11月9日(月)は「いい空気」…11(いい)9(く)うき、の語呂合わせで「換気の日」だそうです。新型コロナウイルスの感染拡大以降、換気が不十分な密閉空間は感染リスクが高まるといわれています。空気中のウイルス濃度を下げる最も簡単な方法は「窓を開けて換気をすること」ですが、寒さが厳しくなるこれからの季節、どのように対応したらよいのでしょうか。
「換気ができている」人83.9%、新しい生活様式として「換気」が習慣化
ダイキン工業株式会社が「換気に対する意識調査」を実施。家で換気ができていると思うかという質問に対し、「十分できている」と回答した人が31.2%、「どちらかというとできている」と回答した人は52.7%と、自宅で「換気できている」と考えている人が83.9%にのぼりました。
4月に同社が実施した換気の実態調査では、「十分できている」が22.5%、「どちらかというとできている」が52%と、合わせて74.5%の人が自宅で「換気できている」と回答していました。この半年で9.4%増えていることから、新しい生活様式のひとつとして換気が習慣化していることがわかります。
冬場の換気を妨げる2大要因は「寒さ」と「電気代」
これからの冬場、家で窓開け換気を行いたいと思うかという質問に対しては、「そう思う」人が34.2%、「どちらかというとそう思う」人が40.8%という結果に。合わせて75%の人が「冬も窓開け換気をしたい」と思っていることがわかりました。
また、「冬に家で窓開け換気を行いたい」人の7割以上が、その理由として「コロナ対策で換気が重要だと思うから」と述べており、感染予防対策として換気に対する関心が依然として高いことが伺えます。
一方で、「冬に家で窓開け換気をしたくない」と回答した人の約8割が「寒くなる」、4割以上の人が「暖房の電気代が高くなる」ことを理由に挙げました。
冬場の上手な換気方法~事前に部屋をあたためてから窓開け換気を!
今回の調査結果により、「コロナ対策」として自宅で窓開け換気をしたい人が多い一方で、換気により寒くなること、暖房の電気代が高くなるという悩みを抱えていることが明らかになりました。
ダイキン社のWEBコンテンツ「上手な換気の方法~住宅編~」によると、冬場の朝や外から帰ってきた場合には、まずエアコンの暖房を入れ、部屋が暖かくなってから、エアコンを運転したまま窓を開けて換気をするとよいとのこと。
冷えた壁、床、天井を暖めておくことで、窓開け換気をしても部屋の温度が下がりにくくなり、快適に過ごせます。窓開け後も昼間は窓からの日差しを取り入れ、夜はカーテンを閉めて窓からの冷気を抑えることで暖房効果が高まります。部屋の温度が上がる前に窓を開けてしまうと、室温とエアコンの設定温度の差が広がり、エアコンにかかる負荷が大きくなってしまうため電気代が上がる原因になります。
起床時間や帰宅時間が分かっている場合には、エアコンのタイマー機能を使ってあらかじめ暖房運転で部屋を暖めておくことが有効です。
新しい生活様式に合わせた換気方法を実践することで、上手な換気を心がけたいものですね。
【調査概要】
「コロナ禍における『換気に対する意識調査』」
調査対象:全国の20代~50代の男女529名
調査方法:スマートフォンリサーチ
実施期間:2020年10月26日~28日
実施機関:ダイキン工業株式会社
ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:ダイキン工業株式会社