独身女性のマンション購入! チェックすべき事柄や最適な間取りは?

“人生最大の買い物”といっても過言ではない住宅購入。大きな決断だけに、「将来のために不動産を購入したいけど、選び方がわからない…」「女性の一人暮らしでもマンションを購入しても平気?」と、さまざまな疑問や不安を抱いている人も多いのではないでしょうか。

そこで、独身女性がマンションを購入する際のポイントを詳しく解説。間取りや立地条件などの確認事項や購入時の注意点について紹介します。

働く女性が不動産を購入するワケ

不動産は、夫婦や子育て中のファミリー層が購入するイメージでしたが、雇用環境の変化や晩婚化・未婚化の影響などもあり、近年は単身者の購入が増加。なかでも、資産形成や将来設計をしっかりと築きたい女性の需要が高まっています。

しかし、すべての人にとってマンション購入が最適なわけではありません。賃貸マンションは「住居費の見直しができる(引っ越し可能)」「住宅ローンや税負担がない」といったメリットがあるので、ご自身のライフスタイルに応じてどちらが良いかを判断をする必要があります。

独身女性におすすめの「コンパクトマンション」とは?

「コンパクトマンション」はファミリー向けよりも価格が安く、広さやデザイン性も兼ね備えています

独身女性が不動産購入を考えるとき、チェックしたいのが「コンパクトマンション」。
コンパクトマンションの特徴としては、

・間取りが1~2LDK
・専有面積が50平方メートル以下
・ターゲットがファミリー層ではなく、単身者・DINKS・夫婦だけで生活しているシニア層

などが挙げられます。ファミリー向けマンションよりも販売価格が安く、広さやデザイン性も兼ね備えている点などが独身女性に人気の理由です。

さらに、賃貸への転用や売却時にも柔軟に対応できる“資産性の高さ”も魅力的。「今の暮らしと将来の安心、どちらも確保したい!」と考えている女性にぴったりなマンションなのです。

コンパクトマンション購入時のチェックポイント

購入前に条件のチェックは必須です

マンション購入時には視野を広げて、多方面から“購入する価値のある物件であるか”を熟考しなければなりません。購入後に不満を感じないよう、「絶対に外せない条件」をしっかり理解しておきましょう。

チェックポイント1.間取り

「一人暮らしだから狭くても問題ない」と、現時点でのライフスタイルのみでマンションを購入するのはNG。結婚や親との同居など、将来、誰かと暮らすことになる場合でも問題のない専有面積を確保しておくのが賢明です。間取りが2LDK以上であれば、急なライフスタイルの変化にも対応できるでしょう。

また、収納スペースの有無や部屋の使い勝手も重要です。図面を見るだけではわからないことも多いので、間取りや各部屋の状態は内見をして確認しましょう。

チェックポイント2.設備・サービス

住宅設備はマンションによってさまざま。ネットショッピングを頻繁に利用する人は「宅配ボックス」、勤務時間が不規則な人は「24時間ごみ出し可能」といったように、自分が必要と感じる設備が整っているかどうかも購入時に確認しておきたいポイントです。快適な暮らしを実現するためにも、購入候補の各マンションの設備をよく比較してくださいね。

【独身女性がチェックしたい! 多様なマンション設備例】
・コンシェルジュサービス
共有のエントランススペースに「コンシェルジュ」と呼ばれるスタッフが常駐しているマンションも近年増加中。訪問客の応対から宅配物やクリーニングの集荷・受け取り、タクシーの手配など、マンションの住人を幅広くサポートしてくれます。

・ディスポーザー
キッチンシンクに設置される「ディスポーザー」は、生ごみ粉砕機のこと。水と一緒に生ごみを流すことができるので、悪臭やごみ処理の手間から解放されます。自炊派の人にうれしい設備です。

・自家発電システム
万が一、災害が発生したときに役立つのが自家発電システム。緊急時の停電やエレベーター停止にも、マンション宅内で蓄電した電力で対応可能です。

チェックポイント3.立地条件・周辺環境

資産形成の側面からも重要なのが、立地条件や周辺環境。繁華街や最寄り駅から離れすぎているマンションの場合は、賃貸転用や売却時の価格を思ったより低くなることも。立地条件は交通面の利便性だけでなく、災害時や緊急時の対策・都市整備・景観なども含まれます。マンションの内見ではわからないことも多いので、契約前に確かめておきましょう。

また、日中と夜間では周辺環境に違いが出ることも多いので要注意! 資産価値を左右する重要なポイントなので、不動産会社や仲介業者へのヒアリングだけでなく、現地確認も併せて行うのがマストです。

【周辺状況のチェックリスト例】
・最寄り駅からマンションまでの街灯の数、交通量、人通り
・公共交通機関の有無、本数、始発や終電の時刻
・高速道路や工事などによる騒音が日常的に発生していないか
・周辺の建物によってマンションの日当たりが悪くなっていないか
・商業施設、医療機関、郵便局、金融機関などが付近にあるか

チェックポイント4.中古マンションを購入する場合は築年数や耐震性も!

中古マンション購入を考えている人は、築年数や耐震性も判断材料の一つです。建設してからあまりにも年数が経過していると、給排水設備や外壁なども劣化している可能性大。購入後にも定期的なメンテナンスが必要になり、費用がかさんでしまうので注意しましょう。

また、古いマンションの場合は耐震性が低く、災害時に損傷や傾斜が生じる危険性もあります。購入価格を抑えられる中古マンションですが、費用面のみでなく建物の状態が優良であるかどうかもしっかり見極めてくださいね。

絶対後悔したくない! マンション購入の注意点

大きな買い物だけに、無理なく返済できるプランを

マンション購入費用は住宅ローン返済によって、分割で返済していくのが一般的。理想を追いすぎるあまり、「少し予算オーバーだけど、コツコツ返していこう!」とついつい当初想定していた金額以上のマンションを購入してしまうことも…。月々のローン返済額が高くなってしまうと、貯蓄や生活費の工面に苦労してしまう可能性が高いので気をつけましょう。

住宅ローンの返済イメージは金融機関のホームページなどで簡単にシミュレーションすることが可能です。現在の貯蓄や給料を考慮した上で、毎月無理なくローン返済できるマンションを探しましょう。
内見や周辺環境の現地確認を十分に行うことで、自身のライフスタイルに合う物件がきっと見つかるはず。理想的な住まいを購入して、これまで以上に豊かな生活を手に入れてくださいね。

(最終更新日:2021.03.04)
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