乾燥が気になる季節、手荒れに悩む人も多いのでは。特に家事や子育てでは一日に何度も汚れた手を洗うため、手が荒れやすいのではないでしょうか。化粧品製造を始めとするヘルスケア事業を展開する佳秀工業株式会社は、20~50代の専業主婦1,106人(各年代250人前後)を対象に、「家庭内での手の汚れ・乾燥」についての調査を実施。今回はその結果を紹介するとともに、手荒れ対策について考えます。
手の汚れの原因トップ3は、掃除・料理・化粧
「普段どのような作業で手が汚れると感じますか?(複数回答可)」と尋ねた質問では、「掃除」が87.8%、「料理」が84.3%となっており、しかも全ての世代で8割を超えています。また「化粧」も全世代で5割を超えており全体では64.4%に上っています。やはり毎日の生活に欠かせない作業で、手が汚れると感じる人が多い結果になりました。
主婦の手に関する悩みは、乾燥・カサカサが第1位
「手に関することで悩んでいることを教えてください」という質問では、「乾燥・カサカサ」が36.1%でトップになりました。「荒れ」も27.3%に上っており、合わせて6割以上が乾燥や手荒れで悩んでいるということがわかりました。具体的には、「乾燥するとすぐ痒くなる。ハンドクリーム塗っても家事をしているとすぐ落ちてまた塗っての繰り返し」(福岡県/20代/女性)「汚れが気になるたびにハンドソープで洗うので手が乾燥でガサガサになる」(東京都/40代/女性)といった声があがっています。水仕事や手洗いにより手に必要な脂分も洗い流されることがあり、カサつきや手荒れ、あかぎれが起こる原因になっているようです。
使用中の洗浄剤の洗浄力には満足しているものの、4人に1人は変更を検討
「現在使用している手洗い洗浄剤で汚れは取れますか?」との質問には、いずれの世代でも9割近くが「取れる」カテゴリを選択しており、洗浄力に満足している人がほとんどです。また、洗浄剤を選ぶ際のポイントについては、20.6%が「低刺激・お肌に優しい」と回答。次いで価格や汚れ落ち、殺菌・ウイルス除去などの項目が上がっており、洗浄剤はさまざまな理由で選ばれているようです。一方、「手荒れが原因で手洗い洗浄剤の変更を検討したことがありますか」という質問では、どの世代でも4人に1人は「ある」と回答。手洗いの機会が多いほど、手の保湿性が損なわれやすいため、洗浄性に加え保湿性も備えた洗浄剤を使うのがよいでしょう。
また、水仕事や手洗いにお湯を使うこともありますが、実はお湯が皮脂を洗い流しすぎてしまうため、手荒れの原因になるといわれています。水を使うのが理想的ですが、冬場などはできるだけ熱すぎないぬるま湯で行うとよいでしょう。さらに洗った後の乾かし方も大事で、オフィスや公共のトイレなどに設置されているハンドドライヤーは素早く乾かしてくれますが、温風は手指を乾燥させてしまうことがあります。頻繁に使う場合はすぐにクリームなどで保湿したり、できればハンドタオルで丁寧に水分を拭き取りましょう。
まとめ
手洗いは、感染症の予防にも有効と言われています。厚生労働省のホームページでは、昨今流行している新型肺炎の予防策として、「まずは、石けんやアルコール消毒液などによる手洗いを行ってください」と呼びかけいます。特に主婦は、家事や育児での水仕事や手洗いに加え、これまで以上に手を洗う回数が増えると考えられます。乾燥や手荒れを防ぐため、洗浄力だけでなく保湿性にも優れた洗浄剤を選んだり、洗い方や乾かし方、その後のケアにも気を配りたいものです。
【調査概要】
調査期間:2020年1月18日~1月19日
調査方法:インターネット調査
調査人数:1,106人
調査対象:全国20代~50代の専業主婦
モニター提供元:ゼネラルリサーチ
ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:佳秀工業株式会社