【小岩】鉄道模型とたくさんの猫たちに囲まれて。 軟水の銭湯「友の湯」

小岩・友の湯

こんにちは! ARUHIマガジンのライター、斎藤若菜です。日ごろ、当サイトでさまざまな記事をお届けしていますが、実は私は小岩生まれの小岩育ち。この度「ARUHIマガジン地域レポーター」の大役を仰せつかりました。30年以上暮らした街、小岩のおすすめスポットを紹介します。

軟水のお風呂が8つに、お肌にやさしい軟水スチームサウナもあり!

第1回となる今回は、小岩駅南口から徒歩10分、昭和通り沿いにある銭湯「友の湯」を訪問。のんびりとした雰囲気の商店街にぴったりの「街の銭湯」らしい外観に歴史を感じます。

小岩・友の湯
よくある銭湯かと思いきや「8つのお風呂と軟水で温泉気分 鉄道パノラマホール」というキャッチコピーが。インパクトがあります

こちらの銭湯の特徴は、軟水の湯水を使用していること。日本の水は元々が軟水といわれていますが、カルシウムイオンなどの硬度成分も含まれています。ボイラーに付着しやすいため、それを避ける目的で、現在の店主である岩崎さんが銭湯を経営するようになったとき、軟水にする装置を取り入れたそうです。

小岩 友の湯
10年間のサラリーマン生活を経て、銭湯を受け継いだ岩崎久雄さん

軟水にする装置を設置してしばらくすると、お客さんから「お肌がツルツルする」「リンスをする必要がなくなった」「石鹸の泡立ちがよくなった」といった声がもたらされるようになったそう。「飲んでもおいしい」とのことで、現在70歳という岩崎さんがとても若々しく見えるのは、もしかしたら軟水の効果もあるのかもしれません。

9畳分の広さの本格鉄道模型ジオラマに驚き!

友の湯の名物といえる鉄道模型のジオラマは、岩崎さんが銭湯を受け継いで10年ほど経ち、二度目のリフォームを考えたときに設置したもの。「子どもから大人まで楽しんでくれる、お風呂以外に目玉となるものは何だろう?」と考えたとき、子どもの頃によく遊んでいた鉄道模型が思い浮かんだそうです。
鉄道模型は大きく分けてNゲージとHOゲージがあり、一般的にはコンパクトなNゲージを購入する人が多いそうですが、「友の湯」でディスプレイしている鉄道模型は大きめのHOゲージを採用。専門店に依頼し、スペースに合わせて特注で製作してもらったそうです。

小岩 友の湯
鉄道パノラマの模型は「HOゲージ」。交通博物館にあるようなサイズで、迫力があります

鉄道模型は普段静止していますが、小さなお子さんからリクエストがあったときなど、動かすこともあるとのこと。見かけることができた人はラッキーかもしれませんね。

小岩 友の湯
鉄道模型の多くが金属製。持ち上げるとずっしりと重く、驚かされます

猫たちに癒されてリラックス!

こちらの銭湯のもう一つの特徴は、たくさんの猫たちが暮らしていること。銭湯のお客さんが野良猫の保護活動をしていて、2匹譲渡してもらったことが始まりで、現在は12匹の猫たちが暮らしています。そのうち、3匹はこちらで生まれた猫とのこと。猫に会いたくて通う、常連のお客さんも多いそうです。

小岩 友の湯
どの猫もかわいく、人に慣れている印象。猫好きにはたまりません!

「猫たちは家族のようなもの」とにこやかに語る岩崎さん。どの猫ものびのびと、幸せそうに過ごしている姿が印象的でした。

小岩 友の湯
ねこじゃらしなど猫と遊ぶためのグッズが揃っていて、自由に利用することができます

軟水の銭湯に、鉄道模型のジオラマに、12匹の猫たち。オリジナリティにあふれる「友の湯」に魅了されっぱなしでした。そして何より、取材中に絶え間なく訪れるお客さんと談笑する岩崎さんの姿に、ここが地元で愛されている銭湯であることを強く感じました。

友の湯
住所:東京都江戸川区東小岩5-1-3
TEL:03-3659-8160
営業時間:13:10~24:55(最終受付 24:20)
定休日:火曜(月3回不定休)
駐車場:なし
HP:https://www.tomonoyu.tokyo/info.html

※記事に掲載した内容は取材日時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけの際はホームページなどで最新情報の確認をお願いします

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(最終更新日:2019.12.13)
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