【木場】その名からもご利益がありそう! 大丸ゆかりの「繁栄稲荷神社」

こんにちは、ARUHIマガジン地域レポーターのぽんたまんです。今回は、木場の歴史的なスポット「繁栄稲荷神社」を紹介します。

東京メトロ東西線「木場」駅から徒歩約2分。大丸松坂屋百貨店本社の前にあり、ビルとビルの間にひっそりとたたずむのが繁栄稲荷神社です。

境内や社は広々としていて、立派な鳥居が目を引きます。「稲荷神社」といえば、赤い鳥居が基本。しかし、繁栄稲荷神社の鳥居は赤くなかったので、ちょっと意外でした。

繁栄稲荷神社

ビルの隙間からかすかな光が神社に降り注ぐと、後光が差しているような神秘的な雰囲気が醸し出されます。この瞬間がきれいだったので、たくさん写真を撮ってしまいました。

鳥の模型を発見

境内の木には鳥の形をした模型が木にかかっていました。カラスよけでしょうか。なんだかかわいくてほっこりしますね。

繁栄稲荷神社の歴史

本殿は江東区唯一の木造神社建築なのだとか

「稲荷神社」というのはよく聞きますが、「繁栄」とはどういう意味なのでしょうか。

ここ、繁栄稲荷神社は商売繁盛がご利益の神社。京都の伏見稲荷大社から分霊してまつったことが始まりとされています。

京都から分霊したのは、百貨店として有名な大丸の開業者である祖下村彦右衛門(しもむらひこえもん)。木場が貯木場だった時代の1757年に創建されました。大丸江戸店が閉鎖される明治時代末までは、多くの人に商売繁盛の神として崇められていたと言います。
その後は根津財閥の創始者であり「鉄道王」と呼ばれた根津嘉一郎の青山邸(現 根津美術館)に移されます。関東大震災や第二次世界大戦をまぬがれたのは、青山邸に移っていたからです。災難をまぬがれた歴史から、なんだかただならぬパワーを感じますね。
そして1961年、旧地の近くに移り、そこから1989年に今ある場所へと移築されました。

1757年に創建されて以来、さまざまな場所から移ってきた繁栄稲荷神社。
わたしも願い事をしておきました。「お金持ちになりたい」と…!

木場親水公園を散歩した後に立ち寄るのがおすすめ

稲荷神社ならではのきつねも

木場駅周辺には公園がたくさんありますが、木場親水公園が繁栄稲荷神社の隣にあるんです。わたしのおすすめコースは、木場親水公園で散歩やジョギングをした後に繁栄稲荷神社へ参拝すること。天気が良く、清々しい休みの日にはそんなプランを楽しんでみてくださいね。

繁栄稲荷神社
住所:東京都江東区木場2丁目18−12
アクセス:東京メトロ「木場」駅徒歩約2分

※記事に掲載した内容は取材日時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけの際はホームページなどで最新情報の確認をお願いします

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