ほぼ毎日使うお風呂場は、使用した後に掃除はしていても気づかないうちに落とせなかった汚れがたまっていきます。その汚れ、大掃除でまるっとキレイにしましょう! 「大掃除」と聞くと大掛かりなイメージがありますが、コツをつかめば意外と簡単。今回は「お風呂場」をメインにした掃除方法を紹介します。掃除をした後に汚れやカビを発生させないよう工夫をしておけば、今後のお手入れもグッとラクになりますよ。
お風呂掃除って大変…。ラクしてキレイにならないの?
お風呂場で掃除が必要な箇所は浴槽や排水溝以外にも、床や壁、蛇口、洗面器やシャンプー類のボトル、換気扇などさまざま。日々使うお風呂場にはどんどん汚れが蓄積し、放っておくとカビだらけになってしまうことも。たまりすぎた汚れはもはやホラー。見るのもイヤになってしまいますよね。
しかし、やり方を覚えればお風呂掃除は意外と簡単です。それぞれの汚れに合った掃除方法を選択すれば、効率よくピカピカにできますよ。たまった汚れは今年のうちにキレイにしちゃいましょう!
効率のいいお風呂掃除の順番は?
掃除の基本は「上から下」。お風呂掃除も換気扇や天井など「上から下」の順で掃除を進めていくのがオススメです。
そのあとに壁や鏡、浴槽、床と続いて、最後に排水溝と下に向かって掃除をすれば、洗ったところに汚れが落ちずに掃除ができます。
やり方を覚えれば簡単! 誰でも掃除上手に
ここからは各箇所の掃除方法をチェックしていきましょう。アイテムを上手に活用すれば、力いらずでカビやぬめりが取れますよ!
1.「天井」はペーパーモップで! 換気扇も忘れずに
換気扇で巻き上げたホコリや菌で意外と汚れている天井は、換気扇と同じく掃除がしづらい場所。でも、ペーパーモップを使えば簡単に掃除ができます。
掃除の手順
1.ペーパーモップに雑巾やキッチンペーパーを巻く
2.巻いた雑巾やキッチンペーパーにカビ取り剤を染み込ませる
3.天井の黒カビに塗りつけ、しばらく放置する
4.水拭き&乾拭きをする
カビ取り剤を扱うときは、必ず使用上の注意を読み、ゴム手袋やゴーグル、マスクをつけ、換気をしながら作業を行ってください。
換気扇も、この機会に掃除しておきましょう。掃除の前に電源を切るのを忘れないでくださいね。掃除が終わったら、換気扇に貼り付けて使える使い捨てフィルターを取り付けておくと、その後の掃除がラクですよ。
2.「壁」のカビには漂白剤×片栗粉
お風呂のカビ掃除で重要なのはカビの奥まで洗剤を染み込ませることです。しかし、吹きかけた液が流れてしまって浸透しづらいことも。そこで有効なのが、「片栗粉」。片栗粉を混ぜればペースト状になるので、カビに密着しやすくなるんです。
掃除の手順
1. 塩素系漂白剤と片栗粉を1:1の割合で混ぜる
2.ペースト状になった漂白剤をカビに塗り5〜10分ほど放置する(時間は目安です)
3.シャワーでしっかり流す
さらに、カビに塗って放置をする際、ラップでフタをすれば洗剤がより密着しやすいですよ。
※使用する際は、必ず十分に換気をして、ゴム手袋などを着用して行ってください。使用する製品の注意書きをよく読み、酸性の製品とは絶対に混ぜないでください
3.「洗面器類」は「浴槽」につけ置きで一石二鳥
皮脂汚れの多い浴槽の掃除には、重曹を使うのが◎。酸性の皮脂汚れに対しアルカリ性の重曹を使えば、汚れが柔らかくなって掃除がしやすくなります。
掃除の手順
1.お風呂の残り湯に、重曹を1カップほど入れてよく混ぜる
2.一晩放置して、つけ置きする
3.翌日残り湯を捨て、スポンジで軽くこすりシャワーで流す
浴槽掃除のついでに、洗面器や風呂フタ、椅子なども一緒に浴槽へ入れてつけおけば、まとめてキレイにできますよ。
4.「床」と「排水溝」はほったらかし洗いでOK
床掃除にオススメなのは、酸素系漂白剤。酸素の泡が汚れを落としやすくしてくれるので、つけておけば軽くこするだけで簡単にキレイになります。
掃除の手順
1.40〜60℃のお湯に酸素系漂白剤を入れて混ぜる
2. 作った溶液を床にかけ、5分ほどおく
3.ブラシでこすり、シャワーで流す
ビニールなどで排水溝の止水をして、洗い場に直接漂白剤とお湯をためてしばらく放置するという方法も可能。力を入れなくても汚れが落ちやすくなりますよ。
排水溝は、重曹とクエン酸のダブル使いで汚れを撃退しましょう。
掃除の手順
1.排水溝につまった髪の毛やゴミを取り除く
2.重曹を排水溝全体にふりかけ、その上にクエン酸を重曹の半量ふりかける
3.5分ほど放置し、シャワーで洗い流す
クエン酸と重曹が反応してシュワシュワと泡が立ち、汚れを浮かしてくれます。あまり触りたくない排水溝のヌルヌル汚れとも、これでお別れです。
清潔にしたらキープしたい。キレイを保つアイデア
せっかくキレイに掃除をしたなら、その状態をキープしておきたいですよね。ちょっとしたアイデアと心がけで、カビや汚れは抑制することができるんです。なるべくキレイな状態を保ち、次の大掃除をもっと簡単なものにしてしまいましょう!
吊り下げ収納でぬめり知らず
シャンプー類や掃除用具に洗剤、風呂桶など、吊るせる小物はすべて吊り下げ収納にチェンジ。こうすることでカビの原因となる水滴がたまらなくなります。
水を切る習慣をつける
入浴後は小物だけでなく、床や壁、鏡にも水滴は残ります。スクイージーやタオルで水分をササッと切っておけば、カビや水アカなどの発生を抑えることができますよ。ちょっとした作業で掃除の手間が省けるので、習慣にしてしまうのがオススメです。
防カビ剤を使う
市販のお風呂用防カビ剤を使うのも◎。くん煙タイプのものや壁に貼るタイプのものなどがあります。定期的に使用すればカビの発生自体を抑えられるため、キレイな状態を簡単に保てますよ。
キレイなお風呂で心も体もリフレッシュ!
キレイになったお風呂場で過ごすリラックスタイムは、気分がいいもの。大掃除の季節、お風呂も一緒にピカピカにして気持ちよく新年を迎えてくださいね。