【蚊、ダニ、ゴキブリ対策】害虫を家に入れず、繁殖させないためにできること

暑さを感じる季節になってくると、害虫の活動が活発になってきます。ダニや蚊、ハエ、ゴキブリなどを家の中で見つけ、不快な思いをした経験が誰でも一度はあるでしょう。なかには人体に影響を及ぼす害虫もいますから、もし見つけたら速やかに退治したいところ。害虫をできるだけ家の中に入れず、繁殖させないために何をすればいいのかまとめました。

家に虫を侵入させないためにできることとは?

虫は主に、窓や吸排気口、換気扇などから入ってきます。「敷地内に水路や池がある」「1階に飲食店が入っている」といった場合や、低層階の建物、築年数が経過した建物は特に虫が出やすい傾向にあるため、吊り下げ式の虫よけや虫よけスプレーなどで虫が侵入しないように工夫してみましょう。虫が住み着く前にくん煙式の殺虫剤を使用すれば、より効果的です。ベランダがある建物も要注意。水の周りに虫が寄ってくるため、ベランダに水たまりを作らない、虫除け効果があるハーブを置くといった対策が効果的です。

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【蚊対策】虫よけ剤の種類と選び方、正しい使い方は?

夏場は2~3時間おきに塗り直すことで効果持続

夏場は欠かすことができない虫よけ剤は、ハッカ油をはじめとするハーブ類やヒノキ油など蚊の嫌がる香りを発するタイプ、蚊取り線香に代表されるような、蚊の殺虫効果があるタイプ、虫よけスプレーなど皮膚に塗った部分を蚊が人だと認識できなくなる効果がある目隠しタイプに分類できます。効力や持続時間、体に触れたときの影響などがそれぞれに違うため、使用状況によって使い分けましょう。夏場は2~3時間おきに塗り直すこと、塗り漏れをできるだけなくすことで、虫よけ剤が効果を発揮します。

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蚊が寄り付かない環境をつくるには

肌の露出を極力少なく!

最も身近な害虫のひとつである蚊は、庭や薮、草むらに生息して昼間でも刺す「ヤブ蚊類」と、家の周りに発生して夜になると刺す「イエ蚊類」に分類できます。刺されないようにするには、外出時は肌をできるだけ露出しないこと、庭がある場合は樹木を剪定して日当たりと風通しを良くし、蚊の隠れ家をなくしておくこと、水たまりを作らないこと、窓には網戸を取り付けることなどが大切です。

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【ダニ対策】寝具やラグ、ソファなどに潜むダニは50度以上の熱と乾燥で退治!

ダニは5月ごろから繁殖します!

ダニは普段使う布団やラグ、ソファなど、家のなかの身近な場所にたくさん潜んでいます。一部のダニは、高温多湿を好むため5月ごろから繁殖しますが、中でもアレルギーの原因となるヒョウヒダニが、家の中にいるダニの7~9割を占めています。アレルギーがある人は、特に注意が必要でしょう。

対策としては、寝具やカバーを外せないソファには布団乾燥機を使って高温でダニを退治し、掃除機などでダニの死骸や糞を除去する方法がおすすめ。カーペットやラグにはスチームアイロンやドライヤーをあてるとよいでしょう。

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【ゴキブリ対策】何よりも家に「侵入させない」「繁殖させない」

数いる害虫の中でも苦手な人が多い「ゴキブリ」は繁殖力が非常に強く、一度家の中に住みついてしまうと雪だるま式に数を増やす恐れがあります。ゴキブリの侵入を防ぐには、引っ越しに使ったダンボールはすぐに捨てるなどの対応が必要です。前の家から持ち込んだ家具や衣類などにゴキブリの卵や幼虫が潜んでいるケースが多く、ダンボールにも付着している可能性があるため、引っ越したらダンボールはすぐに処分しましょう。繁殖を防ぐためには、ゴキブリのエサになりそうなものを放置せず家の中に溜め込まないこと、駆除剤を仕掛ける方法も有効です。

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まとめ

害虫が苦手な人は多いと思いますが、気になる害虫に合わせた対策をとることで、家の中に侵入することを防いだり、繁殖する前に退治したりすることができます。害虫が嫌いな人こそ、事前の対策で虫に振り回されない生活を手に入れましょう。

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(最終更新日:2021.03.23)
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