生まれ育った静岡の魅力を多くの人に知ってほしい―柴田英嗣さんインタビュー

3月23日に開催された「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞2021 in 静岡」。授賞式典には特別ゲストとして、芸人の柴田英嗣さんが登壇しました。そこで柴田さんが思う「理想の住まい」や「住みやすい街」とはどんなところなのか、お話を聞きました。

柴田英嗣さん
芸人
1975年生まれ。静岡県清水市出身。
1994年にスクールJCA3期生の同期 山崎弘也と「アンタッチャブル」を結成。「M-1グランプリ2004」で当時のファーストラウンド歴代最高得点を獲得し、優勝を果たす。

ランキングを振り返り、静岡県の変化を実感

「東静岡の発展している様子を知り、衝撃だった」と話す柴田さん

―「本当に住みやすい街大賞2021 in 静岡」を振り返ってみて、いかがでしたか?

静岡で暮らしていたのは18歳までのこと。今となっては東京で暮らした期間のほうが長いです。ですから、静岡のことを知っていそうで知らない面が多々あります。「本当に住みやすい街大賞2021 in 静岡」を通じて「静岡県って広いな」と改めて感じるとともに、静岡の変化を感じることができて嬉しかったです。そして、生まれ育った静岡が注目を浴び「最高!」という気持ちです。

―ランクインした街の中で印象に残った街はありますか?

圧倒的に「鷲津」駅ですね。ランキングに登場したほとんどの街を知っていますし、ロケなどで足を運んだことがありますが、「鷲津」駅に関しては正直なところ、「うっすらと聞いたことがあるな」という程度の認識でした。自分にとってなじみの深い「草薙」駅よりもランキング上位ということに驚きましたし、俄然興味がわき、行ってみたくなりました。
また、第10位の「熱海」や第9位の「御殿場」はベスト5以内に入っていると思っていたのですが、それ以上に「住みやすい」と評価された街がいくつもあることも発見でした。

―住んでみたいと思った街はありましたか?

おじいちゃんになったらまた変わると思いますが、今はまだ街にいたいので、静岡市内ですね。飲み屋がいっぱいある街がいいです。第3位の「東静岡」は、都市化が進んでいて住みやすそうだと感じました。

一年を通して温暖な気候、恵まれた環境の静岡で過ごした日々

地元に近い草薙に「より多くの人が集まるようになったら嬉しい」と柴田さん

―7位にランクインした「草薙」駅は柴田さんの地元の近くですが、よく足を運んでいたスポットや思い出について教えてください

思い出はたくさんありますが、子どもの頃は自転車で行ける行動範囲がほぼすべてでした。中でも「狐ヶ崎ヤングランド」という遊園地は当時、清水で知らない人はいない「行けば誰かに会える」という場所でした。流れるプールなどがあり、頻繁に訪れていましたね。

―当時を振り返って、静岡県の良さを感じることはありますか?

「めちゃくちゃいい環境だったな」と思います。生まれ育った清水の港町は温暖な気候で、一年を通して過ごしやすいエリアです。潮風が暖かく、冬でも半そで・短パンで過ごしていました。それが当たり前だと思っていたので、東京に出て雪が降る大変さを知ったときに初めて、清水がいかに気候に恵まれているエリアだったのか気づきました。同時に「何で清水ではこんなに楽しいものが空から降ってこないんだ」と残念にも思いました(笑)。

―静岡県内でよく訪れるスポットはありますか?

つい先日閉店してしまったのですが、弟がオーナーを務めるラーメン店「ラーメン暖暮」には必ず立ち寄っていました。
あとは、静岡に来たら時間が許す限り、お墓参りに行きます。静岡のテレビ局で隔週のレギュラー番組を持っていた頃は、1~2ヶ月に1回は行って草むしりなどをしていました。今日もこの後、足を運ぶ予定です。

引っ越し先の条件は「公園が近くにあること」

小さな頃は遊び場として、大人になってからはネタづくりの場としても、よく公園を訪れていたという柴田さん

―現在のお住まいの長所・短所と、理想の住まいは?

「公園が近くにある立地」という条件は昔から外せなくて、かつては井の頭公園や羽根木公園の近くに住んでいました。現在住んでいるマンションも、目の前に公園があるロケーションがお気に入り。テレビ局に近い立地も魅力で選びました。コンビニやスーパー、商店街、病院も近くて便利です。
家賃が高いことはネックですが、それ以外は文句なしですね。なぜか分かりませんが、坂道の上に立っている家が好きで、「かっこよさ」を感じるんです。そういう意味でも今の家は理想で、今まで20回ほど引っ越しをしたなかで一番かもしれません。
僕は高層階が苦手で、どのマンションも低層階を選んでいます。「飛び降りても死なない」と思える高さでないと落ち着かなくて。大抵2~3階の物件を選びます。1度だけ、4階の物件を選んだことがあるのですが、1階に高い植え込みがあったので大丈夫だと判断しました(笑)。

―withコロナの今、住まいに求めることに対して変化はありましたか?

「公園が近くにある立地」など、住まいの条件という意味ではあまり変わりないですが、ライフスタイルがだいぶ変化しました。夜は飲みに行かず、外食もしなくなりましたが、その代わりに全国各地のおいしいモノをお取り寄せするようになりましたね。20ヶ所くらいから取り寄せて、自宅で旅気分を味わいました。

―ARUHIマガジンの読者にメッセージをお願いします!

「こういう街に住みたい」という理想像は誰もが持っていると思います。でも、これから住宅購入を考えている人はそうした概念を一度捨てて、「本当に住みやすい街大賞」のランキングを参考してほしいと感じました。気になる街に足を運んでみたら、今までと違う景色が見えるかもしれませんし、思いもかけないライフスタイルが生まれるかもしれない。柔軟な発想で住む街を選べば、毎日が楽しくなりそうですね。


「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞2021 in 静岡」のランキングに触れ、「街を見直し、新たな魅力を知ることができた」と語る柴田さん。街を深く知ることで気づきを得て、自分にとって「住みやすい街」の発見に一歩近づくのではないでしょうか。

「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞2021 in 静岡」授賞式典の様子はこちら
アルヒ株式会社主催「本当に住みやすい街大賞2021 in 静岡」授賞式典レポート/柴田英嗣さん、竹内由恵さんが登壇

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