寒い冬は、風邪やインフルエンザ、そして今年は新型コロナウイルスの感染が特に心配な季節です。マスクの着用や手洗い、うがい、消毒といった対策の徹底などはもちろんのこと、おうち時間が再び増えてきたからこそ、日々の食事で感染症に負けないからだづくりを目指している人も多いのではないでしょうか。
野菜の「皮」などに含まれる機能性成分「ファイトケミカル」とは?
「ハーバード式 命の野菜スープ(R)」を製造・販売するイマジン・グローバル・ケア株式会社が20代~70代の男女を対象に感染症予防のために行っていることや免疫力アップのために行っていることを調査。
この調査結果の中で分析コメントをされている、高橋弘さん(ハーバード大学医学部元准教授、麻布医院長)によると、
「新型コロナウイルスに打ち勝つためのポイントは、ウイルスが入って来たときにいち早く察知して攻撃を仕掛ける『自然免疫』と、ウイルスの特徴を調べてから総攻撃する『獲得免疫』を強くすること。体の免疫を強くするために摂りたい栄養素として、植物が紫外線や害虫などの外敵から身を守るために自らの体内に作り出す天然の機能性成分「ファイトケミカル」に注目している」
とのこと。
さらに
「『ファイトケミカル』は皮や葉など固い細胞壁に被われた植物細胞の中に入っています。私たち人間の体内で吸収するためには細胞壁を壊したうえで摂取しなければなりませんが、ミキサーなどで破砕した程度では細胞壁は壊れません。しかし熱を加えると細胞壁を壊すことができ、ずっと効果的にファイトケミカルを摂取できます。」(高橋さん)
と説明しています。
野菜の皮に「ファイトケミカル」が含まれていると、約9割の人が知らず
イマジン・グローバル・ケアの調査の中で、免疫力を高める働きがある「ファイトケミカル」が野菜の皮に含まれていることを知っているか聞いたところ、「知っている」と回答した方は10.7%という結果に。9割近くの人が、認知していないという結果になりました。
野菜を皮ごと使うことがある料理は?
年に1回以上料理をする方に、野菜を皮ごと使うことのある料理をお聞きしました。1位「煮物」50.2%、2位「カレー・シチュー」43.2%、3位「スープ」40.1%と、冬の定番料理が上位となりました。
まとめ
本調査の中で医師の高橋 弘先生は「茹で汁や煮汁に溶け出すと吸収がよくなるため、今回の調査での野菜を皮ごと使う料理TOP3の『煮物』『カレー・シチュー』『スープ』といったメニューは、免疫力アップメニューとしておすすめです。」とコメントしています。
皮ごと食べたことがないという人が最も多かった「たまねぎ」の外側の茶色い皮にもファイトケミカルがたっぷり含まれているそうです。
編集部スタッフがこの冬、ポトフなどの出汁用にたまねぎの皮などを煮て活用したのですが、きれいな飴色の野菜コンソメが出来上がり、やさしい味に仕上がりました!(あくまでも個人の感想です)
ファイトケミカルに着目した食事で、この冬を健康に乗り切りたいですね。
【調査概要】
「免疫力アップと野菜摂取に関するインターネット調査」
調査対象:全国の20歳~79歳の男女600名
調査方法:インターネット調査
実施期間:2020年12月9日~12月10日
実施機関:イマジン・グローバル・ケア株式会社
ニュース提供元:@Press
情報提供元:イマジン・グローバル・ケア株式会社