2021年も、冬のボーナスシーズンがやってきました。コロナ禍の影響を受けている業種もあると思いますが、今年はどのくらいのボーナスがもらえるのか、周囲の人はどのくらいもらっているのか、気になっている人も多いのではないでしょうか。参考として、2020年のボーナスの平均支給額を見ていきましょう。
業種ごとの平均賞与額は?
厚生労働省は「毎月勤労統計調査」で、ボーナスの平均支給額を業種や事業規模ごとに発表しています。2020年冬のボーナス(2020年2年11月~2021年1月の「特別に支払われた給与」のうち、賞与として支給された給与を特別集計したもの)は、平均38万646円でした。
産業別に見ると、最も高額のボーナスを支給されているのが「電気・ガス業」で82万664円、最も少なかったのが「飲食サービス業等」の5万2,955円で、業種により大きな差があることが分かります。
その他の主な業種では「建設業」が45万9,895円、「製造業」が48万5,658円、「情報通信業」が65万9,022円、「卸売業・小売業」が33万2,330円、「金融業・保険業」が64万6,614円、「医療・福祉」が30万9,215円でした。
ちなみに、内閣官房内閣人事局の報道資料「令和2年12月期の期末・勤勉手当を国家公務員に支給」によると、国家公務員が2020年冬に支給されたボーナスの平均額は、65万3,600円でした。
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事業規模30人以上の年末賞与は、平均約44万円
続いて、事業所の規模ごとに2020年冬のボーナスの平均額を見ていきましょう。従業員数が「500人以上」の平均は61万7,610円、「100人から499人」ですと42万1,453円、「30人から99人」で35万1,201円、「5人から29人」で26万9,100円でした。事業所の規模が大きくなるごとに、平均額が高くなっていることが分かります。
ボーナスが支給されたら、買いたかったものを手に入れたり、家族で出かけたり、住宅ローンの返済や資産運用へのチャレンジを検討している人もいるでしょう。いずれにしても、使い道を計画的に考え、有意義に使いたいものですね。