私立中学校数と私立中学進学率を確認してみましょう。神奈川県は横浜市と川崎市、鎌倉市、藤沢市を中心に多数の私立中学があります。
神奈川県では横浜市に私立中学が集中していることがわかります。横浜市には偏差値70前後の名門私立中学が多数位置しており、神奈川県内各地から子どもたちが通っています。
横浜市・川崎市の特別区私立中学進学率ランキング
神奈川県の全市区町村の私立中学進学率は公表されていません。そこで人口が多く、なおかつ私立中学校数が多い横浜市と川崎市の私立中学校進学率を調査しました。
横浜市の特別区別私立中学進学率ランキング
横浜市では2015年度(平成27年度)以降、小学校卒業後の進路に関する調査を公表していません。現存するもので最も新しい2015年度の調査結果を確認してみましょう。
横浜市全体の私立中学進学率は15.28%。横浜の私立進学者のうち半数は市外の私立中学校に進学しています。
川崎市の特別区別私立中学進学率ランキング
続いて、川崎市の2019度の市立小学校卒業者の私立中学進学率をチェックしてみましょう。
特に上位の中原区、麻生区は20%を超えており、5人に1人以上が私立中学へ進学しています。中原区といえば再開発でにぎわう武蔵小杉を擁するエリア。麻生区は小田急小田原線の新百合ヶ丘駅などが位置する都内へのアクセスが良いエリアです。
川崎市も市外の私立中学への進学者が大半を占めているのが大きな特徴です。川崎市全体の私立中学進学率は17.8%で、内訳は15.8%が市外の私立中学校、2.0%が市内の私立中学校と、ほとんどが川崎市外の私立中学校に進学しています。川崎市は東京都内へのアクセスが良いことから、都内私立中学に進学する子どもが多数存在すると考えられます。
まとめ
今回は横浜市と川崎市の特別区別の私立中学進学率をお届けしました。いずれの市も上位の区は私立中学進学率が20%を超えており、教育熱心な家庭が多いようです。小学生がいる家庭は今回のデータをぜひ参考にしてくださいね。
(最終更新日:2023.04.04)