昨今、男女共同参画社会が推進されている。これは単に女性の社会進出を後押しするという意味だけでなく、男性の家庭や地域への貢献機会を増やすなど、女性のみならず男性にとってのワークライフバランスも重視したものになっている。
流通・サービス業に特化したアウトソーシング事業を展開する株式会社メディアフラッグは、こうした男性の家庭・育児参画を応援するものとして、「マルチタスク人材」(特別なスキルや資格を必要としない老若男女問わず誰でもできる仕事分野で活躍している人材)に注目している。
同社によると、2017年3月時点の同社への登録者は女性が68%、男性が32%で、男性クルーの登録数は女性の約半分となっている。しかし、2016年1月から2017年3月までの一人あたりの月間稼働店舗数を見ると、ほとんどの月で男性の方が女性よりも多くなっており、男性クルーの活躍が増えていることが分かる。
家庭と仕事のバランスがとれる仕事例として、「収入サポートの手段として子育てしながら週2回ラウンド業務に入る」「妻を誘って週1回一緒に居酒屋調査を実施」などが挙げられており、ライフスタイルに合わせてできる仕事を取り入れていくことで、性別にとらわれることなくそれぞれのワークライフバランスが実現できるとしている。
なお内閣府が平成26年に「男性が家事・育児を行うことについてのイメージ」を調査したところ男性では「男性も家事・育児を行うことは当然である」と答えた人が一番多く、女性では「子どもにいい影響を与える」と答えた人が一番多いという結果が得られた。男女共に男性の家事・育児参加に対して好意的な評価をしており、こうした「マルチタスク人材」の活用の増大は、仕事も家庭も充実させる男性への一助となりそうだ。
ニュース参照元:PR TIMES
ニュース情報元:株式会社メディアフラッグ