夫婦がともに働きながら、忙しい毎日の中で理想の住環境づくりに備えるマイホーム探し。職場へのアクセス、街の雰囲気、近隣施設の充実など気になる点も多く、子どもの有無に関わらず、共働き夫婦は重視すべきポイントを見失いがちになるケースが多くあります。ここでは、共働き夫婦がマイホームを探す際、街選びに役立つポイントを紹介します。
あれもこれもと欲張りすぎは禁物
街選びの際に気を付けたいのは、事前の情報収集を入念に行ったうえで、優先すべきポイントの順序をしっかり決めておくこと。妥協できる点は優先順位を下げておくことで、的を絞った街選びが可能となります。
共働き夫婦が重視すべき街選びのポイントとは?
街選びの際に気を付けたい主要なポイントを下記に挙げます。
通勤アクセスの利便性
2人の職場に通いやすい街をいくつか候補に挙げて、比較検討を。複数の路線が利用できるエリアは利便性も高く、満足度が高い傾向にあります。利便性が高く、さらに駅から近いという立地は確かに魅力的ですが、通勤・通学時間帯は周辺が混雑する、夜間でも騒々しいといったデメリットもあります。長期的に住むことを考えるのであれば、今後の生活スタイルの変化を考慮し、落ち着きのある環境を求めることも必要です。
長く快適に暮らせる街か
各種メディアで取り上げられている、話題の街に興味を惹かれている夫婦も多いはず。しかし、「繁華街が近く、楽しく過ごせそう」「駅の持つブランドイメージが好き」といった理由なら、少し立ち止まって考えてみるのもよいかもしれません。長い期間、生活するうちにライフスタイルが変わり、プラスの材料でなくなる場合もあります。
周辺施設の充実度
帰宅途中に立ち寄れる商店街や商業施設は、共働き夫婦の心強い味方になります。子育て中、もしくは将来の子育てを見据えている場合は、保育園や学校が近くにあるか、児童館や図書館などの公共施設、医療機関などが充実しているかも大きなポイントになるでしょう。
車移動のしやすさ
マイカーを移動手段の中心に据えるなら、通勤がしやすいかどうかもポイントのひとつ。子どもがいれば、保育園・幼稚園への送迎も必要な場合があります。両親の通院・介護をサポートする必要がある場合なども同様。検討している街に住んだ場合の車移動の動線をそれぞれシミュレーションしておくことで、「住んでみたら不便だった…」という失敗を減らすことができます。
治安・生活環境
公園・緑の多さや街の雰囲気などは、毎日の生活に大きく関わってきます。表面的な情報ではなかなかつかみづらいため、実際に足を運んで確認することをおススメします。遠方の場合は、口コミサイトを活用するなどして情報収集しましょう。
効率的に情報を集めるなら、相談カウンターへ行くのも手
時間の限られている共働き夫婦は、不動産会社などが提供している相談カウンターへ足を運ぶのも良いでしょう。街と住宅の情報に精通した専属のアドバイザーが無料で相談に対応してくれ、「そもそもマンションと戸建てはどちらがよいの?」などといった初歩的な悩みにも答えてくれます。最適な街選びに参考になるアドバイスを与えてくれることでしょう。
住宅に関する基礎知識をイチから学びたいという人には、無料の講座も開設している場合もあるので、合わせて受講してみると知識が深まります。
大手の相談カウンター以外にも、街の不動産会社でも無料相談サービスを行っているケースが多くあります。特定のエリアに強い会社に相談をしたい場合や、よりコアな情報を知りたい場合は検討してみましょう。
(最終更新日:2019.10.05)