結婚をして、夫婦が生活をともにするようになって気になることといえば「夫婦のお金を誰が管理するのか」ということ。共働き世帯が増加し、経済的に双方が自立しているケースが多いため「夫婦でお財布は別」という家庭も珍しくないでしょう。実際のところ、新婚夫婦はどのような選択をしているのでしょうか。
約半数が、結婚を意識しても「貯金をしていない」
冒険社プラコレが20代~30代女性に対し「20~30代女子のおカネ事情、夫婦のお財布事情」についての調査を実施。まずは結婚を意識した女性が貯金をしていたか調べたところ、貯金をした人が51%、していない人が49%と2分する結果に。
貯金をする派の人は、結婚式やハネムーンなどを意識しているケースが多く「指輪代、前撮り代を含め200~250万円は貯金する予定!」「結婚式や諸々費用のために800万は貯めたい、余ったらハネムーンに使う」「今500万、結婚式までにあと100万は貯めたい」という声が挙がりました。貯金額は、夫婦で50万程度から「1,000万円を目指しています」という人まで幅広い回答がありました。
約半数の人が、毎月定額を貯金。その額は毎月1~3万円程度
毎月決まった額を貯金している回答者は、ほぼ半数に当たる52%でした。また、その多くが「毎月1~3万円程度の貯金をしている」と回答しています。
それぞれの貯金ルール
・月初に先取り貯金をわけて、月末に余裕が出た分を貯金する。
・旦那のお給料で仕事をし、嫁分の給料はすべて貯金しています!
・とにかくマイナスになる月はつくらないでおく。
・給与の天引き形式にしている。
・500円玉貯金をして、貯金箱で見える化。
・旦那との共同貯金に毎月5万ずつそれぞれ入れる。
貯金をするモチベーションの回答
・お金を気にせず、結婚式で好きなドレスを着れると思うと頑張れる!
・無理しないで、好きなものを食べる日をつくる!
・通帳記帳をしてニヤニヤするのが好き。
妻の管理か、夫婦別々か。新婚夫婦のお財布事情
新婚夫婦のお財布事情も調査したところ「妻が管理している夫婦」が多く、僅差で「お財布は夫婦別」の回答が多くみられました。具体的には、妻が管理しながらも「細かく家計簿をつけて管理している」夫婦が多く、2人で共有家計簿アプリや家計簿をチェックしながら過ごしていると回答。
また、近年共働きが増え、多く見られる「お財布は夫婦別」派の意見としては、「家賃や固定費は夫、食費や日用品は妻」「2人の生活に関わるすべてのものを夫、私のお金は自由!」「キャッシュカードは預かっているものの、基本的には財布は別」「家計は完全割り勘、それ以外は自由」という回答もありました。
4人に1人が貯金以外の金融投資を実施
貯金の他に、株や投資などの金融投資を行っているのか聞くと、全体の25%が実施していることがわかりました。実施派からは「近い将来のために投資、老後のために保険で資産形成しています、コロナ渦でも利益がでています」「株、不動産、積立、財形、保険をしています。株はコロナ不況に乗じてたくさん買いました」「知らないうちにお金が増えて嬉しいのでしています!」といった回答がみられ、積立NISAを行っている人が最も多い結果となりました。
まとめ
「夫の給料で暮らし、妻の収入が全て貯金」「夫婦の共同貯金に毎月一定額を入れる」など、家庭の数だけ夫婦のお財布事情があります。また、夫婦で財布を別にすれば結婚後も気兼ねなくお金を使えますが、全体の家計を把握しにくいため、いざというときにお金が貯まっていないというリスクがあります。正解はありませんが、どのように家計を管理するのがベストな方法なのか、一度夫婦で話し合ってみてはいかがでしょうか。
【調査概要】
「『20~30代女子のおカネ事情、夫婦のお財布事情』についての調査」
調査対象:20代~30代女性1,243名
実施機関:冒険社プラコレ