朝から夜まで働いている、共働きで忙しいという場合には、どうしても洗濯が夜遅くになってしまうという人が少なくありません。しかし、マンションで暮らしていると、あまり遅くに洗濯機を回すのはどうなのかとためらってしまうこともあります。この記事では、マンションで洗濯機を使う際のマナーについて詳しく解説していきます。
マンションで洗濯機を使って良いのは夜何時まで?
マンションで洗濯機を使って良いのは何時までかというと、常識的には「7~21時」のあいだだといわれています。基本的に人が起きていて活動している時間なら、大丈夫だと言えるのです。よりトラブルを回避したいと思うのなら「8~20時」のあいだで洗濯機を回したほうが安心です。しかし、都心部であれば22時ぐらいまでは許容されるケースも多くあります。都心部では帰宅時間が遅くなる傾向にあるので、22時ぐらいから洗濯機を回す人も少なくありません。
大事なことは、周囲の生活リズムと合わせることです。周囲の人が寝ていない時間帯なら、洗濯機を回しても問題や迷惑になる可能性は低いでしょう。お年寄りが多いマンションなら、寝る時間が早くなるケースも多いので、洗濯機を使う時間には気をつけたほうが無難です。子どもがいる家庭なら、多少の騒音はお互い様と思ってくれるケースもあります。また、平日か休日かによっても洗濯機を使う時間帯は違ってきます。休日は平日よりもゆっくり寝ている人も多いので、常識的な時間から1時間ずらして8時からにするなどの配慮があれば、トラブルを避けることができるでしょう。
洗濯機の騒音が響く原因
洗濯機の騒音が響く原因には、4つあります。まずは「洗濯機が安定していない」ことが挙げられます。洗濯機はしっかりと水平に設置されていないと、がたがた動いてしまい騒音になるのです。洗濯機には、水平になっているかどうか確認する水準器が付いていることも多いので、確認してみましょう。付いていない場合には、ホームセンターなどで購入する、スマホのアプリを利用するなどの方法で確認ができます。
2つ目は「寿命」です。洗濯機の寿命は、およそ8年程度だといわれています。寿命がきていると、どうしても音が大きくなったりガタついたりしてしまうのです。また、古い洗濯機は最新式のものほど静音性に優れていないので、故障していなくても音が大きいケースも多くあります。そのため、8年以上使っていて騒音に困っているのなら買い替えを検討したほうがいいでしょう。節電や節水にもつながるので、長く使っているのなら思い切って買い替えるのもひとつの方法です。
「洗濯物が多すぎる」ということも関係してきます。洗うものが多すぎると、洗濯機の音が大きくなります。これは、洗濯機の中で衣服が偏ってしまうことで重心がずれ、振動が激しくなってしまうからです。洗濯物を溜め込んでしまうこともあるでしょうが、大量に入れすぎない、洗濯機が定めている容量を守るなどの対策を取ることで、騒音が軽減する可能性もあります。
最後は「床の材質」の問題です。洗濯機を置く場所の床が柔らかい材質だったり、振動を伝えやすい材質だったりするケースがあります。その場合には振動を伝えやすいので、騒音トラブルになってしまう可能性が高いのです。床の材質は変えることのできない部分ですから、騒音がどうしても気になるのなら引越しも視野に入れる必要があります。鉄骨鉄筋コンクリート造のマンションなら、揺れにくく振動に強いとされているので、マンションを選ぶ際に注意して見てみるのもいいでしょう。