独身時代とは異なり、結婚すると、食費に住宅ローン、教育費や老後の蓄えなど、挙げればいくらでも出てきそうなお金の悩み。さらに先行きの不透明な景気の動向や、消費税増税など、悩みの種は尽きません。そこで、事業者と投資家とをマッチングするソーシャルレンディングというサービスを提供する株式会社LENDEXが、1,125人を対象に行った「主婦のお金事情に関する調査」から、主婦のリアルなお金事情について考えました。
約6割の主婦が現在の世帯年収に不満あり
夫婦のどちらが家計を管理しているかを尋ねた質問では、66.7%が「妻」と回答していることが分かりました。
妻が財布の紐を握っている夫婦が多いことが分かりました。次に現在の世帯年収に対する満足度を尋ねたところ、60.8%が「いいえ」と回答しており、現在の世帯年収に不満を持っているようです。その理由として、「家のローンでマイナス…」(20代/三重県)、「老後の生活費を考えるともっと収入を増やしたい」(40代/東京都)、「子どもの教育費がかかるため、毎月ギリギリの生活をしている」(40代/宮崎県)といった切実な声が寄せられました。また、必要なものにお金を回していくと、自分が自由に使えるお金が少ないと感じる人もいるようです。
では主婦が考える、理想の世帯年収はどのくらいなのでしょうか。現在の生活水準からの理想の世帯年収を尋ねた質問では、「1,000万円以上」が30.5%でトップ、次に「500万円」が18.3%、「800万円」が15.8%と続きます。
厚生労働省が発表した平成29年国民生活基礎調査の概況によると、実際に世帯年収が1,000万円以上ある世帯は12.6%にとどまっており、理想を現実にできる人は一握りといえそうです。
不用品の売却や金融商品で、夫に隠れて収入を得る人も
自由に使えるお金が少ないことを不満に感じる主婦が、夫に隠れてお小遣い稼ぎをしているかを尋ねた質問では、21.7%が「ある」と回答しました。
具体的な方法として、「メルカリで旦那が使わなくなったものを売る」(30代/愛知県)、「独身時代の貯金で株式投資」(40代/愛知県)、「株式売買、純金プラチナの積み立て」(40代/大阪府)、「空いた時間に手作りのものをネットで売っている」(40代/千葉県)といった回答が寄せられており、コツコツとお金を作っている様子がうかがえます。
まとめ
日々のやりくりに追われ、自分の自由に使えるお金を捻出しづらいと感じる主婦が多いことが分かった今回の調査ですが、最近ではリスクを抑えた初心者向けの投資や、スマホで手軽に不用品の売買ができるフリマアプリ、ポイントサイトを経由したアンケ―トやゲームをするとポイントがもらえるポイ活など、空いた時間に手軽に始められるものも登場しています。夫に隠れて得た利益で、たまにはプチ贅沢をしてみるのもいいかもしれませんね。
【調査概要】
『主婦のお金事情に関する調査』
調査期間:2020年2月28日(金)〜2020年2月29日(土)
調査方法:インターネット調査
調査人数:1,125人
調査対象:主婦(女性)
モニター提供元:ゼネラルリサーチ
ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:株式会社LENDEX