マイホームを購入するにあたり、立地や周辺環境、設備、デザインなど様々なポイントをチェックしていることと思います。そんな中で、みなさんは「眺望」の良し悪しを気にしていますか? 建物の内装は、いざとなれば後からリフォームにより改善することができますが、眺望を変えることはできません。眺望に恵まれた家を手に入れるとどんな生活が待っているのか、住宅購入者の声を紹介します。
タワーマンション高層階の特権!? 高層ビル群を臨む眺望に酔いしれる
眺望重視の住まいとしてまず思い浮かぶのが、タワーマンションではないでしょうか。高層階であれば視界を遮る建物がなく、眼下に広がる絶景を好きなだけ眺めることができます。特に、都市部の高層ビル群を臨むパノラマビューの夜景は憧れの象徴的存在! 夜景が美しいタワーマンションで暮らす人々にお話を伺いました。
2020年の東京オリンピックに向け日々進化する街、勝どきの夜景は?
勝どきのタワーマンションを購入したMさんは、敢えて北向きの住戸を選んだそうです。理由は、高層ビル群を臨む夜景を存分に堪能するため。床から天井近くまである大きな窓から見る景色は迫力があります。こちらのタワーマンションにはベランダがありませんが、「ベランダがないからこそ得られた見事な景色」とMさん。勝どきの夜景を、とても気に入っている様子が伝わってきました。
※Mさんがタワーマンションを購入した注目の街、勝どきについては過去記事「【本当に住みやすい街大賞2019】第6位 勝どき:東京五輪を契機に、さらに活気付く街」や「【勝どき】映える絶景スポット満載」も参考にしてみてください
日本有数のタワマン密集地帯に生まれ変わった、武蔵小杉の夜景は?
Tさんがタワーマンションを購入したのは、近年の再開発により高層ビルが林立するエリアへ変貌を遂げた武蔵小杉。購入時は開発が進み始めた段階で値ごろ感があり、将来性を加味して購入を決めたそうです。写真の夜景は、最上階にあるスカイラウンジから撮影したもの。東急東横線や綱島街道、横浜方面を一望できます。大規模マンションは共有施設が充実しているため、購入した住戸が必ずしも絶景である必要はありません。Tさんのように、お買い得な低層階を購入し、眺望を楽しみたい時には最上階の共有スペースへ行くという選択も「アリ」ですね。
川のせせらぎを感じながら過ごす贅沢
「都会の高層ビル群もいいけれど、自然を間近に感じながら暮らしたい」なんて人も多いではないでしょうか。リバービューの物件であれば、川のせせらぎに癒され、心穏やかに毎日を過ごせそうです。行き交う船をのんびりと眺めることができるエリアもあり、優雅なひとときを過ごせそうです。
運河に面したバルコニーで朝食を!
お子さんの大学進学をきっかけに、家族そろって東京移住を決断したMさん。新築マンションをいくつか見学する中で、運河を一望できる角部屋住戸と出会い「これも何かのご縁」と購入を決めました。当初の予算はオーバーしていましたが「これだけ眺望が良ければ許容できる」と感じたそうです。運河を臨む北側バルコニーにテーブルセットを設置し、休日は朝食を楽しんでいるとのこと。運河を眺めながら優雅なひとときを過ごせる住まい、羨ましい限りですね。
リバービューの眺望に、愛猫も大満足!?
眺望の良いマンションを探していたKさんは、お住まいだった分譲賃貸の隣にあるマンションが売りに出て、購入を決めました。当初の予算を500万円ほどオーバーしていたそうですが、ベランダから川を望む眺望が気に入り、内見をしたその日に購入を決めたそうです。
川を眺めながら過ごせるベランダは、Kさんにとってくつろぎのスペースに。夏場は木製のテーブルを置いて、おつまみとビールを楽しんでいるとのこと。愛猫もお気に入りの場所になりました。ベランダに面した居室で過ごすひとときも快適なのだそうです。
家にいながら季節の移ろいを感じる喜び
桜や紅葉の名所に出かける人は多いと思いますが、家にいながら四季の移り変わりを感じることができたら素敵ですよね。絶好のロケーションで暮らしている住宅購入者を紹介しましょう。
リビングの窓から満開の桜を眺める、贅沢なひととき
結婚を機に、DINKS向けの新築マンションを購入したYさん。9階建ての最上階に位置し、周囲に高い建物がないため眺望が抜群。玄関サイドから、新宿副都心の高層ビル群を一望できます。そして、眼下には多くの花見客が訪れる桜の名所が! 引っ越し先が桜で有名なエリアであることをYさんが知ったのは、住み始めてからのこと。偶然手に入れた眺望ですが、毎年春になると、リビングの窓から満開の桜を眺める贅沢なひとときを過ごしているそうです。
低層地域のマンション最上階は、花火大会の特等席!
子育てをしやすい環境を求め、江戸川区にある小規模マンションの最上階住戸を購入したWさん。低層地域で目の前が公園予定地のため、周囲に高い建物が建つ心配がないことが魅力でした。最上階ならではの特権が、花火鑑賞を楽しめること。北側のベランダに出れば、全国的にも有名な江戸川区の花火大会の様子がとてもよく見え、南側のベランダでは毎日、テーマパークの花火を眺めることができるそうです。2ヶ所で花火大会が開催される日には、同時に鑑賞できることもあるそう。ベランダにはキャンプ用のテーブルを設置し、景色とともに食事を楽しむこともあるそうです。
戸建てでも、眺望にこだわりたい!
眺望に恵まれた住まいといえば高層マンションをイメージしがちですが、戸建てでももちろん、眺望にこだわることができます。特に注文住宅の場合、敷地形状や周辺環境を踏まえた家づくりがおすすめです。
豊かな自然を家にいながら感じられる空間をデザイン
転勤族だったというKさんは、定年まで5年を切ったタイミングでマイホームについて考え始めたそうです。300坪という広大な敷地を手に入れ、建築家に家づくりを依頼しました。山の中で自然が豊かな立地を活かし、LDKには大開口の窓を設置。恵まれた眺望を最大限に活かした設計で、家の中にいながら自然を間近に感じることができるそうです。
「海の見える家で暮らす」夢を、週末移住で叶える
Nさんは「海の見える家で暮らす」という夢をかなえるため、リゾート感あふれる横須賀市・佐島の丘にセカンドハウスを建てました。高台に位置し、海まで300メートルほどの恵まれた立地にあるため、2階のバルコニーから海を眺めることができるという羨ましい環境。かつて暮らした南カリフォルニアの風景を思い出すこともあるそうです。
まとめ
いかがでしたか? 眺望を気にする人、気にしない人はそれぞれですが、眺望が開けたマイホームでの暮らしが、心を癒し、モチベーションを上げてくれるかもしれません。また、眺望の良し悪しが資産価値に影響することもあります。家探しの際は、眺望もしっかりとチェックして選んでくださいね。
(最終更新日:2019.10.05)