厚生労働省が2019年7月に発表した「平成30年簡易生命表」によると、日本人の平均寿命は女性が87.32歳、男性が81.25歳となっており、老後の生活は男性よりも女性の方が長くなる可能性が高いことがわかっています。また、2019年6月に金融庁から発表された「高齢社会における資産形成・管理」の報告書では、老後の生活には公的年金とは別に2,000万円の資産が必要といわれています。このような状況の中、女性たちは、自身の老後の生活についてどのように感じているのでしょうか。
美容脱毛サロンを展開する株式会社ミュゼプラチナムが20〜34歳の女性を対象に実施した「老後問題」に関するインターネット調査によると、老後の生活について資金面の不安を抱える女性が多いものの、十分な資産形成を進められていない様子が明らかになりました。
老後の生活に不安を感じる女性は89%。お金に関する不安が目立つ結果に
株式会社ミュゼプラチナムの調査によると、「老後の暮らしをどのように感じますか」という問いに対し、「不安」53%、「とても不安」36%という回答が多く、合計89%もの人が不安を抱いていることがわかりました。具体的な不安要素については、「貯蓄」17%が最も多く、「年金」16%が2位でした。
また、「豊かな老後を送るために最も必要なものは?」という質問では、「お金」という回答が過半数を占めています。以上の結果から、女性は老後の生活に置いて資金面の不安を感じていることがわかります。
老後に向けて「貯金できる」という女性はわずか3%
金融庁から発表された「高齢社会における資産形成・管理」の報告書によると、「夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦は、年金だけだと毎月約5万円の赤字で、死ぬまでに1,300~2,000万円が不足する」とされています。
この問題ついて「どのように感じますか?」という質問では、「貯蓄は難しい」55%、「貯蓄できない」27%という意見が圧倒的に多く、「貯金できるだろう」11%、「貯蓄できる」3%を大きく上回りました。
個人年金の浸透率も低い
公的年金の受給だけで老後の生活が送れないとなると、若いうちからコツコツと個人での資産形成を進めることが重要になります。しかし、今回の調査では「個人年金保険」加入の有無については「加入していない」という人が60%で、加入率が低い様子がうかがえました。
一方で、そのほかの保険については加入している人が82%と高く、具体的な加入内容については、「医療保険」が35%と最も多く、「死亡保険」16%、「がん保険」15%と続いています。
近い将来にも起こり得る病気や事故などへの対策はしているものの、老後の生活についてまで手が回せていないという人が多いのかもしれません。
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【調査概要】
■調査日:2019年7月18日~24日
■調査方法:インターネット調査
■調査人数:864名
■調査対象:全国20~34歳の女性
ニュース参照元:PRTIMES
ニュース提供元:ミュゼマーケティング