【赤羽】これぞ赤羽珍百景!? ビルの屋上にある「作徳稲荷大明神」

こんにちは、ARUHIマガジン地域レポーターのひさこです。今回はディープなスポットが数多くある赤羽の中でも注目の「作徳稲荷大明神」を紹介します。“ビルの屋上かつ、直接お参りできない神社”の秘密や参拝方法とは? 現地の様子をレポートします。

赤羽の玄関口・赤羽一番街商店街

現在の赤羽を代表する一角であり「呑兵衛の聖地」となった赤羽一番街商店街。おおよそ100メートルの商店街のなかに、100店舗もの飲食店がひしめき合い、昼夜問わず、連日大にぎわいの商店街です。商店街入り口に掲げられたARUHI presents 本当に住みやすい街大賞の看板も、今では赤羽の人にとってなじみ深いものとなりました。

赤羽の名物看板 ※2019年11月現在

そんな赤羽の発展と、赤羽に暮す人訪れる人の安心を願い、町並みを空から見守っているのが「作徳稲荷大明神(さくとくいなりだいみょうじん)」。

神社が見守る街並みの一部。京浜東北線の赤羽駅ホームも見えます 

赤羽ディープスポット「拝めないお稲荷さん」

こちらの神社は、すでに「ビルの屋上かつ、直接お参りできない神社」としてさまざまなメディアでも取り上げられ、赤羽のディープスポットとして話題となっています。実は私も、以前某テレビ番組にて、この神社を紹介しました! しかし、この作徳稲荷大明神は、建物を建て替える際、元々鎮座していた場所より造営主さんがわざわざ屋上へ移築させたほど大切にまつられてきたお社です。周囲の人々の興味とは裏腹に、ご利益のあるお稲荷さんとしても知られています。

フェンスで区切られた屋上にあるお社。参道からフェンス越しにお賽銭を投げ入れなくてはいけないため、“直接お参りできない神社”として知られています

開かれた作徳稲荷大明神

今年8月には、1階入り口より6階にあたる屋上のお社前まで整備を行い、きれいな参道に生まれ変わりました。お社を訪れる人に安心してお参りしてもらいたいという思いが感じられます。

ビル入り口を置くに進むと〝屋上参道入口〟の案内板があります

入り口にはご由緒の看板も設けられ、この神社がまつられた経緯などもわかるようになりました。

ご由緒が掲げられたことによって、より親しみが感じられるようになりました

新たなスピリチュアルスポット⁉

ご由緒によりますと、昭和5年(1930年)に「鍵屋染物店」を開業する際、京都の伏見稲荷大社より勧請したとあります。京都の伏見稲荷大社といえば日本全国のお社の総本宮。商売繁盛・五穀豊穣の神様として知られています。
6階屋上までを階段で上がって行くのは、なかなかつらく大変なこともあり、さらにありがたく感じます。ぜひ「お酒の入っていない時に」、この赤羽の新スピリチュアルスポットを訪れてみてください。

この階段を6階(屋上)分上がると屋上参道に到着します

最後に赤羽のお姉さんより大切なお話を! お参りの際はくれぐれもマナーは守ってくださいね。

作徳稲荷大明神
住所:東京都北区赤羽1-19-12(屋上)
※お参りは自由に行うことができますが、居住マンションの屋上となりますので、居住者や近隣への配慮を心がけてください

※記事に掲載した内容は取材日時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけの際はホームページなどで最新情報の確認をお願いします

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