マイホームを今後どうするのか、なかなか考えている人は少ないのではないでしょうか。
何かきっかけができたら住み替えるという人もいるでしょうし、いまの住まいに腰を据え、もしかしたらリフォームをするかもしれない、という人もいるでしょう。そんなマイホームの将来に関する意識が戸建てとマンションで異なるという結果が出ました。
集合住宅に住む人の方が自宅の売却を考えている傾向に
インターネットリサーチを手掛ける株式会社NEXERが、不動産の売買・賃貸仲介業を行う「株式会社オフィスパートナー」と共同で「暮らしに関するアンケート」を実施、自分もしくは親の持家に住んでいる678人の回答を集計したところ、今の自宅の売却を考えている人は約2割という結果となりました。
また、わずかな差ですが、時期を問わず集合住宅に住む人の方が自宅の売却を考えている傾向がでています。
マンションを購入した人の中には、将来への住み替えを視野に売却を考慮した家探しをしている人が多いのかもしれません。
マンション売却のセオリーは3ヶ月以内
マンションを売却するなら、3ヶ月以内に買い手を見つけるのが理想的とされています。なぜなら、3ヶ月を目安としてマンションの潜在顧客は一巡してしまうからです。
「潜在顧客」とは、マンションが売却に出されたとき、ちょうど購入を検討している人のことです。潜在顧客は物件の情報や価格を調べ、自分の思う条件と一致するかを検討します。そして、興味があれば売り手にコンタクトを取って内覧などに訪れます。逆に、興味がなければ別の物件を探し始めるでしょう。こうして、1つの物件に対する潜在顧客の動きが落ち着くことを「一巡した」と形容します。
潜在顧客が一巡すると、売り手に連絡してくれる人は途切れてしまうことが多いでしょう。3ヶ月を1サイクルだとすれば、売り手は4ヶ月目からは価格を変更するなどして新たに潜在顧客を呼び戻さなければいけません。できれば、2サイクル目となる半年以内にマンションを売却できることが理想です。
仮に2サイクルが終わってもマンション販売が続いている場合、潜在顧客に「売れていない物件」というイメージが定着するため、ますます売れにくくなっていきます。また、不動産会社も「長期在庫」と認識して、営業活動に力を入れてくれなくなってしまうこともあるかもしれません。
売る有利なタイミングは?
マンションを売り出すのに有利なタイミングはあるのでしょうか。マンションを売るなら秋頃がやや有利と考えられます。理由として、多くの人は新年を迎える1月か、新年度を目前に控えた3月に引っ越しを考えます。そうなれば、半年前には新居を決めておかなくてはいけません。
それらを逆算していくと、遅くても9月前後にはマンションを購入したいのではないか?というわけです。売却時期にこだわりがないのなら、9~11月に買い手を募ってみましょう。
【実施概要】
実施期間:2019年4月17日~2019年4月18日
実施対象:自分もしくは親の持家に住んでいるボイスノート会員
集計対象:678人
調査データ参照元:株式会社NEXER プレスリリース【一戸建てよりも集合住宅に住む人の方が自宅の売却を考えている人が多い】暮らしに関するアンケート
(最終更新日:2019.10.05)