![](https://magazine.sbiaruhi.co.jp/wp-content/uploads/2017/06/170606_icon-2.png)
名前・性別 | Oさん 男性 |
---|---|
年代(購入時) | 30代前半 |
職業・業種 | SE・食品業 |
雇用形態・年収 | 正社員・500万円 |
家族構成 | 夫婦+子ども2人 |
勤務地・通勤時間 | 東京都稲城市・60分 |
社会人歴・転職回数 | 14年・0回 |
勤務先の社歴(ローン実行時) | 14年 |
![「塗装の外壁など、建売住宅の割に質が高いと感じている」という外観。子どもの日はベランダに鯉のぼりを飾り、クリスマスの際はシンボルツリーを飾りつけて玄関にもリースをかけるなど、季節の飾り付けを楽しんでいるそう。](https://magazine.sbiaruhi.co.jp/wp-content/uploads/2017/06/I170630-2.jpg)
物件所在地 | 東京都小金井市 |
---|---|
アクセス | JR中央線「武蔵小金井」駅 徒歩25分 |
物件種別・間取り | 新築建売戸建・3LDK |
購入価格 頭金 |
3,800万円 300万円 |
住宅ローン | 変動金利(半年型) |
住宅ローン 返済額 返済期間 |
月10万円(ボーナス払いなし) 35年 |
引越し前の所在地 | 東京都稲城市 |
購入前の家賃・間取り | 月7万円 2K |
結婚を機に、将来の子育てを見据えて住み替えを考えたOさん。当初は広い賃貸マンションへの引っ越しを考えていたそうですが、物件情報を調べるうち、購入へ気持ちが傾いたそうです。短期集中の家探しから現在の暮らしまでを伺いました。
稲城市内の賃貸住宅を転々としていた独身時代
独身時代は、勤務先がある稲城市内で賃貸住宅を転々としていました。結婚前の同棲期間には、南武線稲城長沼駅から徒歩10分程度のアパートにいました。1年ほど暮らしましたが住み心地は悪くなかったですね。ただ、将来子育てをすることを考えると2Kでは狭いと思い、広いところに借り換えを考えました。
インターネットで職場に通いやすい3LDK程度の賃貸マンションを探していたのですが、希望している立地・広さですと家賃は概ね10万円程度掛かるようです。毎月それだけの出費が必要なのであれば、戸建てを購入して住宅ローンを組んだ方が、同じくらいの支出で持ち家が持てるのではないかと考えるようになりました。
![上部に設置されたグルニエ(小屋裏収納)には、普段使わないものを収納。「夏場はとても暑くなるので、収納するものを選ぶようにしています。年々物が増えていく一方で、既に満杯です」](https://magazine.sbiaruhi.co.jp/wp-content/uploads/2017/06/I170630-1.jpg)
タイムリミットを意識した中で家探し
住宅購入に気持ちを切り替え、インターネットで情報を収集。気になる物件情報を掲載していた、国分寺の不動産会社を訪問しました。当初は3,000万円程度の予算で、3LDKの間取り、日当たりが良いことも条件に挙げていましたね。八王子方面からチェックを始めて、徐々に東側の物件を検討するようになりました。「年内に購入した方が価格交渉をしやすい」という噂を聞いたこと、アパートの更新が迫っていたことから、今思えばかなり焦っていたと思います。
![「塗装の外壁など、建売住宅の割に質が高いと感じている」という外観。子どもの日はベランダに鯉のぼりを飾り、クリスマスの際はシンボルツリーを飾りつけて玄関にもリースをかけるなど、季節の飾り付けを楽しんでいるそう。](https://magazine.sbiaruhi.co.jp/wp-content/uploads/2017/06/I170630-2.jpg)
たくさんの物件を見学した中で見えてきたこと
年末で仕事も忙しい中、約2ヶ月の間に数十軒ほど見学した結果、たくさん見過ぎて決断できなくなっていました(苦笑)。事前情報では気になっていた物件でも、土地勘がないエリアですと街の雰囲気にピンとこなかったことが多かったですね。また、昔からその土地に住み続けている人たちの中に入るのは「ご近所付き合いが大変そう」「受け入れてもらえるか心配」という気持ちも芽生えました。こうした感覚は、見学してみないと分からなかったですね。
![ゆったりとしたスペースが確保されている階段ホール。「たくさんの物件を見学した中で広いほうだと思いました。物を運ぶ時など、ラクですね」](https://magazine.sbiaruhi.co.jp/wp-content/uploads/2017/06/I170630-3.jpg)
小金井市の日当たり良好な建売住宅を購入
購入を決めたのは、9区画同時分譲の建売住宅。近隣に住んでいる方々は子育て世代が多く、ご近所付き合いがしやすそうだと感じました。日当たりがとてもよく、家の前が私道なので高い建物が建つ心配もありません。私が以前から庭いじりが好きなもので、庭が広いところも決め手のひとつになりました。
また、小金井市の街並みにも惹かれました。緑が多く坂が少ないエリアで暮らしやすそうだと感じ、当初の予算から見ればややオーバーしていますが決断しました。
![1人暮らしの時はプランターで植物を育てていたというOさん。現在は広い庭で庭いじりを楽しんでいる。「今はじゃがいもやトマト、ナス、アスパラ、ゴーヤ、茗荷など夏野菜を植えています。手入れは主に私の係ですが、子ども達も声をかけると手伝ってくれます」](https://magazine.sbiaruhi.co.jp/wp-content/uploads/2017/06/I170630-4.jpg)
購入から8年で住宅ローンの借り換えを実行
住宅ローンに関しては、不動産会社がいくつかの金融機関を紹介して下さった中で一番金利が安かった信託銀行の変動金利を選択しました。
勤務先には、同じタイミングで家を買った同僚が5人ほどいます。借り入れから8年ほど経ったある日、同僚の中で「最近は住宅ローン金利が下がっている」という話題があがりました。実際に借り換えを実行した同僚もいるようで、私も調べてみることに。その中で一番金利が安かったネットバンクで借り換えることを決めました。購入時の金利は0.975%でしたが、借り換え後は0.447%と半分ほどになり、手数料などを考慮しても借り換えたほうがお得です。月々の返済額は、10万円から8万5,000円程度まで減り、支払いがだいぶラクになりました。
![浴室にはスピーカーが設置されており、湯船につかりながら音楽を聴くことができる。「子どもが生まれる前はウクレレの音色などを聴きながら寛いでいましたが、最近はその余裕がなくなってしまいました」](https://magazine.sbiaruhi.co.jp/wp-content/uploads/2017/06/I170630-5-1.jpg)
ライフステージが変わってから気付いたこと
新居の間取りは3LDK。1階にLDKがあり、2階の居室は寝室と長男・次男それぞれの子ども部屋として活用しています。欲を言えば、リビングに隣接してもう一部屋、和室などがあればさらに良かったですね。現在、リビングは完全にリビングが子どもの場所になっています(笑)
少し後悔しているのが、旗竿地の家を購入してしまったこと。購入時は間口が2.5メートルあれば十分だと思っていたのですが、5ナンバーの車しか停めることができません。購入する車種が制限されてしまうことがストレスで、一時は家を買い替えようかと思ったほどです。そんなお金の余裕はありませんが……。
住宅購入当初は夫婦2人暮らしでマイカーもありませんでした。現状を想定できていれば、別の家を購入していたかもしれません。今から家を購入する方には「早く買わなければ」と焦らず、ライフステージがある程度進んでから購入する選択肢もあることを伝えたいです。
![リビングにはできるだけ物を置かないようにしているというOさん。ソファも敢えて置かず、スペースの確保を優先しているのだとか。「子どもの遊び場になっていて、電車のおもちゃで遊んでいる時は足の踏み場がない状態。なかなか片付けてくれないので、ついつい親が片付けてしまいます(苦笑)」](https://magazine.sbiaruhi.co.jp/wp-content/uploads/2017/06/I170630-6.jpg)
子育てがしやすい周辺環境に恵まれて
様々な思いはありますが、男の子が2人いて賑やかに過ごしていても周囲に迷惑が掛かりにくい、戸建てを購入しておいて良かったです。近隣住民の多くが子育て世代ということもあり、理解を得やすく有難いですね。マンションを買った知人の中には、近隣からの苦情に悩まされている人もいるようです。
また、街としてもとても良いところで、自然が豊かな立地ながら生活に必要な店舗が揃っていて過ごしやすいです。これからも家族仲良く暮らしていきたいですね。
![新築時に購入したO邸は現在、住み始めて9年目。「植栽がどんどん成長しています。金木犀など落葉しない木は掃除がしやすいのですが、コニファーのように大きくなる樹種は剪定が難しく、手入れに苦労しています」](https://magazine.sbiaruhi.co.jp/wp-content/uploads/2017/06/I170630-7.jpg)
![2人のお子様は小さな頃、庭でよく遊んでいたという。「同年代のお子さんが近所にいるので、最近は私道でボール遊びなどをしていることが多いですね」](https://magazine.sbiaruhi.co.jp/wp-content/uploads/2017/06/I170630-8.jpg)