新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府は「新しい生活様式」を提唱。働き方の新しいスタイルとして、「テレワークやローテーション勤務」「時差通勤でゆったりと」「オフィスはひろびろと」「会議はオンライン」「名刺交換はオンライン」「対面での打ち合わせは換気とマスク」を推奨しています。テレワークやローテーション勤務を実際に経験し、在宅勤務について思うところがある人も、多いのではないでしょうか。
外出自粛期間中に自宅で仕事をしていた人は約6割
ハイアス・アンド・カンパニー株式会社が「withコロナ / アフターコロナ時代の住宅に関する意識調査」を実施。現在の働き方や「住まい」における十分な業務スペースのあり方を聞きました。
緊急事態宣言による外出の自粛要請が出されて以降、暮らしの中で過ごす場所、過ごし方に変化があったか聞くと、自宅で仕事をする時間が「増えた」人が22%、「変わらない」が35%、「減った」が3%という結果に。
自粛要請後に自宅で仕事をしていた人は6割近くに上ることが分かりました。また、自宅周辺で仕事をする時間が「増えた」と「変わらない」を合わせると約25%であることから、4人に1人が自宅周辺で仕事をする際にカフェやシェアスペースなどを使っていたと考えられます。
自宅や自宅周辺のカフェ・シェアスペースなど、会社以外で仕事をする時間があると回答した人に「もし自宅に仕事をするのに適した個室や書斎などがあれば自宅で仕事をするか問うと、 約半数が「適した場所があれば業務を自宅で行った」と回答しました。
自宅で仕事をしない理由は「メリハリ」
自宅周辺のカフェやシェアスペースなどで仕事をする時間がある回答した人に、自宅で仕事をできない(しない)理由を聞くと、「自分でオンとオフの区切りがつけられない」が最も多く48.1%、次いで「家族の生活音などがあり、集中できないから」が41.5%、「家族が語りかけてくることで集中できないから」38.6%、「そもそも仕事をするスペースがない」が33%でした。
自宅の仕事環境は「書斎コーナーのようなスペース」を希望
もし、この先も自宅で仕事をする必要がある場合に、自宅にどのような環境がととのっていれば、十分と思えるのでしょうか。環境さえととのっていれば自宅で仕事がしたいと考えている人に問うと「デスクが一つある程度の書斎コーナーのようなスペース」が40.6%で最も多く、次いで「デスクに加えて書棚などが手元にあり、仕切りはなくても目線が気にならないスペース」「自宅の中で仕事場として使うことができる個室部屋」がともに26.4%でした。
まとめ
新型コロナウイルス問題が収束した後も、以前とまったく変わらない生活に戻るわけではなく「働き方の新しいスタイル」が求められ、自宅のあり方も変わっていくでしょう。暮らしと仕事をどこまで分け、どこから混在させるのか、個々が考えていくことになります。
これからは、自宅にどのようなワークスペースがあるかによって、自身の働き方や家族との過ごし方が変わってくるでしょう。この機会に、自宅でどのように働きたいか、そのためには何をすべきか考えてみてはいかがでしょうか。
【調査概要】
「withコロナ / アフターコロナ時代の住宅に関する意識調査」
調査対象:全国の一般生活者341名
調査方法:インターネット調査
実施期間:2020年5月21日〜5月22日
実施機関:ハイアス・アンド・カンパニー
ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:ハイアス・アンド・カンパニー