新型コロナウイルス拡大を防止するため、不要不急の外出を控えるために、リモートワークや在宅勤務といった「テレワーク」に切り替える企業が増加しています。テレワーク勤務を実践する人々は、これまでと異なる働き方をどのように捉え、何を感じているのでしょうか。
約4割が週3日以上のオンライン会議を実施、音声が途切れるなど不満も
インターネット接続サービスの「So-net(ソネット)」が運営する情報サイト「PreBell(プレベル)」が、新型コロナウイルスの感染拡大にともない、テレワーク勤務をしている20代~50代の男女約500名を対象に、「テレワーク中のネット利用に関する調査」を実施しました。
オンライン会議の頻度に関しては
「ほぼ毎日」は26%
「週に3日程度」が16.3%
「週に1・2回程度」が25.8%
「ほとんどない」が13.5%
「全くない」が18.5%
という結果で、約4割の人が週3日以上の頻度でオンライン会議を実施していることがわかりました。「週1・2回程度」の人を含めると7割を超え、オンライン会議が普及しつつあることが伺えます。
オンライン会議のメリットは
「特に従来の会議と変わらない」
「考えて話す必要があるので、無駄な時間を削減可能」
デメリットは
「音声が途切れる」
「各自の接続環境の影響が大きいのでやりにくいときがある」
といった声が挙がりました。
テレワークを行う約4人に1人が、現在のネット環境に不満あり
テレワーク中のインターネット環境に満足しているかという質問には「はい」が73.3%、「いいえ」が26.7%という結果に。約4人に1人が、テレワーク中のネット環境に不満を抱えていることが判明しました。
また、テレワークをきっかけに家のネット環境を確認したり見直したり、検討をしたかという問いには「はい」が38.8%、「いいえ」が61.2%という結果に。テレワークという働き方が、自宅のネット環境について改めて考えるきっかけになっていることがうかがえます。
具体的には
「ネット回線をより安定させる方法を検討した」
「セキュリティソフトの調査をした」
「ルーターを追加した」
といった声が挙がり、通信速度や安定性、安全性を確認し、見直している人が多いようです。
8割以上のテレワーク利用者が、固定インターネット回線の必要性を認識
テレワークで、固定インターネット回線の必要性を感じているかという質問には、現在のインターネット環境に関わらず8割以上の人が「はい」と回答。テレワークの頻度が高い人ほど、固定インターネット回線に対して必要性を感じている傾向が見えました。テレワークにおいて、快適なネット環境が重要であることが伺えます。
7割以上の人が、緊急事態宣言解除後も「テレワークで働き続けたい」
緊急事態宣言が解除された後も、テレワークで働き続けたいと思うか尋ねると、74.4%が「はい」と回答。世代別に見ると20代~30代は84.5%が「はい」と答え、若年層を中心として、テレワークという働き方が受け入れられていることが明らかになりました。
まとめ
緊急事態宣言にともない「テレワーク」という働き方が急速に広がり、快適なネット環境の重要性などいくつかの課題が見えてきました。同時に、オフィス以外で働くスタイルを魅力に感じていることが多いことも明らかに。新型コロナウイルスが収束した後も、テレワークは一定の支持を集めることになりそうです。
【調査概要】
「テレワーク中のネット利用に関する調査」
調査対象:4月7日から全国に先がけて緊急事態宣言の対象となった7都府県にお住まいの20代~50代男女557人※主婦や学生を除く有職者
調査方法:インターネット調査
実施期間:2020年4月28日~2020年4月30日
実施機関:PreBell(プレベル)
ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:PreBell(プレベル)