近年は低価格な家具が増えていますが、組み立てを自分で行わなければならないことが多いと感じています。「女性ひとりでも組み立てられます」などと箱や説明書に書いていても、ドライバーでひとつずつネジ締めをするのは結構大変です。
そこで、女性でも扱いやすい電動工具をご紹介いたします。実益を兼ねた趣味として脚光をあびているDIYにもつながりますよ。
家庭でも”電動ドリル”の需要がアップ!?
筆者も実際、このタイプのカラーボックスや洗濯機周りの棚を購入したことがあります。設計図にはどのパーツをどこに合わせるか丁寧に書かれているのですが、想像以上に時間がかかってしまいました。握力が弱いこともあり、ネジが多い家具には苦労させられたものです。
そんなときに電動工具があれば、手軽に作業をすることができます。最近では自分好みに家具をアレンジしたり、オリジナル家具作りを楽しんだりする「DIY女子」も増えていて、ホームセンターなどでは使い方を丁寧に教えてくれることも。
電動工具はプロ仕様になると高価なものですが、数千円で購入できるアイテムも増えてきた印象です。DIYを楽しむなら、用意しておくといいでしょう。
あると便利な電動工具4つ
電動工具にはたくさんの種類がありますが、中でも押さえておきたいアイテムを紹介します。
・電動ドライバー(スクリュードライバー)
ネジ締めに活躍する電動工具。組み立て式の家具を購入するなら、あわせて用意しておきたいアイテムです。コンパクトなサイズで場所を取らないところも魅力。パワーはやや弱めですが、それが逆にDIY初心者には使いやすいかもしれません。
・ドリルドライバー
ネジ締めだけでなく、逆回転させることで緩めることも可能に。ビットといわれる先端部品を交換することで木材や金属に穴を開けることもでき、電動ドライバーと比べると力があります。
・インパクトドライバー
こちらもネジ締め、穴あけに使える電動工具。回転だけでなく打撃も加わるので、上記2つと比べると一番パワフルです。固い木材にも使いやすく、ネジをがっちり締められるというメリットがありますが、衝撃音が大きいため近隣の迷惑にならないように気をつけましょう。
・グルーガン
グルーとは接着剤のこと。スティック状の樹脂を溶かし、木材だけでなく金属や布製品なども接着することが可能です。アクセサリー作りなどで使われることも多いですが、小物を置く小さな棚なら、ネジなしでも手軽に作れてしまいます。100円ショップでも扱っているので、練習用に購入してもいいでしょう。
ほかにも、木材をカットする丸ノコや、木材の面取りができるトリマーなどもありますが、まずはこの基本セットを使いこなしてみましょう。
木材カットはホームセンターで
手作り家具の材料としては木材が一般的ですが、自分が作りたいサイズの板が売っているとは限りません。DIY初心者には板のカットは難しいので、ホームセンターでお願いするといいでしょう。お店で買ったものを指定のサイズに合わせてカットしてくれます。料金はカット回数によって決定することが多く、1カット数十円程度です。
事前に設計図を用意しておき、どのサイズの板を何枚用意すればいいか把握します。そのうえで、必要な板をチョイスして、サイズの指示をするわけです。最初はどの板を選べばいいのかすら、わからない。そんなときは設計図を店員さんに見せて相談するといいですね。板の無駄がなく、最適な材料を提案してくれるはずです。
電動工具の使い方をマスターすると、自宅に合ったサイズの家具作りができますし、ちょっとした補修もできるようになります。実益を兼ねた趣味として楽しんではいかがでしょうか。
(最終更新日:2019.10.05)