エアコンの電気代が高くなる悪習慣
電気代が高くなる原因のひとつが、「設定温度を好きなだけ上げること」です。エアコンは部屋全体を暖めるのに向いている暖房機器なので、足元が寒いからといってエアコンの設定温度を上げていけば、当然電気代は高くなります。代わりに足元を暖めるのに適した小さな電気ファンヒーターなどを併用したほうが、よほど電気代を節約できます。
つぎに、「頻繁にスイッチを入れたり切ったりすること」も悪習慣のひとつです。電気代がもっともかかるのは、冷え切った部屋を暖めはじめる段階です。節約しようと考えて頻繁にスイッチを切ると、その都度部屋が冷えてしまいます。結果として、電気代が余計にかかってしまうので注意が必要です。しかし、つけっぱなしというのも電気代がかかります。長時間家を空ける場合には、エアコンのスイッチを切っておきましょう。
【エアコンの電気代が高くなる悪習慣】
1.設定温度を好きなだけ上げること |
2.頻繁にスイッチを入れたり切ったりすること |
エアコンの暖房にかかる電気代を節約するには?
エアコンの暖房にかかる電気代を節約するには、いくつかの方法があります。初期費用はかかりますが、新型のエアコンに買い替えることがもっとも効果的です。新型と旧型では、倍近く電気代が違う場合もあります。設定温度を低めにすることも重要です。おおまかな目安ですが、4人家族で18℃と28℃の設定温度にした場合では、1ヶ月あたり4千円ほど差が出ます。また、むやみにスイッチをオン・オフすることも、電気代が余計にかかる要因になります。
比較的新しい機種には「自動運転モード」がついています。エアコンに運転を任せるほうが電気代の節約になるので活用しましょう。サーキュレーターで天井近くの暖かい空気を循環させる方法も効果的です。意外に盲点なのが、エアコンのフィルターにほこりやゴミがたまっているケースです。エアコンの性能が落ちて余分な電気を消耗するので、定期的にフィルターを掃除しましょう。
エアコンの暖房を使うなら節約を!
冬の暖房費が悩みの種という家庭は少なくありません。住宅環境やエアコンの使い方によっては高額な電気代となってしまうので、なるべく節約しながら使うのが賢明です。電気代の計算方法を参考にしながら、暖房費がいくらになるのか計算してみてはいかがでしょうか。賢くエアコンを使うことで、地球にも家計にも優しい生活を心がけましょう。
(最終更新日:2020.07.09)