2020年5月25日、5都道県(北海道、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)に対する緊急事態宣言が解除されました。しかし現在も引き続き、不要不急の外出を控えるなど自粛傾向が続いています。今、人々は日常の買い物に関してどのような意識を持っているのでしょうか。
買い物時に気になるのは「買い物かごの衛生状況」と「おつりの手渡し」
株式会社ONE COMPATHが運営する電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」が、全国的に緊急事態宣言が解除された直後の買い物に対する意識調査を実施。新型コロナウイルスの流行後、実店舗のスーパーで買い物したと回答した人に、買い物に行く際に気になることを聞きました。「特に気になる」もしくは「まあまあ気になる」と回答したのは、「ショッピングカートやカゴの消毒」が81.7%、「おつりを手渡しされる」が59%という結果に。その他、「お店の混雑状況」という回答もあり、三密を避けながらすばやく買い物をしたい意向が垣間見えます。
外出自粛でネットスーパーや食材宅配を経験した半数が今後も利用を希望
できるだけ外出をせず、三密を避けながら買い物をするなら、「ネットスーパー」や「食材宅配サービス」が便利です。そこで、これらの利用について聞いたところ、「外出自粛後初めて利用した」「以前から利用しているが頻度が多くなった」「以前同様、定期的に利用している」と回答した、何らかの形で利用している人は、「ネットスーパー」が14.2%、「食材宅配サービス」が15.4%にとどまりました。
しかし、「外出自粛後初めて利用した」と回答した人を対象に今後のサービス継続利用の意向を聞いたところ、新型コロナウイルス収束後も「利用したい」は、「ネットスーパー」が46.4%、「食材宅配サービス」が53.2%となり、それぞれおおよそ半数が引き続き利用したいと考えていることが分かりました。今回の新型コロナウイルスをきっかけに、買い物方法の選択肢が広がったと考えられそうです。また利用するメリットとして、「外出しなくて良い」「重いもの・かさばるものを届けてくれる」「お店に行く時間を節約できる」といった声が多く挙がりました。
特別定額給付金の使い道は生活費がメイン。「リバウンド消費」意向も
政府が国民に一律10万円を支給する「特別定額給付金」について、申請予定のある人に使い道を聞きました。
トップは「貯蓄」の40.2%ですが、以下「普通の食料品」が25.7%、「ローンなどの返済」が17.4%、「家賃」が5.9%と、いわゆる生活費に充てるという回答が多く寄せられました。
一方で、「外食・テイクアウト・デリバリー」が16.2%、「旅行・レジャー」が15.9%、「少し豪華な食料品」が9.4%と、生活必需品以外のモノ・コトへの需要も見られ、外出自粛の反動によるリバウンド消費の意欲も見られました。
ちなみに、GW期間に行われた以前の調査「新型コロナウイルスの影響による買い物動向の変化」で、「新型コロナウイルス感染症が収束した後、どのような事がしたいか?」と聞いた際は、「外食」が最も多く63.8%、続いて「旅行」が57.2%、「食品以外の買い物」が50.8%と、自由に外出して好きなものを食べたいと感じている様子が見受けられました。緊急事態宣言が解除され、経済活動が段階的に再開する中、今回の調査でも「新しい生活様式」に馴染みながら徐々に生活に楽しみを戻していきたいという様子がうかがえます。
まとめ
新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が解除され、私たちは少しずつ、元の生活に戻ろうとしています。しかし、外出自粛生活を通し、今後の生活にも取り入れたいこと、価値観が変化してやりたいことができた人も多いのではないでしょうか。外出自粛生活で得た気づきをもとに「これまで通り」ではなく「これまでよりもよりよい」生活を送りたいものですね。
【調査概要】
「『Shufoo!』利用者調査」
調査対象:「シュフーポイント」会員(全年齢層の既婚女性)38,213名
調査方法:インターネットリサーチ
実施期間:2020年5月27日〜6月7日
実施機関:株式会社ONE COMPATH
ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:株式会社ONE COMPATH